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2011年7月31日日曜日

W杯ブラジル大会アジア3次予選、日本は北朝鮮、ウズベキスタン、シリアと同組に!!

Japan, DPR Korea grouped together(AFC Official Website)

Rio de Janeiro: AFC Asian Cup holders Japan will face DPR Korea in the third round of qualifiers for the 2014 FIFA World Cup after Saturday's draw pooled the two South Africa 2010 participants in Group C

Japan, who bowed out of the last World Cup on penalties to Paraguay at the Round of 16 stage before going on to win continental honours in Qatar, and the North Koreans have also been grouped with Syria and Uzbekistan.

Australia, runners-up to Japan in January's AFC Asian Cup final and the third of Asia's four representatives at South Africa 2010, are in Group D with four-time World Cup qualifiers Saudi Arabia, Oman and Thailand.

Korea Republic, who complete the quartet of Asian sides that took part at the first edition of the planet's premier football event to be played in Africa, are in Group B alongside Lebanon, Kuwait and the UAE, with the Gulf duo looking to take part in the World Cup for the only the second time after playing in the 1982 and 1990 tournaments respectively.

Qatar, the 2022 World Cup hosts, have been pooled in Group E along with three-time World Cup qualifiers Iran, Bahrain and Indonesia while China, Jordan, Singapore and Mexico '86 qualifiers Iraq make up Group A.

The top two sides from each group advance to the fourth round which will feature two groups of five playing in a round-robin, home and away format.

The winners and runners-up from these groups qualify for Brazil 2014 while the two third-placed teams face each other with the side that emerges victorious meeting a representative from South America in a continental playoff.

2014 FIFA World Cup - Qualifying Round 3

Group A

China

Jordan

Iraq

Singapore

Group B

Korea Republic

Kuwait

UAE

Lebanon

Group C

Japan

Uzbekistan

Syria

DPR Korea

Group D

Australia

Saudi Arabia

Oman

Thailand

Group E

Iran

Qatar

Bahrain

Indonesia


ワールドカップ南アフリカ大会に出場した日本韓国オーストラリア、北朝鮮とプレイオフに進出したバーレーンが登場する第3ラウンドのドローがブラジル・リオデジャネイロで行われ、日本はC組、北朝鮮、ウズベキスタン、シリアと同じ組となった。

南アフリカ大会アジア予選の上位国5カ国がシードだと思っていたのだが、そうではなく、一律でFIFAランキングの上位5カ国(日本、オーストラリア、韓国、イラン中国)がシードで第1ポットとなった。

日本は前回出場国の北朝鮮と同組となったわけだが、第3ラウンドは上位2カ国が自動的に最終ラウンドに進出する緩いルールなので、それほど厳しい組ではない。アジアもレベルがあがってきたわけでどこが勝ってもおかしくないレベルとなっている。

もちろん、最終ラウンドに進出してもらわなければ困るのだが、ザッケローニがテストで戦術をいじらなければ大丈夫ではないかな。おそらく。

2011年1月14日金曜日

日本は苦戦を制してノックアウトラウンドに王手!!

AFC Asian Cup 2011 Qatar Group B Matchday 2 Syria 1-2 Japan @ Qatar Sports Club Stadium
Syria:Firas Al Khatib 76(P)
Japan:Hasebe 35,Keisuke Honda 82(P)

シリアは赤一色のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。



日本はブルーサムライのファーストジャージ。システムは4-2-3-1。



日本、シリアに辛勝 10人での戦い制す(sportnavi)

シリア戦後 ザッケローニ監督会見
AFCアジアカップ2011
(sportnavi)

今日は、プレー面ではさほどタフなゲームではなかった。ウチが良くなかったのは前半、あれだけ得点のチャンスがありながら、このゲームを(早い段階で)決定づけられなかったことだ。チャンスを作ってゲームを展開していたのは、われわれの方だった。ヨルダン戦と比べれば、多少は良くはなった。レフェリングについてだが、PKのシーンは相手のシュート(がオフサイド)ではなく、日本のバックパスだったという説明を受けた。あとでビデオで確認したい。われわれは10人だったが、11人のようなプレーをしていた。選手たちには頼もしさが感じられた。

チームの出来には満足している。シリアは初戦に勝って、3ポイントを得て勢いに乗っていた。今日はかなり守りに徹して自陣でブロックを作っていたが、われわれは非常にうまく対応できたと思う。バイタルエリアに何本もボールを入れて、攻撃のバリエーションも増えた。フィジカル的にもヨルダン戦では不安があったが、それも徐々に改善されてきたという印象を持っている。


PKの場面については微妙な判定としかいいようがない。副審がオフサイドの旗を揚げており、判定が違うというのはどうなのだろうか。ビデオで確認しなければならないが、危険な場面にバックパスをするようならザッケローニのチームは混乱していると言える。ただし、あの場面はシリアのシュートであり、今野のバックパスではなく、オフサイドが先で川島のレッドもなかったというのが本当のところではないか。

ただ、勝ったことでグループステージ突破に向けて弾みがついたのは事実だ。前回ランナアップのサウジアラビアが脱落しており、3戦目もきっちり勝っておきたい。

――2列目のポジションだが、右から松井、本田圭、香川となったが、本田圭はやや右側にポジションを取り、右の松井と左の香川もポジションに変化があった。どこまでが監督の指示で、どこからが選手の判断だったのか?(後藤健生/フリーランス)

システムは特に変えていない。(いつもの)4-2-3-1だが、その使い方、理解の仕方は相手によって対応を変えている。シリアはヨルダンのようにブロックを作るカウンター主体のチームだが、ヨルダンとの違いは4バックが中央に絞り気味になることだ。そこでサイドを生かそうということで、両サイドの選手にはワイドに張るように指示した。また本田圭については、ウチのボランチが12番(M・アルゼイノ)に対応していたので、中盤に入って5番(F・イスマイル)を抑えるように指示した。


相手がある以上、システムもマイナーチェンジをしたということか。ザッケローニの戦術は今のところ当たっている。PKの場面で押し込まれたのは事実で、そこは修正しなければならない。

――次のサウジにどう対応するか? また、相手はグループリーグ敗退が決まっているが、そこに難しさを感じるか?

失うものがないチームというものは、何が起こるか分からない。相手は敗退が決まっているので、いい意味で緊張感なく試合に臨めるかもしれない。それが、どういう方向に出るか分からないが、注意は必要だ。サウジは0ポイントのまま帰国したくないだろうし、もともとは優勝候補の1つだった。相手をリスペクトした上で準備しなければならない。日本はほかのチームと比べて準備が遅れているので、この3試合目もしっかり戦って成長のために有効に活用したい。

――川島のPKのシーン、副審はオフサイドのフラッグを上げていた件についてどう考えるか?(外国人記者)

副審がフラッグを上げたのはわれわれも確認しているが、レフェリーはバックパスが入ったと結論づけた。だが「そうではない」というのが、われわれの見解だ。副審がフラッグを上げたのに、主審はあのようなジャッジを下した。

――公式戦初勝利ということになるが、この勝利の意味は?(外国人記者)

質問を聞いて、公式戦初勝利であることに初めて気がついた。それくらい頭はすでに次のサウジ戦に向いている。(サウジ戦には)できるだけいい準備をしたい。(本大会に向けて)準備が進まなかっただけに、2-1で勝てたことは最低限の結果ではあるが、チーム状況を考慮すれば満足できる。今日の勝利で、まだまだ日本には(上のステージに進む)可能性がある。さらに前に進んでいける。できるだけ多く試合をして、このチームの成長を早く促していきたい。


ザッケローニは決して大きなことは言わない。イタリアで監督をしていたときからまったく変わっていない。すべての印象が凝縮されたインタビューだった。研究熱心な監督であり、世界のトップではないが、教師としてうまく機能しているということか。

サウジアラビア戦に向けて準備をしているなら、引き分け以上の結果はでるだろう。引き分け以上で勝ち抜けが決まるが油断をすると足を掬われる。敗退が決まったサウジアラビアに敗退することだけはあってはならない。

2007年の借りを返して、グループステージを突破したい。

■シリア代表 ティタ・バレリュ監督

「日本のレッドカードは正当なもの」

選手たちは最初は(日本に対して)怖がっていたが、次第に雰囲気にも慣れ、(後半に)アル・カティブ(10番)が入ってからは自信を得るようになった。日本のレッドカードについては正当なものだったが、われわれが受けたレッドカードは受け入れ難いのものであった。われわれにとって、結果が引き分け以上でなかったことはハッピーではなかった。われわれは攻撃的なサッカーで勝ち点3の獲得を狙った。だが、日本が勝利したことは認めなければならない。次のヨルダン戦でもベストを尽くしたい。


シリアがいいサッカーをしたのは間違いない事実だ。オフサイドがバックパスと判断されたことも含めてサッカーであり、シリアは地の利がある。勝ち点3を狙ってのサッカーをシリアがしたことでスリリングな展開となり、日本もきちんとした対応を学ぶこととなった。シリアがノックアウトラウンドに上がって日本と再びあたることになれば強敵となる。ザッケローニはよくわかっているだろうが。

マイルストーンとしてのシリア戦 (1/2)
日々是亜洲杯2011(1月13日)
(sportnavi)

試合前のプレスルーム。日本のメディア関係者は、備え付けのモニターの映像に気が気でない。16時15分からアルライアン・スタジアムで行われている、ヨルダン対サウジアラビア。何と、格下と思われていたヨルダンが前半42分に先制点を挙げ、そのままタイムアップを迎えようとしていたのである。初戦でシリアに1-2で敗れ、急きょ監督を代えて背水の陣で臨んだ、中東の雄サウジ。ここでもし敗れれば、グループリーグ敗退が決まる。いや、事はサウジだけの問題ではない。この時点で勝ち点1の日本も、この後のシリア戦でさらなる重圧がのしかかることになる。

やがて試合は90分を超え、アディショナルタイムは5分と表示された。ここはヨルダンの終了間際での「勝負弱さ」に期待したいところ(初戦でヨルダンは、土壇場で日本に同点に追いつかれている)。当然ながらサウジも必死の猛攻を見せる。しかしヨルダンは、守備の要であるハテムをけがで欠きながらも、その堅守は決して崩れることはなかった。結局、1点を守り切ったヨルダンが逃げ切り、この時点で、勝ち点4でグループBのトップに立った。一方、サウジはこれで2連敗。前回大会の準優勝国であり、セミファイナルで日本を撃破したあのサウジが、かくもあっけなく連敗を喫するとは誰が想像しただろうか。そしてFIFA(国際サッカー連盟)ランキング100番台のヨルダンとシリアが、これほどの旋風を巻き起こすことも――。

ヨルダン対サウジの結果は、おそらく日本の選手たちにも伝わっていることだろう。これで日本は是が非でも、シリアに勝利しなければならなくなり、さらなる重圧を抱え込むこととなった。しかもこの日のスタンドは、カタール在住のシリア人で占められていて、ほとんどアウエー状態である。このゲームは間違いなく、ザッケローニ体制となって最初の試練となることだろう。


もとよりサウジアラビアの勝利を当てにする気持ちはなかっただろうが、ヨルダンの勝利で日本にプレッシャーがかかったのは事実。動きはよかったものの先制しても折れないシリアに苦しめられることになる。カウンターではなく、しっかりつないでこぼれを拾ってのセカンドアタックでゴールをこじ開けようと狙うシリアに対して受け身になってしまった。

この日の日本のスタメンは、以下のとおり。
GK川島永嗣。DFは右から、内田篤人、吉田麻也、今野泰幸、長友佑都。MFはボランチに長谷部誠と遠藤保仁。2列目は、右から松井大輔、本田圭佑、香川真司。そしてワントップに前田遼一。11人の顔ぶれとポジションはヨルダン戦と変わらず。ただ、試合が始まってみると、本田圭・香川・松井だったり、松井・本田圭・香川だったり、さらには松井が前田と前線で並んだり、本田圭がボランチのサポートに回ったり、中盤の構成が状況に応じてフレキシブルに対応していることが分かる。

「システムは(いつもと同じ)4-2-3-1だが、その使い方、理解の仕方は相手によって対応を変えている。シリアは4バックが中央に絞り気味になるので、両サイドの選手にはワイドに張るように指示した。また本田圭については、ウチのボランチが12番(ワントップのM・アルゼイノ)に対応していたので、中盤に入って5番(ボランチのF・イスマイル)を抑えるように指示した」(ザッケローニ監督)

とりわけこの日は、本田圭の3列目でのサポートが効果的であった。本田圭が下がれば、遠藤なり長谷部なりが攻め上がり、高い位置からパスを供給したり、厚みのある攻撃を仕掛けたりすることができる。前半の日本の先制ゴールも、こうした中盤の流動性から生まれたものであった。35分、本田圭がドリブルで右サイドから攻め上がり、GKが飛び込む寸前で中央へ折り返す。これを香川が受け、巧みな切り返しで相手DFを振り切ってシュート。いったんは相手GKにはじかれるも、このボールを松井が拾って後方に流し、長谷部が間隙(かんげき)を突くようなシュートを放つ。ボールは一直線にゴールネットに突き刺さり、シリアサポーターの歓声が瞬間的にやんだ。「チームで取った感じ」(長谷部)というゴールが決まり、日本は心理的アドバンテージを得ることとなる。

一方で気掛かりだったのが、前田の不発である。11分に内田からのクロスをヘディングで外したのを皮切りに、42分の遠藤からの絶好の折り返しも、後半4分の香川からのスルーパスも、いずれも得点につなげるには至らなかった。このうち1点でも決めていれば、もっと楽な試合展開になっていただろう。2年連続Jリーグ得点王の肩書を持つ前田だが、このところ代表では沈黙を強いられおり、ヨルダン戦でも前半のみの出場に終わった(李忠成と交代)。さすがにこの日は、引き続き後半もピッチに立つことになったが、後半26分に発生した「アクシデント」によって、またしても結果を残せぬままベンチに退くことになる。


今までの監督とは違い、ポジションチェンジ時の約束事はきちんとしていた。まだ日本代表らしくシステムに穴があることはあるが、穴のあいたポジションがないように動くという約束があり、スペースをきちんと埋めていた。中盤はうまく連動しており、前半はシリアを抑え込んでいる。

アウェイ環境で先制点を奪うのは重要であり、日本は定石通り前半から攻めた。

問題となるのは前田の不発としか言いようがない。絡んではいるのだがフィットはしていない。スペースがないと点をとれないならフリーになる動きをすべきだが、できていない。前田は2戦連続で結果を出せなかったわけで、3戦目はてこいれが必要かもしれない。他にFWがいるかというと岡崎を使うしかないのだが。システム変更が必要となっている時期かとも思う。

後半26分の「アクシデント」。それは、長谷部からの何でもないバックパスから始まった。この時、GK川島との間に微妙な距離感が生じ、シリアの選手が一気に詰めてくる。いったんは川島がクリアするが、これを相手選手に拾われ(この時、主審は近くにいた今野が「バックパスをした」と判断)、再びボールはゴール前に送られる。このボールを受けようとした19番のS・マルキと川島が交錯。S・マルキが倒れた瞬間、イラン人の主審はホイッスルを吹いて迷うことなくペナルティースポットを指し示す。だが、副審はオフサイドフラッグを上げていたため、当然ながら日本の選手は猛烈に抗議した。しかし判定は覆らず、主審はシリアのPKと川島の退場処分を宣告する。10人となった日本は、前田を下げて第2GK西川周作にすべてを託すも、F・アル・カティブの冷静なキックを防ぐことはできなかった。

前半の決定機を決め切れず、PKを献上して同点に追いつかれ、しかも1人少ない状態。まさに、これ以上にない最悪の展開である。「本当に心が折れそうになった」という今野のコメントも、決して大げさなものではなかったと思う。しかし、ここから日本は、さらにアグレッシブな姿勢を鮮明にしてゴールを目指す。34分、遠藤のスルーパスから、本田圭が岡崎慎司(後半20分に香川と交代)とのパス交換を挟んで右足シュート。さらにコーナーキックから、今度は長谷部と本田圭が連続シュートを見舞う。いずれも枠の外だったり、相手のブロックに阻まれたりしたものの、シリアの守備陣をひるませるのに十分有効であった。

そして後半35分、何と日本にもPKが与えられる。相手ペナルティーエリア内で、粘りに粘った岡崎がもぎ取ったビッグチャンスであった。これを本田圭が、大胆にもゴールど真ん中に蹴り込み(リプレー映像で見ると、あと少しでGKの足に当たるところだった)、ついに勝ち越しに成功。余談ながら、この本田圭のゴールは、日本代表公式戦における通算1000ゴール目に当たっていた。やはりこの男、何かを「持って」いるのかもしれない。その後の日本は、6分にも及ぶ長いアディショナルタイムを乗り切り、FKの壁の位置をめぐるいざこざにも冷静に対応(この時、相手選手が2枚目のイエローで退場処分となる)。最後まで集中力を切らすことなく、1点リードを保ったままタイムアップを迎える。勝ち点3を上積みした日本は、総得点でヨルダンを上回り、一躍グループ首位に浮上することとなった。


主審の誤審でPKに川島へのレッド。心が折れてもおかしくなかった。明らかな誤審はサッカーにつきものだが、それでもありえない判定に揉めに揉めた。PK判定が覆された例はいくらでもあるのに今回は覆らず。PKをきっちり決められて、同点に追いつかれる。

ヨルダンが勝っているため、シリアがドローなら最終戦にシリア、ヨルダンのドローで日本は敗退が決まる。絶対に勝たなければならないところで、岡崎、本田圭佑、長谷部が絡んだ攻撃は強力でついにシリアからPKをもぎ取り、勝ち点3をつかみ取った。

これでグループ首位。シリア、ヨルダンの結果に関係なく引き分け以上なら勝ち抜け決定となる。日本が負けた場合は得失点差の争いになり、2点差の負けは許されない。

サウジアラビア戦まで緊張感のある戦いができることは幸運なのか、不幸なのか。組み合わせに恵まれたと思われたが前回ランナアップのサウジアラビアが早くも脱落という死のグループとなった。

ザッケローニ率いる新生日本にとって、初の公式戦勝利となった今回のシリア戦。それは、勝ち点3以上の価値を持つ、ある種のマイルストーンとなるべきゲームであったと思う。確かに、チームとしても個人としても、まだまだ改善すべきところは少なくない。前者に関しては、後半26分のPK献上は明らかに守備陣の連係ミスによるものだ。また後者に関しては、トップフォームから遠ざかっている前田と、サイドのポジションで存在感をアピールできていない香川の今後が気になるところである。それでも、シリアに同点に追いついて以降の日本が、1人少ないハンディをものともせず、まさにチーム一丸となって勝ち越しに成功した経験は、今後さまざまな困難に直面した際にも、きっと有効に働くことは間違いないだろう。

それからもうひとつ。このシリア戦は「キャプテン長谷部」の地位が確立したという意味でも、銘記されるべきゲームであった。もちろん長谷部は、昨年5月30日の対イングランド戦以来、ずっと腕章を巻いている。とはいえ、ワールドカップ終了までの間、チームキャプテンは川口能活であり、長谷部はあくまでもゲームキャプテンであった。その後も、事あるごとに「キャプテンらしさ」を感じさせることはあっても、まだまだ初々しさのほうが前面に出ていたように思う。ところがこの日の長谷部は、あのPK献上の際には節度をわきまえながらも主審に迫力満点のアピールをし、一方でチームメートには冷静さを求めていた。その後シリアに同点とされても、チーム内の心理的動揺が最小限で済んだのは、こうした長谷部の強烈なキャプテンシーに負うところが大きかったはずだ。さらに言えば、日本に与えられたPKが仮に主審の「埋め合わせ」であったとするならば、これまた長谷部がチームを代表してアピールしてくれたおかげであったと言えるだろう。日本は、素晴らしいキャプテンを得たものである。

「2-1で勝てたことについては、最低限の結果ではあるが、チーム状況を考慮すれば満足できる。今日の勝利で、まだまだ日本には(上のステージに進む)可能性がある。できるだけ多く試合をして、このチームの成長を早くうながしていきたい」(ザッケローニ監督)

指揮官の言葉を引くまでもなく、この新しい日本代表は、大会を通して間違いなく成長を続けている。今後、彼らがどこまで勝ち進み、そしてどのような成長を遂げていくのか。今しばらく、見守っていこうではないか。


アジアレベルといえども簡単に勝てる状況ではなくなった。ランキング100位台であっても強いチームは強いということで、日本代表にとって転換期になったのは事実だ。相手にリスペクトを払い、きちんと勝っていくサッカーができるようになれば、さらにステップアップができるはずだ。

日本のキャプテンが長谷部であったことも力強い。中国大会で宮本がキャプテンシーを発揮したように長谷部もしっかりとチームをまとめ上げた。攻めなければPKもとれなかったわけで、長谷部の力は大きいと言わざるをえない。

日本はアジアでも簡単に勝てない。選手は身に染みてわかったはずだ。あとは体が動くように頑張るだけ。日本の試練はまだまだ続く。

2008年11月14日金曜日

結局はシリアが弱かっただけというお話

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan 3-1 Syria @ Home's Stadium Kobe
Japan:Nagatomo 3,Tamada 26,Okubo 52
Syria:Al Zeno 78(r)

日本代表はシリアに3-1で快勝したわけだが。シリアは消極さも見られるなど、真剣さは十分だったとは言えず。日本がやりたいことが全部出来たゲームでもあった。それでも3点は少ないし、クローズの仕方としても下手だったといえる。

シリア戦後 岡田監督会見 (1/2)
キリンチャレンジカップ2008
(スポーツナビ)

――交代枠をフルに使うと言っていたが、ハーフタイムで下げた3人(玉田、田中達、寺田)については、前半を見て合格点だったということなのか?

合格とかそういうことではなくて、シーズン終盤で選手の疲労がかなりたまっている中で、けが人を出したくなかったと。合格点だからとか、そういうことではないです。けが上がりの玉田、達也、それから寺田もけが上がりで、まだ(リーグ戦で)3試合くらいしかやっていない。そのへんの再発を心配していました。闘莉王もひざの痛みがあって、本当はハーフタイムで代えたかったんですけど、真ん中2人をいきなり代えるのは不安があったので、もう少しやらせました。

――阿部は足首が痛そうだったが、今日けがした選手はいるか?

(試合から)上がってきたときに確認した中では1人もいないです。ただ、明日になって痛む選手がいるかもしれないですけど、今のところは1人もそういう選手はいないです。


前半で交代したら合格点ということよりもコンディションを心配するのではないのか。岡田はこのことに関してはコンディション重視ということを強調している。ただ、怪我というのなら闘莉王は出すべきではなかったし、不安だったという意味がわからない。勝っても負けてもかまわないフレンドリーマッチで2枚を一度に代えることは経験になることはあっても損はしない。

阿部はフル出場で彼のコンディションはどう考えているのかということも突っ込んでほしかったのだが、マスコミはかなりやさしい。

勝ったから指揮官を責めるわけにはいかないということか。

シリア戦後 選手コメント
キリンチャレンジカップ2008
(スポーツナビ)

■中村憲剛(川崎フロンターレ)
「4点、5点決められるチャンスがあった」

人が代わることで周りも変わってくるから、(そういう違いは)面白かったと思う。(ワールドカップ予選のカタール戦に向けての修正は)決めるところで決め切ること。4点、5点決められるチャンスがあった。それを決めないと、(相手に)PKで点を取られたりするし、カウンターも速いから。今日の失点もカウンターからだった。人数はいるけれど、人に付き切れなかった。そこは反省点。あとは(攻撃時に)一本調子にならないこと。足もとにつなぐ時と(ディフェンスラインの)裏に出る時、そういうメリハリ、緩急がもっと出てくれば。そういうところがもっと整理されれば面白くなると思う。

(カタールとはアジアカップで対戦しているが)あの時はすごく守備を固めてきたが、監督も選手も変わっている。(対戦するときは)立ち上がりを慎重にして、相手の出方をしっかり見ていきたい。ただし受けてしまうと(相手の勢いに)のまれてしまうから、そこはしっかりみんなではじき返すくらいの気持ちでいきたい。今日くらいの立ち上がりでいければいいと思う。


中村憲剛はゲーム全体が見えていたようだ。怪我をしていたとはいえ、今日の出来は80点くらいではあるだろう。ただ、彼自身はフィニッシャーではないし、きちんと決めてくれる選手がほしいのではないか。もっと点が取れていたというのは本音だろうから。

オシム時代は動かないというイメージが強かったが、昨日の試合は動きは少ないながらもいいポジショニングをしていた。走らなくてもいなければならない場所にきちんとポジショニングをしているなら文句はない。それは効率的なサッカーであり、中村憲剛がその域を目指すならひとつのかたちということだ。

駄目なのは走りもせず、ポジショニングの理解もないこと。その意味では彼は一皮むけたという印象。化けたかどうかはこれからの試合にかかってくるわけだけれども。

シミュレーション未満 (1/2)
日本代表 3-1 シリア代表
(スポーツナビ)

日本の先制点は、開始3分であった。相手ボールをインターセプトした長友が、ドリブルでスルスルと駆け上がり、そのまま右足でシュート。弾道はゴール左隅を揺さぶり、長友にとってはうれしい代表初ゴールとなった。
「スペースが空いたので、とりあえず(前に)行こうと」(長友)

実際、シリアは試合の入り方が悪く、単独で攻め上がる長友に対してはほとんどノープレッシャーだったことは、明記すべきであろう。それでも、見ていて実に気持ちのよいゴールであったことに変わりはない。

そんな長友のゴールに刺激を受けたのか、その後も日本の小さな攻撃陣は前傾姿勢を保ったままゲームを支配。とりわけ、チャンスと見るや思い切ってシュートを放つ岡崎のアグレッシブな姿勢と、攻守の場面で積極的に顔を出す田中達のアジリティー(敏しょう性)が素晴らしい。日本の追加点は、時間の問題であった。

前半26分、右サイドから内田がマイナス方向に折り返し、中村憲がふわりと山なりのクロスを供給。これをファーサイドに駆け上がってきた玉田が左足インサイドで直接ネットを揺らした。流れるようなパスワークから見事なゴールが決まり、早くも楽勝ムードが漂い始める日本。その後、さほど大きなトピックスもなく、前半は2-0で終了する。だが、決して手放しで喜べる内容ではなかったのも事実だ。それはとりもなおさず、当たりの強さもプレーの切れ味も感じられない、シリアの歯ごたえのなさに起因していた。


前半のシリアは内田、長友が高い位置をとっても軽く抜けるようなザル守備で、サイドは崩し放題。あとは真ん中でどう合わせるかという問題だったが、チャンスを多く作った。前半だけでも決定機は5度ほどあり、2点をとったということは、この日のシリア程度のプレッシャーならシュートを枠に飛ばすだけの技術はあるということを示している。長友の折り返しが強かったとはいえ、決定機を空似向かって撃ってしまった岡崎は荷物をまとめたほうがいいくらい、玉田、田中達也は出来がよかった。大久保は消えている印象だったが、それはレッドの影響が残っているかどうかはわからない。

後半は両チームとも、すっかりテストモードとなった。

日本はハーフタイムで、まず3人を交代。玉田と田中達と寺田を下げて、佐藤寿人、香川真司、今野泰幸を投入。今野がボランチに入って、阿部がセンターバックに下がり、佐藤がトップ下、そして香川が左MFという布陣に変わった。この交代について岡田監督は「シーズン終盤で選手の疲労がかなりたまっている中で、けが人を出したくなかった」と説明している。確かに、ハーフタイムで代えた3人は、いずれもけがから復帰したばかり。ここで無理をさせる必要はまったくない。逆に、チャンスを与えられた選手たちにしてみれば、絶好のアピールの場である。とりわけ香川にとっては、内心、期するものがあったはずだ。

香川といえば、先月のUAE戦で代表初ゴールを挙げたものの、その後の再三の絶好期をミスでつぶし、見る者を大いに落胆させていた。この試合で自信を取り戻すことは、本人のみならず、今後の代表の戦いにおいても、必ずやプラスになるはずであった。しかし、当人に必要以上の気負いがあったのか、絶好期に放ったシュートは2本ともネットを揺らすには至らず。後半3分のドリブルからのループシュートはバーを越え、25分の内田のクロスに反応してのヘディングシュートは威力に乏しく、相手DFに難なくクリアされてしまった。試合後は「ワンチャンスを大切にしていかないと」と反省しきりだったが、果たして指揮官はいつまで、香川の真の覚醒(かくせい)を待ち続けるのだろうか。


香川は初キャップのときの輝きをすっかり失ってしまったように見える。動きはいいし、チャンスメイクもうまい。サイドでボールキープもでき、クロスの精度も高い。だが、それだけだ。みずからがフィニッシャーとなったときに彼は上がり症の役者のようにテクニックを忘れてしまう。これではただの上手い選手で彼に代わる選手はJリーグにはゴロゴロいる。香川よりも梅崎や柏木を使ったほうが中盤や前線は活性化するだろう。シリア戦というフレンドリーマッチを考えれば、梅崎、柏木の招集があってもよかったのではないか。

「結果的に3-1(の勝利)で、相手が3バックでサイドがフリーだったことを差し引いても、選手たちはチームが勝つためによく戦ってくれた。ただ、この勝ちが次のカタール戦に対して何も保障するものではないことを、われわれは忘れてはならないと思っています」

結局のところ、試合後の岡田監督のこの言葉が、すべてを言い表していたように思う。何ら歯ごたえが感じられないままに終わった、この日のシリア戦。試合後、にわかに浮上したのが、この試合が本当にカタール戦へのシミュレーションになり得たのか、という疑問である。残念ながら、それは二重の意味で「否」であったと言わざるを得ない。

すなわち、6日後に対戦するカタールは、この日のシリアとは比べものにならないくらいプレッシャーが強く、個の力に優れていること。そして、欧州組とガンバ組が合流すれば、今日チャンスを与えられたメンバーの大半がベンチ、もしくはベンチ外に追いやられるのは間違いないこと。それは、中盤で孤軍奮闘しながらゲームメークしていた中村憲でさえ、決して例外ではないだろう。

極論するなら、このシリア戦の唯一にして最大の目的は「中澤の穴は誰が埋めるのか」――そのための壮大なテストであったとさえ言えよう。だが、こちらについても、100パーセントの確信を得たとは言い難い。

前述のとおり、寺田はけがから復帰間もないため前半で退いたし、後半11分に出場した高木和道は闘莉王との交代であった。寺田と高木、あるいは高木と闘莉王といった組み合わせを試さなかったのは、いくら「組み合わせよりも、選手個人のパフォーマンス」(岡田監督)とはいえ、やはり疑問が残る。そもそも、センターバックのバックアッパーが寺田と高木のみというのも、いささか心もとない。今さらではあるが、北京五輪に出場していた吉田麻也(名古屋)や森重真人(大分)ら、もっと選択肢を広げてもよかったのではないか。もちろん、コロコロ変えるべきポジションではないことは承知している。が、いつまでも中澤と闘莉王に依存しすぎたツケは、想像以上に重い。


そう、この試合はフレンドリーマッチで中澤が怪我で辞退、闘莉王も怪我を抱え、阿部も万全ではないという状態でCBのバックアッパーを試す場であったことは確かだ。勝ち負けは二の次で高木、寺田というコンビを試すべきだった。使えないというのならそれはひとつの答であり、より幅の広い選択肢から中澤、闘莉王の次の世代を見つける必要がある。岡田は2010年までで終わるかもしれないが、日本代表はそのあともずっと続いていく。そのために現在の遺産を食いつぶすだけでは話にならない。

それに中澤はジーコ2006年W杯ドイツ大会で惨敗したあとに代表引退を表明している。後継のCBがいないからと言わざるを得なかったのは坪井が怪我をしたあとにバックアッパーが茂庭しかいないというドイツでのショッキングな出来事にも象徴される、レギュラーの固定化という弊害ではなかったか。

CBはアジアレベルなら通用する選手はたくさんいる。その選手を国際大会で出せるように経験を積ませるべきなのだ。中澤が、闘莉王がいませんでした。すなわち絶対絶命ということでは、ファンとしてはどうなっているのだというしかない。あるいは負けるかもしれないと見なくなるか。

今の日本代表ビジネスはワクワクするようなものではない。W杯で4位以上というのは難しい。それでもその目標に向かって進歩しているのならかまわないのだが、今のままだとまたドイツの痛みをどこかで味わうことになる。

W杯に出られなかったときにサッカーをやっていた人間が感じていた思いを、また思い出さなければ改革というのは進まないのだろうか。あるいはそのときになっても責任問題ばかりで内部紛争がおこるだけなのだろうか。

2008年11月13日木曜日

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japa vs. Syria 13th November 2008

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan 3-1 Syria @ Home's Stadium Kobe
Japan:Nagatomo 3,Tamada 26,Okubo 52
Syria:Al Zeno 78(r)

両国国旗、フェアプレー旗に続いて両国選手の入場。シリア国歌「祖国の守護者よ」の独唱、TASAKIペルーレFC DF池田浩美選手、FW大谷未央選手、DF下小鶴綾選手&兵庫県内(神戸市・西宮市)の小学生による日本国歌「君が代」の合唱。

日本は青、白、青のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。


Japan (Kirin Challenge Cup 2008 Japa vs. Syria)
 Tamada 
 Tatsuya Tanaka 
OkuboOkazaki
AbeKengo Nakamura
NagatomoUchida
Tulio TanakaTerada
 Kawaguchi 


シリアは赤一色のファーストジャージ。システムは3-4-1-2。

Syria (Kirin Challenge Cup 2008 Japa vs. Syria)
ChaaboRafe
 Al Sayed 
AyanJenyat
AbdullahAl Rashid
DakkaDyab
 Esmaeel 
 Balhous 


前半。日本のキックオフ。

犬飼会長はバックパス禁止という話だったのにいきなりバックパスから入る。川口はフィードは大丈夫なのだっけ。彼はハイボールだけが弱点ではなかった記憶があるのだけど。

2分、日本。左サイドでボールを奪った長友がドリブルで中に切れ込みながらロングで運び、エリア外から右足でシュート。ゴール左隅に決まってゴール。1-0。

いきなり日本は長友の長いドリブリングからのミドルでシリアの守備網を切り裂いた。

6分、日本。右サイドの内田から田中達也にパス。田中達也が右サイドでキープ、内田とのワンツーからマイナスのクロスを受けた玉田がシュート。ゴール左に外れる。

展開の速さからなのか、田中達也のクロスは玉田の足下に入ってしまった。足下では玉田の左足が強烈でも狙いはつけづらい。

15分、シリア。玉田をファールで止めたシャーボにイエローカード。

19分、日本。中村憲剛のCK。ファーで寺田が叩きつけたがゴールラインでDFが弾き、闘莉王のシュートもライン上でシリアが弾き返した。

GKバルフスは完全に抜いたが、シリアはゴールライン上できっちりカバーに入っていた。

23分、日本。右サイドで細かくつなぎ、内田のクロスのこぼれ球を拾った長友からの折り返し。岡崎が合わせるがゴールのはるか上。

長友のクロスが強かったというけれども岡崎が振らなければゴールに突き刺さっていたはず。岡崎は相変わらずシュートが下手だ。

25分、日本追加点。右サイドで岡崎、田中達也、内田と振って中村憲剛に。中村憲剛からの浮き球にファーで左足を合わせた玉田がネットに突き刺してゴール。2-0。

オフサイドぎりぎりで飛び出した玉田が左足を合わせただけでゴール。やっぱり彼はボールコントロールが素晴らしい。

それにしてもテレビ朝日は雑談ばかりでシリアの選手の名前を言わないなあ。

38分にはトラブルになった長友とジェニアトがレフェリーの仲裁で握手。

アディショナルタイムは2分。

前半はこのまま終了。2-0と日本リードで折り返し。

45分、日本。玉田に代えて佐藤寿人、田中達也に代えて香川、寺田に代えて今野を投入。

45分、シリア。シャーボに代えてアルジノ、アルラシドに代えてアルエイトゥニを投入。

後半。シリアのキックオフ。

サイドから攻めろという指示が出ているはずだが、プレスがかからない分、中に入り気味になっている。もうちょっと上からのワイドな映像があればわかるのだが、2列目の3人の幅は狭い。

50分、シリア。イスマイルに代えてアルアミナを投入。

53分、日本。今野のボールキープから右サイドを香川が駆け上がり、エリア内で放して長友に渡してのシュート。GKバルフスがセーブ。

香川のドリブリングでエリア内に切れ込んで外に放してのシュート。それにしてもシリアはまったくプレスがかからない。

54分、日本。中村憲剛のCK。ファーサイドで今野がヘッドを合わせるがGKバルフスがセーブ。

今野がフリーでヘッドを叩きつけるがGKバルフスがビッグセーブ。

55分、日本。闘莉王に代えて高木を投入。

CBのコンビは阿部と高木に。

57分、日本。右サイド内田からのパスでオフサイドラインを破った香川がGKバルフスと1対1になり、ループで頭を越すが大きすぎて枠に入らず。

あそこはループしかないけれど。なぜ枠に飛ばせないかなあ。

58分、日本。アヤンにファールをした内田にイエローカード。

ちょっとタックルが深かった。ボールにいっていたけれどももうひとつの足が足を刈ってしまった。

61分、日本。左サイドをドリブルで上がった長友からのクロスを大久保が右足の爪先でシュート。シリアのDFダッカに当たってコースが変わったボールはそのままゴール。3-0。

長友からのクロスはきっちり大久保のところへ。蹴ればいいというボールに、相手DFに当たってコースが変わるという運も加わってゴール。GKバルフスはコースに入っていたのにね。

63分、シリア。川口にファールをしたラフェにイエローカード。

64分、シリア。バルフスに代えてアルアズハルを投入。

GK同士の交代。出来の問題ではないとは思うけれども。

66分、日本。右サイドでボールをキープした香川からのクロス。相手DFに当たって佐藤寿人のところへ。右足でゴールを狙うがわずかにゴール左に外れる。

佐藤寿人のところにビッグチャンスが来るような巡りなのか。ここは決めなくては。惜しいシュートではレギュラーは勝ち取れない。大久保も詰めていたが動けなかった。

67分、日本。大久保に代えてを投入。

4人のFWを全員投入。シリア相手に3-0とはいえ、そろそろゲームをクローズする準備も必要なのではないか。前がかりになる危険性を考えているのだろうか。

なぜ内田がそこにいるというくらい高い位置に内田がいる。高い位置にいてもかまわないのだけど、香川だったり佐藤寿人だったり岡崎だったりがいるべき場所ではないのか。サイドアタックは両サイドのフルバックはサポートに徹するものでメインの武器ではないぞ。

76分、日本。エリア内で香川がアルアミナが倒してPKの判定。

香川は経験という面では今ひとつ。あそこは倒しても一緒に倒れるとか。そういう狡猾さを見せてほしかった。レフェリーを見てはね。PK?と聞いているようなもの。

77分、シリア。PK。アルジノがGK川口の逆をついて右足で左隅に決めてゴール。3-1。

守護神川口も届かず。ゴール内のボールを持って帰らないというところで勝負に対しては淡泊なのかと思う。

78分、日本。内田に代えて駒野を投入。

80分、シリア。ジェニアトに代えてアルアガを投入。

81分、シリア。岡崎をファールで止めたダッカにイエローカード。

日本はホームでこんなに疲れていてどうする。カタール戦ではアウェイでほとんどの選手が90分走らなければならないというのに。

今の日本はレギュラーと控えの差が大きすぎる。このシリア戦はもっと控え組を使ってもよかったのでは。

アディショナルタイムは1分。

中村憲剛も正直にボールを放り込まなくてもサイドでキープという練習をすればよかったのに。あやうくカウンターを仕掛けられるところだった。

ゲームはこのままタイムアップ。3-1で日本の勝利。前半の出来に比べて後半はかなり落ちたゲームだった。

闘莉王、中村憲剛強行出場へ!! 寺田、高木のコンビでは駄目なのか?

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan vs. Syria @ Home's Stadium Kobe 13th November 2008

怪我人続出の日本代表。こういうときに、天皇杯の日程と重ねてまで無理矢理作ったフレンドリーマッチだというのに岡田は新しい選手を試すこともなく、闘莉王と中村憲剛を強行出場させるようだ。

闘莉王&憲剛、シリア戦強行出場へ(日刊スポーツ)

前日11日の練習を途中で切り上げたDF闘莉王(27=浦和)とMF中村憲剛(28=川崎F)が、シリア戦に出場できる見込みとなった。闘莉王は打撲した右ひざに痛みがあり、検査を受けたところ水がたまっていたが「痛いけど大丈夫」と話した。古傷の右足首をひねった中村憲も「痛みはプレーできる程度。よかった」。岡田監督も「2人は全然問題ない」と起用をほのめかしていた。


CBは闘莉王も怪我をしている。中澤、闘莉王のコンビがふたりとも使えない場面もある。日本人CBの層はそれほど薄くはなく、足りないのは国際経験だけ。AFC Champions Leagueで優勝したG大阪の中澤聡太と山口のコンビなど試すべき人材も多いはず(彼らは今回招集はできないが)。今回も寺田と追加招集された高木がいる。彼らふたりのコンビを試すことはフレンドリーマッチでも許されないのか。

レジスタにしてもそう。フレンドリーマッチがあること、怪我人が多いことで25人の招集となったが、遠藤がAFC Champions Leagueで不在となると代役がもう中村憲剛しかいない。こんなことで大丈夫なのかという気がする。

中村憲剛にしても、アジア最終予選になり、遠藤、中村俊輔、長谷部、松井大輔が合流すると出番がなくなってしまう。捻挫くらいの怪我なら出るというだろう。

若い選手を試すという意味で谷口(川崎)、細貝(浦和)らを試すことは出来なかったのか。あるいは阿部にレジスタを任せるという意思はないのか。

この怪我人続出という事態に乗っかったのがテレビ朝日

最終予選カタール戦まであと6日!守備の要・中澤、守護神・楢崎が戦線離脱!さらにエース中村俊輔も負傷。最終予選アウェーのドーハ決戦直前、絶体絶命のピンチを迎えた日本。闘莉王、大久保らが試練の一戦に挑む!


楢崎と中澤が怪我で出られないのは事実、中村俊輔の負傷というのも事実だが、日本代表は限られたスカッドではない。日本人であれば、Jリーグや海外クラブから自由に招集することができる(もちろん本人が辞退することも自由)。彼ら3人が出られないというだけで絶体絶命となるチームはどうなのか。まるで破産寸前でぎりぎりの人数でやっている極貧クラブのようではないか。

テレビ朝日は「絶対に負けられない戦い」など選手を追い込むキャッチコピーを作るのは得意で、絶体絶命というネガティブな言葉で煽るのもその流れだろうが、実はシリア戦は勝っても負けてもかまわないフレンドリーマッチだ。もっとポジティブなコピーを使えなかったのだろうか。

2008年11月6日木曜日

シリア戦、カタール戦に向けて日本代表メンバー25人を招集!!

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan vs. Syria @ Home's Stadium Kobe 13th November 2008

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 4 Qatar vs. Japan @ Al Sadd Club 19th November 2008

キリンチャレンジカップ2008~ALL FOR 2010!(11/13 vsシリア代表 @神戸)
2010FIFAワールドカップ南アフリカ アジア最終予選 (11/19 vsカタール代表 @カタール)
日本代表 メンバー
(日本サッカー協会)

GK
 
川口 能活 KAWAGUCHI Yoshikatsu
 1975.08.15 180cm  77kg  
ジュビロ磐田  114 / -103
 
楢﨑 正剛  NARAZAKI Seigo
 1976.04.15 187cm 80kg 
名古屋グランパス 63 / -64
 
川島 永嗣 KAWASHIMA Eiji
 1983.03.20 185cm 80kg 
川崎フロンターレ  1/-1


DF
 寺田 周平  TERADA Shuhei
 1975.06.23 189cm  80kg 
川崎フロンターレ  2 / 0
 中澤 佑二  NAKAZAWA Yuji
 1978.02.25 187cm  78kg 
横浜F・マリノス  82 / 15
 田中 マルクス 闘莉王 TANAKA Marcus Tulio
 1981.04.24 185cm 82kg 
浦和レッズ 17 / 3
 駒野 友一 KOMANO Yuichi
 1981.07.25 172cm 76kg 
ジュビロ磐田 39 / 0  
 阿部 勇樹 ABE Yuki
 1981.09.06 177cm 77kg 
浦和レッズ 32 / 2
 長友 佑都 NAGATOMO Yuto
 1986.09.12 170 cm 65 kg 
FC東京  5 / 0
 
安田 理人 YASUDA Michihiro ※1
 1987.12.20 173cm 65kg 
ガンバ大阪  5 / 0
 内田 篤人 UCHIDA Atsuto
 1988.03.27 176cm 62kg 
鹿島アントラーズ  12 / 1
 

MF
 
中村 俊輔 NAKAMURA Shunsuke ※2
 1978.06.24 178cm 70kg 
セルティック(スコットランド)  81 / 22
 橋本 英郎 HASHIMOTO Hideo ※1
 1979.05.21 173cm 68kg 
ガンバ大阪  6 / 0
 遠藤 保仁 ENDO Yasuhito ※1
 1980.01.28 178cm 75kg 
ガンバ大阪 72 / 7
 
中村 憲剛 NAKAMURA Kengo
 1980.10.31 175 cm 67 kg 
川崎フロンターレ 28 / 3
 
松井 大輔 MATSUI Daisuke ※2
 1981.05.11 175cm 64kg 
サンテティエンヌ(フランス)  12 / 1
 今野 泰幸 KONNO Yasuyuki
 1983.01.25 178cm 73kg 
FC東京 25 / 0
 長谷部 誠 HASEBE Makoto ※2
 1984.01.18 179cm 72kg 
VfLヴォルフスブルク(ドイツ) 15 / 0
 香川 真司 KAGAWA Shinji
 1989.03.17 172cm 63kg 
セレッソ大阪 5 / 1


FW
 
玉田 圭司 TAMADA Keiji
 1980.04.11 173cm 67kg 
名古屋グランパス 51 / 11
 
巻 誠一郎 MAKI Seiichiro
 1980.08.07 184cm 81kg 
ジェフユナイテッド千葉 34 / 8
 
佐藤 寿人 SATO Hisato
 1982.03.12 170cm 68kg 
サンフレッチェ広島  23 / 3
 
大久保 嘉人 OKUBO Yoshito
 1982.06.09 170cm 73kg 
ヴィッセル神戸  31 / 4
 田中 達也 TANAKA Tatsuya
 1982.11.27 167cm 63kg 
浦和レッズ  10 / 1
 岡崎 慎司 OKAZAKI Shinji
 1986.04.16 173cm 70kg 
清水エスパルス  2 / 0

※1:11月12日(水)ACL決勝に出場するガンバ大阪の選手は、11月14日合流予定
※2:海外クラブ所属選手は、カタールにて合流予定


大会概要発表 犬飼会長、岡田監督ら会見
キリンチャレンジカップ2008~ALL FOR 2010!~
(スポーツナビ)

――犬飼会長、ここまで岡田ジャパンの戦いぶりを見ての感想、課題や評価すべき点はどこか? それから岡田監督には、8月に強いウルグアイと対戦して、直後のバーレーン戦でいい戦いができ、今回のシリア戦は「ピッタリの相手」ということだが、カタールと戦う上でどういったところがピッタリなのか、具体的に教えてほしい

犬飼 今の「岡田ジャパン」という代表チームは、途中で監督(オシム)が病気になるというアクシデントがあって、代わりに引き継ぐという難しい状況の中で、最終予選を迎えました。第1戦のバーレーン戦を見る限り、監督の思ったような戦い方ができるようなチームになってきたと思いますし、特に、バーレーン戦での最初3点を入れるところまでは日本代表はすごくいいチームになったなと感じさせられました。あの勢いをさらに進めて完成形にもっていってもらいたいと思います。

岡田 シリアがどういうチームで来てくれるのか、まったく分からない段階ですけど、全然マッチしてない相手なんて言えるわけないので(笑)、これは分かりません。ただ同じ中東のチームということで、ある意味、タイプとしてはしっかりしたディフェンス、速攻、そういうサッカーをやってくれるのではないかと。

われわれとしては、正直に言いますと、(相手が)中東タイプでなくても、それに越したことではないんですけど、大きな問題はなかったわけです。海外組は合流できないので、ここで集まれるメンバーの中で今までのチームのやり方の確認、それとともにやはり層を厚くしていかないと、この予選は戦い抜けないと思っていますから、チャンスでもあると思っています。

ウルグアイ戦のときに関して言うと、あの試合のおかげで新しい発見(=課題)があったわけですけど、今度のシリアとの試合で新しい発見がないことを祈っています。


もうスーパーポジティブとしか言いようがない会見ではあるね。

シリアと対戦して課題が出てこないなんてありえない。大学生とやって敗戦というチームはどう建て直したのだ。ポジショニングとプレーエリアの確認からやり直せといいたい。それができなければ本戦に行っても恥をかくだけだと。

犬飼会長も最後まで岡田続投を明言したようだし、もう間に合わないのかもしれないけれど。