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2008年11月14日金曜日

結局はシリアが弱かっただけというお話

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan 3-1 Syria @ Home's Stadium Kobe
Japan:Nagatomo 3,Tamada 26,Okubo 52
Syria:Al Zeno 78(r)

日本代表はシリアに3-1で快勝したわけだが。シリアは消極さも見られるなど、真剣さは十分だったとは言えず。日本がやりたいことが全部出来たゲームでもあった。それでも3点は少ないし、クローズの仕方としても下手だったといえる。

シリア戦後 岡田監督会見 (1/2)
キリンチャレンジカップ2008
(スポーツナビ)

――交代枠をフルに使うと言っていたが、ハーフタイムで下げた3人(玉田、田中達、寺田)については、前半を見て合格点だったということなのか?

合格とかそういうことではなくて、シーズン終盤で選手の疲労がかなりたまっている中で、けが人を出したくなかったと。合格点だからとか、そういうことではないです。けが上がりの玉田、達也、それから寺田もけが上がりで、まだ(リーグ戦で)3試合くらいしかやっていない。そのへんの再発を心配していました。闘莉王もひざの痛みがあって、本当はハーフタイムで代えたかったんですけど、真ん中2人をいきなり代えるのは不安があったので、もう少しやらせました。

――阿部は足首が痛そうだったが、今日けがした選手はいるか?

(試合から)上がってきたときに確認した中では1人もいないです。ただ、明日になって痛む選手がいるかもしれないですけど、今のところは1人もそういう選手はいないです。


前半で交代したら合格点ということよりもコンディションを心配するのではないのか。岡田はこのことに関してはコンディション重視ということを強調している。ただ、怪我というのなら闘莉王は出すべきではなかったし、不安だったという意味がわからない。勝っても負けてもかまわないフレンドリーマッチで2枚を一度に代えることは経験になることはあっても損はしない。

阿部はフル出場で彼のコンディションはどう考えているのかということも突っ込んでほしかったのだが、マスコミはかなりやさしい。

勝ったから指揮官を責めるわけにはいかないということか。

シリア戦後 選手コメント
キリンチャレンジカップ2008
(スポーツナビ)

■中村憲剛(川崎フロンターレ)
「4点、5点決められるチャンスがあった」

人が代わることで周りも変わってくるから、(そういう違いは)面白かったと思う。(ワールドカップ予選のカタール戦に向けての修正は)決めるところで決め切ること。4点、5点決められるチャンスがあった。それを決めないと、(相手に)PKで点を取られたりするし、カウンターも速いから。今日の失点もカウンターからだった。人数はいるけれど、人に付き切れなかった。そこは反省点。あとは(攻撃時に)一本調子にならないこと。足もとにつなぐ時と(ディフェンスラインの)裏に出る時、そういうメリハリ、緩急がもっと出てくれば。そういうところがもっと整理されれば面白くなると思う。

(カタールとはアジアカップで対戦しているが)あの時はすごく守備を固めてきたが、監督も選手も変わっている。(対戦するときは)立ち上がりを慎重にして、相手の出方をしっかり見ていきたい。ただし受けてしまうと(相手の勢いに)のまれてしまうから、そこはしっかりみんなではじき返すくらいの気持ちでいきたい。今日くらいの立ち上がりでいければいいと思う。


中村憲剛はゲーム全体が見えていたようだ。怪我をしていたとはいえ、今日の出来は80点くらいではあるだろう。ただ、彼自身はフィニッシャーではないし、きちんと決めてくれる選手がほしいのではないか。もっと点が取れていたというのは本音だろうから。

オシム時代は動かないというイメージが強かったが、昨日の試合は動きは少ないながらもいいポジショニングをしていた。走らなくてもいなければならない場所にきちんとポジショニングをしているなら文句はない。それは効率的なサッカーであり、中村憲剛がその域を目指すならひとつのかたちということだ。

駄目なのは走りもせず、ポジショニングの理解もないこと。その意味では彼は一皮むけたという印象。化けたかどうかはこれからの試合にかかってくるわけだけれども。

シミュレーション未満 (1/2)
日本代表 3-1 シリア代表
(スポーツナビ)

日本の先制点は、開始3分であった。相手ボールをインターセプトした長友が、ドリブルでスルスルと駆け上がり、そのまま右足でシュート。弾道はゴール左隅を揺さぶり、長友にとってはうれしい代表初ゴールとなった。
「スペースが空いたので、とりあえず(前に)行こうと」(長友)

実際、シリアは試合の入り方が悪く、単独で攻め上がる長友に対してはほとんどノープレッシャーだったことは、明記すべきであろう。それでも、見ていて実に気持ちのよいゴールであったことに変わりはない。

そんな長友のゴールに刺激を受けたのか、その後も日本の小さな攻撃陣は前傾姿勢を保ったままゲームを支配。とりわけ、チャンスと見るや思い切ってシュートを放つ岡崎のアグレッシブな姿勢と、攻守の場面で積極的に顔を出す田中達のアジリティー(敏しょう性)が素晴らしい。日本の追加点は、時間の問題であった。

前半26分、右サイドから内田がマイナス方向に折り返し、中村憲がふわりと山なりのクロスを供給。これをファーサイドに駆け上がってきた玉田が左足インサイドで直接ネットを揺らした。流れるようなパスワークから見事なゴールが決まり、早くも楽勝ムードが漂い始める日本。その後、さほど大きなトピックスもなく、前半は2-0で終了する。だが、決して手放しで喜べる内容ではなかったのも事実だ。それはとりもなおさず、当たりの強さもプレーの切れ味も感じられない、シリアの歯ごたえのなさに起因していた。


前半のシリアは内田、長友が高い位置をとっても軽く抜けるようなザル守備で、サイドは崩し放題。あとは真ん中でどう合わせるかという問題だったが、チャンスを多く作った。前半だけでも決定機は5度ほどあり、2点をとったということは、この日のシリア程度のプレッシャーならシュートを枠に飛ばすだけの技術はあるということを示している。長友の折り返しが強かったとはいえ、決定機を空似向かって撃ってしまった岡崎は荷物をまとめたほうがいいくらい、玉田、田中達也は出来がよかった。大久保は消えている印象だったが、それはレッドの影響が残っているかどうかはわからない。

後半は両チームとも、すっかりテストモードとなった。

日本はハーフタイムで、まず3人を交代。玉田と田中達と寺田を下げて、佐藤寿人、香川真司、今野泰幸を投入。今野がボランチに入って、阿部がセンターバックに下がり、佐藤がトップ下、そして香川が左MFという布陣に変わった。この交代について岡田監督は「シーズン終盤で選手の疲労がかなりたまっている中で、けが人を出したくなかった」と説明している。確かに、ハーフタイムで代えた3人は、いずれもけがから復帰したばかり。ここで無理をさせる必要はまったくない。逆に、チャンスを与えられた選手たちにしてみれば、絶好のアピールの場である。とりわけ香川にとっては、内心、期するものがあったはずだ。

香川といえば、先月のUAE戦で代表初ゴールを挙げたものの、その後の再三の絶好期をミスでつぶし、見る者を大いに落胆させていた。この試合で自信を取り戻すことは、本人のみならず、今後の代表の戦いにおいても、必ずやプラスになるはずであった。しかし、当人に必要以上の気負いがあったのか、絶好期に放ったシュートは2本ともネットを揺らすには至らず。後半3分のドリブルからのループシュートはバーを越え、25分の内田のクロスに反応してのヘディングシュートは威力に乏しく、相手DFに難なくクリアされてしまった。試合後は「ワンチャンスを大切にしていかないと」と反省しきりだったが、果たして指揮官はいつまで、香川の真の覚醒(かくせい)を待ち続けるのだろうか。


香川は初キャップのときの輝きをすっかり失ってしまったように見える。動きはいいし、チャンスメイクもうまい。サイドでボールキープもでき、クロスの精度も高い。だが、それだけだ。みずからがフィニッシャーとなったときに彼は上がり症の役者のようにテクニックを忘れてしまう。これではただの上手い選手で彼に代わる選手はJリーグにはゴロゴロいる。香川よりも梅崎や柏木を使ったほうが中盤や前線は活性化するだろう。シリア戦というフレンドリーマッチを考えれば、梅崎、柏木の招集があってもよかったのではないか。

「結果的に3-1(の勝利)で、相手が3バックでサイドがフリーだったことを差し引いても、選手たちはチームが勝つためによく戦ってくれた。ただ、この勝ちが次のカタール戦に対して何も保障するものではないことを、われわれは忘れてはならないと思っています」

結局のところ、試合後の岡田監督のこの言葉が、すべてを言い表していたように思う。何ら歯ごたえが感じられないままに終わった、この日のシリア戦。試合後、にわかに浮上したのが、この試合が本当にカタール戦へのシミュレーションになり得たのか、という疑問である。残念ながら、それは二重の意味で「否」であったと言わざるを得ない。

すなわち、6日後に対戦するカタールは、この日のシリアとは比べものにならないくらいプレッシャーが強く、個の力に優れていること。そして、欧州組とガンバ組が合流すれば、今日チャンスを与えられたメンバーの大半がベンチ、もしくはベンチ外に追いやられるのは間違いないこと。それは、中盤で孤軍奮闘しながらゲームメークしていた中村憲でさえ、決して例外ではないだろう。

極論するなら、このシリア戦の唯一にして最大の目的は「中澤の穴は誰が埋めるのか」――そのための壮大なテストであったとさえ言えよう。だが、こちらについても、100パーセントの確信を得たとは言い難い。

前述のとおり、寺田はけがから復帰間もないため前半で退いたし、後半11分に出場した高木和道は闘莉王との交代であった。寺田と高木、あるいは高木と闘莉王といった組み合わせを試さなかったのは、いくら「組み合わせよりも、選手個人のパフォーマンス」(岡田監督)とはいえ、やはり疑問が残る。そもそも、センターバックのバックアッパーが寺田と高木のみというのも、いささか心もとない。今さらではあるが、北京五輪に出場していた吉田麻也(名古屋)や森重真人(大分)ら、もっと選択肢を広げてもよかったのではないか。もちろん、コロコロ変えるべきポジションではないことは承知している。が、いつまでも中澤と闘莉王に依存しすぎたツケは、想像以上に重い。


そう、この試合はフレンドリーマッチで中澤が怪我で辞退、闘莉王も怪我を抱え、阿部も万全ではないという状態でCBのバックアッパーを試す場であったことは確かだ。勝ち負けは二の次で高木、寺田というコンビを試すべきだった。使えないというのならそれはひとつの答であり、より幅の広い選択肢から中澤、闘莉王の次の世代を見つける必要がある。岡田は2010年までで終わるかもしれないが、日本代表はそのあともずっと続いていく。そのために現在の遺産を食いつぶすだけでは話にならない。

それに中澤はジーコが2006年W杯ドイツ大会で惨敗したあとに代表引退を表明している。後継のCBがいないからと言わざるを得なかったのは坪井が怪我をしたあとにバックアッパーが茂庭しかいないというドイツでのショッキングな出来事にも象徴される、レギュラーの固定化という弊害ではなかったか。

CBはアジアレベルなら通用する選手はたくさんいる。その選手を国際大会で出せるように経験を積ませるべきなのだ。中澤が、闘莉王がいませんでした。すなわち絶対絶命ということでは、ファンとしてはどうなっているのだというしかない。あるいは負けるかもしれないと見なくなるか。

今の日本代表ビジネスはワクワクするようなものではない。W杯で4位以上というのは難しい。それでもその目標に向かって進歩しているのならかまわないのだが、今のままだとまたドイツの痛みをどこかで味わうことになる。

W杯に出られなかったときにサッカーをやっていた人間が感じていた思いを、また思い出さなければ改革というのは進まないのだろうか。あるいはそのときになっても責任問題ばかりで内部紛争がおこるだけなのだろうか。

2008年11月13日木曜日

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japa vs. Syria 13th November 2008

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan 3-1 Syria @ Home's Stadium Kobe
Japan:Nagatomo 3,Tamada 26,Okubo 52
Syria:Al Zeno 78(r)

両国国旗、フェアプレー旗に続いて両国選手の入場。シリア国歌「祖国の守護者よ」の独唱、TASAKIペルーレFC DF池田浩美選手、FW大谷未央選手、DF下小鶴綾選手&兵庫県内(神戸市・西宮市)の小学生による日本国歌「君が代」の合唱。

日本は青、白、青のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。


Japan (Kirin Challenge Cup 2008 Japa vs. Syria)
 Tamada 
 Tatsuya Tanaka 
OkuboOkazaki
AbeKengo Nakamura
NagatomoUchida
Tulio TanakaTerada
 Kawaguchi 


シリアは赤一色のファーストジャージ。システムは3-4-1-2。

Syria (Kirin Challenge Cup 2008 Japa vs. Syria)
ChaaboRafe
 Al Sayed 
AyanJenyat
AbdullahAl Rashid
DakkaDyab
 Esmaeel 
 Balhous 


前半。日本のキックオフ。

犬飼会長はバックパス禁止という話だったのにいきなりバックパスから入る。川口はフィードは大丈夫なのだっけ。彼はハイボールだけが弱点ではなかった記憶があるのだけど。

2分、日本。左サイドでボールを奪った長友がドリブルで中に切れ込みながらロングで運び、エリア外から右足でシュート。ゴール左隅に決まってゴール。1-0。

いきなり日本は長友の長いドリブリングからのミドルでシリアの守備網を切り裂いた。

6分、日本。右サイドの内田から田中達也にパス。田中達也が右サイドでキープ、内田とのワンツーからマイナスのクロスを受けた玉田がシュート。ゴール左に外れる。

展開の速さからなのか、田中達也のクロスは玉田の足下に入ってしまった。足下では玉田の左足が強烈でも狙いはつけづらい。

15分、シリア。玉田をファールで止めたシャーボにイエローカード。

19分、日本。中村憲剛のCK。ファーで寺田が叩きつけたがゴールラインでDFが弾き、闘莉王のシュートもライン上でシリアが弾き返した。

GKバルフスは完全に抜いたが、シリアはゴールライン上できっちりカバーに入っていた。

23分、日本。右サイドで細かくつなぎ、内田のクロスのこぼれ球を拾った長友からの折り返し。岡崎が合わせるがゴールのはるか上。

長友のクロスが強かったというけれども岡崎が振らなければゴールに突き刺さっていたはず。岡崎は相変わらずシュートが下手だ。

25分、日本追加点。右サイドで岡崎、田中達也、内田と振って中村憲剛に。中村憲剛からの浮き球にファーで左足を合わせた玉田がネットに突き刺してゴール。2-0。

オフサイドぎりぎりで飛び出した玉田が左足を合わせただけでゴール。やっぱり彼はボールコントロールが素晴らしい。

それにしてもテレビ朝日は雑談ばかりでシリアの選手の名前を言わないなあ。

38分にはトラブルになった長友とジェニアトがレフェリーの仲裁で握手。

アディショナルタイムは2分。

前半はこのまま終了。2-0と日本リードで折り返し。

45分、日本。玉田に代えて佐藤寿人、田中達也に代えて香川、寺田に代えて今野を投入。

45分、シリア。シャーボに代えてアルジノ、アルラシドに代えてアルエイトゥニを投入。

後半。シリアのキックオフ。

サイドから攻めろという指示が出ているはずだが、プレスがかからない分、中に入り気味になっている。もうちょっと上からのワイドな映像があればわかるのだが、2列目の3人の幅は狭い。

50分、シリア。イスマイルに代えてアルアミナを投入。

53分、日本。今野のボールキープから右サイドを香川が駆け上がり、エリア内で放して長友に渡してのシュート。GKバルフスがセーブ。

香川のドリブリングでエリア内に切れ込んで外に放してのシュート。それにしてもシリアはまったくプレスがかからない。

54分、日本。中村憲剛のCK。ファーサイドで今野がヘッドを合わせるがGKバルフスがセーブ。

今野がフリーでヘッドを叩きつけるがGKバルフスがビッグセーブ。

55分、日本。闘莉王に代えて高木を投入。

CBのコンビは阿部と高木に。

57分、日本。右サイド内田からのパスでオフサイドラインを破った香川がGKバルフスと1対1になり、ループで頭を越すが大きすぎて枠に入らず。

あそこはループしかないけれど。なぜ枠に飛ばせないかなあ。

58分、日本。アヤンにファールをした内田にイエローカード。

ちょっとタックルが深かった。ボールにいっていたけれどももうひとつの足が足を刈ってしまった。

61分、日本。左サイドをドリブルで上がった長友からのクロスを大久保が右足の爪先でシュート。シリアのDFダッカに当たってコースが変わったボールはそのままゴール。3-0。

長友からのクロスはきっちり大久保のところへ。蹴ればいいというボールに、相手DFに当たってコースが変わるという運も加わってゴール。GKバルフスはコースに入っていたのにね。

63分、シリア。川口にファールをしたラフェにイエローカード。

64分、シリア。バルフスに代えてアルアズハルを投入。

GK同士の交代。出来の問題ではないとは思うけれども。

66分、日本。右サイドでボールをキープした香川からのクロス。相手DFに当たって佐藤寿人のところへ。右足でゴールを狙うがわずかにゴール左に外れる。

佐藤寿人のところにビッグチャンスが来るような巡りなのか。ここは決めなくては。惜しいシュートではレギュラーは勝ち取れない。大久保も詰めていたが動けなかった。

67分、日本。大久保に代えて巻を投入。

4人のFWを全員投入。シリア相手に3-0とはいえ、そろそろゲームをクローズする準備も必要なのではないか。前がかりになる危険性を考えているのだろうか。

なぜ内田がそこにいるというくらい高い位置に内田がいる。高い位置にいてもかまわないのだけど、香川だったり佐藤寿人だったり岡崎だったりがいるべき場所ではないのか。サイドアタックは両サイドのフルバックはサポートに徹するものでメインの武器ではないぞ。

76分、日本。エリア内で香川がアルアミナが倒してPKの判定。

香川は経験という面では今ひとつ。あそこは倒しても一緒に倒れるとか。そういう狡猾さを見せてほしかった。レフェリーを見てはね。PK?と聞いているようなもの。

77分、シリア。PK。アルジノがGK川口の逆をついて右足で左隅に決めてゴール。3-1。

守護神川口も届かず。ゴール内のボールを持って帰らないというところで勝負に対しては淡泊なのかと思う。

78分、日本。内田に代えて駒野を投入。

80分、シリア。ジェニアトに代えてアルアガを投入。

81分、シリア。岡崎をファールで止めたダッカにイエローカード。

日本はホームでこんなに疲れていてどうする。カタール戦ではアウェイでほとんどの選手が90分走らなければならないというのに。

今の日本はレギュラーと控えの差が大きすぎる。このシリア戦はもっと控え組を使ってもよかったのでは。

アディショナルタイムは1分。

中村憲剛も正直にボールを放り込まなくてもサイドでキープという練習をすればよかったのに。あやうくカウンターを仕掛けられるところだった。

ゲームはこのままタイムアップ。3-1で日本の勝利。前半の出来に比べて後半はかなり落ちたゲームだった。

闘莉王、中村憲剛強行出場へ!! 寺田、高木のコンビでは駄目なのか?

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan vs. Syria @ Home's Stadium Kobe 13th November 2008

怪我人続出の日本代表。こういうときに、天皇杯の日程と重ねてまで無理矢理作ったフレンドリーマッチだというのに岡田は新しい選手を試すこともなく、闘莉王と中村憲剛を強行出場させるようだ。

闘莉王&憲剛、シリア戦強行出場へ(日刊スポーツ)

前日11日の練習を途中で切り上げたDF闘莉王(27=浦和)とMF中村憲剛(28=川崎F)が、シリア戦に出場できる見込みとなった。闘莉王は打撲した右ひざに痛みがあり、検査を受けたところ水がたまっていたが「痛いけど大丈夫」と話した。古傷の右足首をひねった中村憲も「痛みはプレーできる程度。よかった」。岡田監督も「2人は全然問題ない」と起用をほのめかしていた。


CBは闘莉王も怪我をしている。中澤、闘莉王のコンビがふたりとも使えない場面もある。日本人CBの層はそれほど薄くはなく、足りないのは国際経験だけ。AFC Champions Leagueで優勝したG大阪の中澤聡太と山口のコンビなど試すべき人材も多いはず(彼らは今回招集はできないが)。今回も寺田と追加招集された高木がいる。彼らふたりのコンビを試すことはフレンドリーマッチでも許されないのか。

レジスタにしてもそう。フレンドリーマッチがあること、怪我人が多いことで25人の招集となったが、遠藤がAFC Champions Leagueで不在となると代役がもう中村憲剛しかいない。こんなことで大丈夫なのかという気がする。

中村憲剛にしても、アジア最終予選になり、遠藤、中村俊輔、長谷部、松井大輔が合流すると出番がなくなってしまう。捻挫くらいの怪我なら出るというだろう。

若い選手を試すという意味で谷口(川崎)、細貝(浦和)らを試すことは出来なかったのか。あるいは阿部にレジスタを任せるという意思はないのか。

この怪我人続出という事態に乗っかったのがテレビ朝日。

最終予選カタール戦まであと6日!守備の要・中澤、守護神・楢崎が戦線離脱!さらにエース中村俊輔も負傷。最終予選アウェーのドーハ決戦直前、絶体絶命のピンチを迎えた日本。闘莉王、大久保らが試練の一戦に挑む!


楢崎と中澤が怪我で出られないのは事実、中村俊輔の負傷というのも事実だが、日本代表は限られたスカッドではない。日本人であれば、Jリーグや海外クラブから自由に招集することができる(もちろん本人が辞退することも自由)。彼ら3人が出られないというだけで絶体絶命となるチームはどうなのか。まるで破産寸前でぎりぎりの人数でやっている極貧クラブのようではないか。

テレビ朝日は「絶対に負けられない戦い」など選手を追い込むキャッチコピーを作るのは得意で、絶体絶命というネガティブな言葉で煽るのもその流れだろうが、実はシリア戦は勝っても負けてもかまわないフレンドリーマッチだ。もっとポジティブなコピーを使えなかったのだろうか。

2008年11月6日木曜日

シリア戦、カタール戦に向けて日本代表メンバー25人を招集!!

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan vs. Syria @ Home's Stadium Kobe 13th November 2008

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 4 Qatar vs. Japan @ Al Sadd Club 19th November 2008

キリンチャレンジカップ2008~ALL FOR 2010!(11/13 vsシリア代表 @神戸)
2010FIFAワールドカップ南アフリカ アジア最終予選 (11/19 vsカタール代表 @カタール)
日本代表 メンバー
(日本サッカー協会)

GK
 
川口 能活 KAWAGUCHI Yoshikatsu
 1975.08.15 180cm  77kg  
ジュビロ磐田  114 / -103
 
楢﨑 正剛  NARAZAKI Seigo
 1976.04.15 187cm 80kg 
名古屋グランパス 63 / -64
 
川島 永嗣 KAWASHIMA Eiji
 1983.03.20 185cm 80kg 
川崎フロンターレ  1/-1


DF
 寺田 周平  TERADA Shuhei
 1975.06.23 189cm  80kg 
川崎フロンターレ  2 / 0
 中澤 佑二  NAKAZAWA Yuji
 1978.02.25 187cm  78kg 
横浜F・マリノス  82 / 15
 田中 マルクス 闘莉王 TANAKA Marcus Tulio
 1981.04.24 185cm 82kg 
浦和レッズ 17 / 3
 駒野 友一 KOMANO Yuichi
 1981.07.25 172cm 76kg 
ジュビロ磐田 39 / 0  
 阿部 勇樹 ABE Yuki
 1981.09.06 177cm 77kg 
浦和レッズ 32 / 2
 長友 佑都 NAGATOMO Yuto
 1986.09.12 170 cm 65 kg 
FC東京  5 / 0
 
安田 理人 YASUDA Michihiro ※1
 1987.12.20 173cm 65kg 
ガンバ大阪  5 / 0
 内田 篤人 UCHIDA Atsuto
 1988.03.27 176cm 62kg 
鹿島アントラーズ  12 / 1
 

MF
 
中村 俊輔 NAKAMURA Shunsuke ※2
 1978.06.24 178cm 70kg 
セルティック(スコットランド)  81 / 22
 橋本 英郎 HASHIMOTO Hideo ※1
 1979.05.21 173cm 68kg 
ガンバ大阪  6 / 0
 遠藤 保仁 ENDO Yasuhito ※1
 1980.01.28 178cm 75kg 
ガンバ大阪 72 / 7
 
中村 憲剛 NAKAMURA Kengo
 1980.10.31 175 cm 67 kg 
川崎フロンターレ 28 / 3
 
松井 大輔 MATSUI Daisuke ※2
 1981.05.11 175cm 64kg 
サンテティエンヌ(フランス)  12 / 1
 今野 泰幸 KONNO Yasuyuki
 1983.01.25 178cm 73kg 
FC東京 25 / 0
 長谷部 誠 HASEBE Makoto ※2
 1984.01.18 179cm 72kg 
VfLヴォルフスブルク(ドイツ) 15 / 0
 香川 真司 KAGAWA Shinji
 1989.03.17 172cm 63kg 
セレッソ大阪 5 / 1


FW
 
玉田 圭司 TAMADA Keiji
 1980.04.11 173cm 67kg 
名古屋グランパス 51 / 11
 
巻 誠一郎 MAKI Seiichiro
 1980.08.07 184cm 81kg 
ジェフユナイテッド千葉 34 / 8
 
佐藤 寿人 SATO Hisato
 1982.03.12 170cm 68kg 
サンフレッチェ広島  23 / 3
 
大久保 嘉人 OKUBO Yoshito
 1982.06.09 170cm 73kg 
ヴィッセル神戸  31 / 4
 田中 達也 TANAKA Tatsuya
 1982.11.27 167cm 63kg 
浦和レッズ  10 / 1
 岡崎 慎司 OKAZAKI Shinji
 1986.04.16 173cm 70kg 
清水エスパルス  2 / 0

※1:11月12日(水)ACL決勝に出場するガンバ大阪の選手は、11月14日合流予定
※2:海外クラブ所属選手は、カタールにて合流予定


大会概要発表 犬飼会長、岡田監督ら会見
キリンチャレンジカップ2008~ALL FOR 2010!~
(スポーツナビ)

――犬飼会長、ここまで岡田ジャパンの戦いぶりを見ての感想、課題や評価すべき点はどこか? それから岡田監督には、8月に強いウルグアイと対戦して、直後のバーレーン戦でいい戦いができ、今回のシリア戦は「ピッタリの相手」ということだが、カタールと戦う上でどういったところがピッタリなのか、具体的に教えてほしい

犬飼 今の「岡田ジャパン」という代表チームは、途中で監督(オシム)が病気になるというアクシデントがあって、代わりに引き継ぐという難しい状況の中で、最終予選を迎えました。第1戦のバーレーン戦を見る限り、監督の思ったような戦い方ができるようなチームになってきたと思いますし、特に、バーレーン戦での最初3点を入れるところまでは日本代表はすごくいいチームになったなと感じさせられました。あの勢いをさらに進めて完成形にもっていってもらいたいと思います。

岡田 シリアがどういうチームで来てくれるのか、まったく分からない段階ですけど、全然マッチしてない相手なんて言えるわけないので(笑)、これは分かりません。ただ同じ中東のチームということで、ある意味、タイプとしてはしっかりしたディフェンス、速攻、そういうサッカーをやってくれるのではないかと。

われわれとしては、正直に言いますと、(相手が)中東タイプでなくても、それに越したことではないんですけど、大きな問題はなかったわけです。海外組は合流できないので、ここで集まれるメンバーの中で今までのチームのやり方の確認、それとともにやはり層を厚くしていかないと、この予選は戦い抜けないと思っていますから、チャンスでもあると思っています。

ウルグアイ戦のときに関して言うと、あの試合のおかげで新しい発見(=課題)があったわけですけど、今度のシリアとの試合で新しい発見がないことを祈っています。


もうスーパーポジティブとしか言いようがない会見ではあるね。

シリアと対戦して課題が出てこないなんてありえない。大学生とやって敗戦というチームはどう建て直したのだ。ポジショニングとプレーエリアの確認からやり直せといいたい。それができなければ本戦に行っても恥をかくだけだと。

犬飼会長も最後まで岡田続投を明言したようだし、もう間に合わないのかもしれないけれど。

2008年10月10日金曜日

日本の苦戦の原因は選手の戦術理解不足にありか

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan 1-1 United Arab Emirates @ Tohoku Denryoku Big Swan Stadium
Japan:Kagawa 72
United Arab Emirates:Alhammadi 77

UAE戦前日 岡田監督会見
キリンチャレンジカップ2008
(スポーツナビ)

――(9月6日の)バーレーン戦から再集合して、選手はコンセプトを取り戻しているか?

(8月20日に)2カ月空いてウルグアイと試合をしたときには「あれ?」と思って、試合してみたらかなり(コンセプトの共通理解が)残っていない状況だったんですが、その時に比べれば、みんなの意識は高いんじゃないかと今のところは思っています。明日、見れば分かると思っています。


これは非常に恐ろしいことだ。Jリーグは様々なスタイルがある魅力的なリーグだが、日本代表となると統一したコンセプトをとりづらいという弱点がある。ヨーロッパ列強が、クラブでは違うサッカーをやっていても代表になるとわずかな期間で共通のコンセプトが持てるのとは大きな違いだ。日本人は記憶喪失の民族ではあるが、これほどひどいのではサッカーは強くならないのではないか。

UAE戦後 岡田監督会見
キリンチャレンジカップ2008
(スポーツナビ)

――失点は仕方ないということだが、問題があるとすればどこか?

右サイドから崩していったときに、中村憲剛が飛び出していきました。そのときに中盤の位置に長谷部1人ではなく、もう1人いるというのが約束事だったんですが(いなかった)。そういうところが問題でした。それと、あそこで長谷部がつぶしきれなかったです。この2日間、結構ハードに追い込んでいましたので、後半かなり体力的にきつかったと思いますので、そこは大目に見ないといけないかなと思います。


約束事があったにも関わらず、選手が守れないということなら、その選手は代表としてもクラブの選手としても失格だ。疲れていたというのは言い訳にならない。フルに走ることができてこそのレギュラーで、それができないのなら契約を打ちきられても仕方がない。大目に見ないとというレベルじゃなく、叱責しなければならないところじゃないのか。

――香川に指示したことと、今日の結果については?

中盤のサイドの選手を、今日の昼食の前に集めてミーティングをしました。注意するように言って(試合に)出したんですが、何気なく中に早く入りすぎていることが何回かありました。右サイドは崩せているので、逆サイドにいるとチャンスが来るから、もう少し外でポジションをキープするようにと試合中に注意しました。中に入ったらいけないというわけではないんですが。チャンスは3回くらい来たんですけど、1つしか決められませんでした。まあ、若いんでね。これからの選手なので、あそこにいればこういうチャンスが来るということが分かれば、いいんじゃないかと思います。


外に開けと指示をして、中に入り込むことが目立つというのは選手の理解力の問題。これもヨーロッパでは通用しない。中田英寿がプランデッリと対立してフィオレンティーナから出されたのもこれが理由。戦術理解が足りない選手はいくらテクニックがあっても世界では通用しない。香川が若いからといって、ヨーロッパでは同じ年齢でフル代表のレギュラーはいくらでもいるのだから、言い訳はできないはず。

岡田の指導不足と選手の戦術理解の不足が現在の停滞感を招いているということ。しかし、この選手のレベルでは誰が監督でも飛躍的によくならないような気がする。

試合後、UAE代表バテネー監督会見
キリンチャレンジカップ2008
(スポーツナビ)

――攻撃がほとんどできなかったが、カウンターを仕掛けることができなかったのか。また(ワールドカップ最終予選での)韓国戦では、もっと仕掛けようと考えているのか?

サッカーは2つ(の要素が)ある。ボールを取ったら攻める、奪われたら守る。われわれはボールを取られるシーンが多く、特に前半は守るしかなかった。ボールを取っても、すぐに取られてしまう。その分、日本がいい仕事をしていた。いくらこちらが表現しようとしても、日本に妨げられてしまい、守るしかなかった。その意味で、日本はいい仕事をしていたのではないか。韓国戦はまた違った試合になるだろう。


昨日の試合でよいことがあったとすれば、フォアチェックあるいは高い位置からのプレスでボールを奪うことができたということだろう。さらにショートカウンターができれば文句はなかったのだが、そこでスローダウンしてしまった。U.A.E.は前線のスペースに出してのスピード勝負に徹すれば日本を乱すことができたかもしれないが、そこはアジアレベルということだろうか。

ウズベキスタン戦はもう少しレベルが高いはず。シャツキフもいる。彼が何かをやらかしてくれたときには、日本はひどい目に合っているのかもしれないが。

試合内容はよかったにも関わらず、暗い気持ちになるのは選手も駄目だったとわかったからかもしれない。

2008年10月9日木曜日

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan vs. United Arab Emirates 9th October 2008

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan 1-1 United Arab Emirates @ Tohoku Denryoku Big Swan Stadium
Japan:Kagawa 72
United Arab Emirates:Alhammadi 77


両国国旗、フェアプレー旗に続いて両国選手の入場。須藤慎吾さんによるU.A.E.国歌「Ishy Bilady」、丹藤亜希子さんによる日本国歌「君が代」の独唱。

日本代表は青、白、青のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

Japan (Kirin Challenge Cup 2008 Friendly Match)
 Tamada 
 Okazaki 
OkuboShunsuke Nakamura
InamotoHasebe
NagatomoUchida
NakazawaTerada
 Narazaki 



U.A.E.は白一色のファーストジャージ。システムは4-3-1-2。

United Arab Emirates (Kirin Challenge Cup 2008 Friendly Match)
Shehhi MohamedIsmaeil MatarAl
 Mohamed Ibrahim 
Yousef JaberAhmed Mubarak
 Abdulla Malallah 
Obaid MesmariHaidar Ali
Basheer SaeedFaris Juma
 Majed Naser 


前半。日本のキックオフ。

3分、日本。ゴール正面右からのFK。長谷部がまたいで中村俊輔が左足で壁の間を通す低い弾道で狙うが、GKナセルがキャッチ。

ジーコがいるウズベキスタンのスカウティングを警戒してFKを封印するといっていたはずなのだが、いきなり蹴ってきた。枠に行くのはさすが。

U.A.E.がボールを持てないこともあって、日本は高い位置からプレッシャーをかけ、ボールポゼッションも高く保っている。日本が押し気味ではあるのだが、こういうときにコーナーフラッグめがけてロングボールを蹴られるスピード勝負を仕掛けられるとキツイのだが。

18分、U.A.E.。玉田にタイするファールでジャベルにイエローカード。

24分、U.A.E.。長友をファールで止めたジュマにイエローカード。

25分、日本。左サイド高い位置からのFK。長谷部がゴール前に速いクロスを送るが寺田のヘッドは枠をとらえられず。

触れば1点というボールだったが、きちんとヘッドで叩けなかった。GKナセルは反応できなかっただけに枠にいっていればというシーン。

両サイドのフルバックはピッチに苦しんでいるのか。それとも、疲労がたまっているのか。長友、内田ともにクロスの精度が落ちてきた。左サイドは大久保、玉田、長友といい関係を作れているが、右サイドは中村俊輔が中央から左よりに入り、長谷部が入るくらいでほとんど内田ひとりでカバーしている。

40分、日本。稲本から前線に抜けた玉田へのパス。左サイドに流れて利き足の左でシュートを打つが、GKナセルがセーブ。

稲本の浮き球のパスに抜けだした玉田がドリブルで突破。得意のかたちでシュートを打つがGKナセルの正面。

相手ファールを受けて大久保がピッチ外に。

44分、日本。相手ボールを奪って左サイドの長友に振ってのクロス。大久保がヘッドで叩くがGKナセルの正面。

あれだけ高いジャンプができるなら怪我は仕方がなさそう。臀部に膝が入っただけだし一時的な痛みだったのかも。

アディショナルタイムは2分。

日本がFKを蹴る前に前半終了の笛。0-0で折り返し。

ボールポゼッションは日本65%、U.A.E.は35%。ショッツオンゴールは日本4、U.A.E.0、ショッツワイドは日本3、U.A.E.3。

45分、日本。寺田に代えて高木を投入。

45分、U.A.E.。マララーに代えてオスマンを投入。

後半。U.A.E.のキックオフ。

47分、日本。ゴール正面右からのFK。ワンテンポずらして中村俊輔が左足でゴール右隅を狙って蹴ったがGKナセルがファインセーブ。

ゆっくり時間をかけて狙ったが、GKナセルに弾き出された。セカンドボールをつなぐが弾き返される。

日本のペースになれてきたのか、U.A.E.もボールを持てるようになってきた。彼らの弱点はスキルに自信があるためにボールをキープしようとするところか。この部分はテクニックに溺れるというところで日本も似ている。

54分、日本。内田から右サイドに開いた玉田に叩いてのマイナスのクロス。大久保がフリーで飛びこむがシュートは枠の上。

決定的なチャンス。かたちは完璧。しかし、ゴールだけが決まらなかった。

56分、日本。玉田に代えて興梠を投入。

58分、日本。右サイドを内田がドリブル突破。クロスをあげるがニアの興梠、ファーの大久保のどちらにも合わず。

これもかたちはできていたが会わなかった。日本はチャンスは作っているのだが、ゴールは決まらない。典型的な決定力不足。

64分、U.A.E.。イブラヒムに代えてナワフ・ムバラクを投入。

65分、日本。稲本に代えて中村憲剛を投入。

70分、日本。中村俊輔に代えて香川を投入。

71分、日本先制。右サイド内田からのパスに抜けだした大久保のクロスに興梠がヘッドを合わせるがポスト。こぼれ球を内田が拾ってマイナスのクロスに香川が右足で合わせてゴール。1-0。

中村俊輔が左に寄っていたために左サイドで作っていた連携が右サイドに移った。内田、大久保の連携からクロスをあげて、最後は香川のゴールに結びつけた。香川は日本代表史上3番目の若さでのゴールらしい。

74分、U.A.E.。アルシェヒに代えてアルハマディを投入。

76分、U.A.E.。左サイドでボールを持ったアルハマディがドリブルで持ちあがってそのまま右足でシュート。高木に当たってコースが変わり、GK楢崎が横っ飛びも届かず。ゴール。1-1。

カウンターからのアタックにプレッシャーがかからなかった。ファールで止めるということもできたはずだが、ずるずるとリトリートでは。ひとりにやられてしまった。

81分、日本。興梠のポストプレーから右サイドに流れ、内田に戻してのクロス。センターでボールを受けた香川が右足で狙うが枠の上。

これも決定機。香川はフリーでスペースもあったが、シュートの精度を欠いた。

82分、日本。大久保に代えて佐藤寿人、岡崎に代えて巻を投入。

87分、日本。内田のパスに抜けだした興梠がボールをキープ。GKナセルもかわしたがDFに囲まれシュートコースはなし。ボールをキープして浮き球であげ、香川がヘッドで叩くが枠へは飛ばず。

決定機は4回目か5回目か。活かせたのはわずか1回。

90分、日本。中村憲剛からのパスを受けた佐藤寿人のシュートはU.A.E.と競った興梠が足を伸ばすが、枠へは飛ばず。

オフサイドぎりぎりで佐藤寿人が抜けたのだが、決定機をまたも外す。

アディショナルタイムは2分。

最後はU.A.E.の攻勢が続き、日本が奪い返したところでタイムアップ。1-1のドロー。

2008年9月20日土曜日

説明責任は重要だが、、、ウズベキスタン戦では裏目に出る可能性も

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2008 Japan vs. United Arab Emirates @ Tohoku Denryoku Big Swan Stadium

岡ちゃん代表発表会見で選考理由自ら説明(日刊スポーツ)

各クラブにとっては代表選手を輩出することは名誉なこと。だが、一方でリーグ戦も終盤を迎え、主力選手の動向は、優勝、残留、昇格争いに大きな影響を与えることも事実だ。サポーターに理解を求めるためにも、指揮官の肉声で説明する。


日本代表の選考理由を監督みずからが説明する。紙面を見る限り国内の理解を求めるもののようだが、代表発表会見で行うということは世界に対して発信することと同じ。

岡田がこういうサッカーをしたいために、彼らを選んだと一人ひとりについて説明すれば、相手のスカウティングは非常に楽になる。両サイドの突破力ということでライトバック、レフトバックの選出理由をあげれば、なるほど両サイドのフルバックで攻撃することを目的にするのだなと。中盤のボールカット率の高さをあげればショートカウンター狙いかと、ある程度戦術もシステムも絞ることができる。

ヨーロッパでもたまにミックスゾーンのシーンが伝わってくることがあるが、はぐらかしたり、冗談を言ったりして、具体的な戦略、戦術についてはほとんど口にしない。戦いの前に相手に手の内をさらす馬鹿はいない。いくら、国内のクラブ向けであっても。

それに岡田はきちんと説明したとしても、怪我人を平気で使うし、フレンドリーマッチだから45分限定でといっても守るとは限らない。謝罪して、なかったことにすることにすると思う。彼にとって日本代表監督という地位は錦の御旗であり、代表に協力するものだという意識があるように思える。

田中達也の怪我を慮るという配慮に欠けていたのもそのため。彼以外に前線から積極的に守備をする決定力もあるFWがいないのも問題だが、それでもアジアレベルで故障に不安がある選手に頼らなければならないというところにも問題がある。

そして、岡田が詳細に代表選考理由を説明すればするほど、手の内がウズベキスタンにばれて、苦戦するということにもなりかねない。

まあ、そういう危険性はあるけれども。実際のところは岡田は自分の戦術を説明できないし、この選手は守備と攻撃のバランスがいいというくらいで、あとは感覚的な言葉での説明になるとは思うけれど。それなら、スカウティングは公開される練習と試合でということで、終わるのか。

彼はかなり神経質だそうだから、このエントリーを読んでいて、当てつけのように詳細に説明されるとそれはそれで嫌な気がする。