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2008年9月26日金曜日

日本サッカー協会の五輪代表惨敗総括!!

日本サッカー協会北京五輪で3戦全敗だったU-23 日本代表について、の総括を行った。結局は世界に通じるレベルの選手がいなかったということ。技術的にも足りなかったと。そんなことは北京五輪で初めてわかったことじゃない。W杯ドイツ大会の惨敗後も同じような総括をして誰も責任をとらなかったのではなかったか。負けるたびに責任をとっていたのでは人材がいなくなってしまうが、それでもここまでひどい結果と総括だと今までやってきた強化そのものを見直す必要がでてくる。日本はいったいどこを目標にして強化を行っているのか。

タフな選手の育成を…サッカー協会、惨敗の五輪男子に改善策(読売新聞)

3戦全敗と惨敗した男子については、〈1〉厳しい環境で力を出せる選手の育成〈2〉核となる選手の早い段階での固定〈3〉24歳以上のオーバーエージ枠を採用するかどうかに関しての早い時期での方針決定――などが必要だとした。技術的には、荒れた芝に負けない速くて強いパスの徹底や相手の反則を期待して倒れこまないなど、本番で明らかになった具体的な改善策を示した。


五輪男子の惨敗の理由は“何事も遅かった”(サンケイスポーツ)

1次リーグ3戦全敗の男子については「核になる選手は固定すべき。最終メンバーの決定時期も考えないと」とし、オーバーエージ枠問題にも「早い方がよかった」と、ともに遅れの影響を指摘。また犬飼会長は「日本選手はボールを受けてシュートまで0.7秒。(五輪出場国で)一番遅かったというデータがある」とプレーの遅さも指摘した。


この総括は岡田批判かと思う部分もある。中村俊輔のFKを期待して倒れこむ選手が多いフル代表への皮肉かと。五輪代表だけの問題ととらえるから不可思議なことになる。この総括はフル代表にも当てはまる。試合がアウェイで行われるたびにピッチの様子を気にして、プレッシャーに弱い。バイタルエリアで積極的にドリブルを仕掛ける選手も少ない。

五輪代表の反町監督に駄目だしをするなら、同じことをしている岡田も責められるべきだと思うのだが。

岡田は対岸の火事と考え、自分の仕事に忙しいようだ。

森重、UAE戦で岡田ジャパン初招集へ(スポーツニッポン)

浦和とG大阪がACL準決勝進出を決め、DF闘莉王らを招集できない事情もあり、岡田監督は29日に発表するメンバーに4人程度の新戦力を招集する意向。関係者によると、リーグ26試合で最少の18失点を支える若きセンターバックに注目しているという。日本代表のセンターバックは中沢と闘莉王以外は人材難。身体能力を生かした空中戦の強さと両サイドバックやボランチもこなす器用さは岡田監督好みだ。


森重は今回の総括で世界のレベルにないと切って捨てられた選手。中澤、闘莉王のほかに五輪代表の選手しか呼べないところに日本の弱点がある。そこから総括していかなければならないのではないか。ということを考えているのだけれども。どうだろう。

2008年8月24日日曜日

日本代表ビジネスの癌は川淵氏を中心とする独裁政治か

今週発売された週刊文春8月28日号(現在好評発売中)に面白い記事が掲載されていた。成長を続け、強化費も多く投下されていたはずの日本代表がなぜ弱くなってしまったのか。その内幕とも言える日本サッカー協会の私物化が一部とはいえ書かれている。彼らななぜ威張っているのか。そのことを理解してもらうために、全文を引き写してみた。日本代表のために週刊文春から抗議を受けるのは覚悟の上で。

テレビ、新聞が報じない 北京五輪「赤い内幕」(週刊文春)

釜本邦茂もう黙っちゃいられん「反町ジャパン惨敗はわかっていた!」

「北京五輪の開幕前から、反町ジャパンは惨敗するのではないか、と心配していましたが、それが現実のものとなってしまった」
 こう語るのは、日本サッカー協会の副会長を八年務め、この七月の役員改選で執行部からは外れて名誉副会長となった釜本邦茂氏(64)だ。一九六八年のメキシコ五輪銅メダル獲得の立役者の眼に「三戦全敗、総得点一点」という惨状はどう映ったのか。

 釜本氏が続ける。
「反町ジャパンは、毎試合違う選手をFWに据えた。本番でこんな起用をするなんて、誰にどう点をとらせるか、というコンセプトが出来ていなかった証拠です。これでは『勝て』というほうが無理でしょう。
 ベスト4に進出した(八月十七日現在)なでしこジャパンには、ひたむきさがあった。彼女たちの中には、スーパーのレジ打ちをしたり真珠工場で働きながらプレーしている選手もいる。潤沢な予算のある男子サッカーが結果を出せないことには、協会の強化策を見直す必要もあるでしょう。
 サッカー協会は、九八年の仏W杯に初出場を果たして以降、年々予算規模を拡大しています。今年度の予算は、日本体育協会(約五十億円)やJOC(約九十二億円)をはるかに上回る百七十八億円です。しかし、そのお金が有効に使われているのか疑問です。
 例えば、豊富な資金を投入して、若い世代はU-16、U-17、U-18と代表を細かく作り、それぞれにスタッフをつけて遠征に行くなど、過保護といってもいいくらいになっている。しかし、私は、高校生ならU-18一つにして、上手い選手は十六歳でもそこに呼ばれる、としたほうが強化につながると思います。十六歳が先輩を見て『凄い選手がいるな』と感じることが大事ではないか」
 北京五輪の準備段階でも、協会の失態があった。二十三歳以下で構成する五輪代表に、各国三人まで二十四歳以上の選手を登録できる「オーバーエージ(OA)枠」をめぐる問題だ。登録期限の三週間前になって、大久保嘉人(ヴィッセル神戸)に要請しようとしたところ、膝の故障を抱えていた事情もあり、ヴィッセル神戸の社長は激怒。「何なんだ。今頃来て!」とクラブを訪問した反町監督が追い返されている。もう一人、招集された遠藤保仁(ガンバ大阪)もウイルス性感染症でダウン。OA枠なしで本番に挑んだ。

再任された”セクハラ理事”

「五輪本大会出場を決めた直後に、協会の五輪担当が各チームに『OA枠でお願いする可能性がある。ご協力をお願いしたい』とコミュニケーションを取っていれば、別の選手をOA枠で呼ぶこともできたはずです。あんなやり方をしていてはチームが怒るのも当然でしょう」(同前)
 チーム頭ごしの手法で思い出されるのは、二〇〇六年六月、W杯直後の川淵三郎キャプテン(当時)が次期代表監督として「オシム……言っちゃった」と発言した一件だ。オシム氏はジェフ千葉と契約期間中にもかかわらず日本代表監督に就任せざるを得なくなり、波紋を呼んだ。
「川淵さんはJリーグチェアマン時代は『Jリーグあってのサッカー協会』と言っていたのに、〇二年にサッカー協会会長になってからは『サッカー協会あってのJリーグ』となってしまった」(Jリーグ幹部)
 釜本氏が八年間、副会長として執行部にいた間も、理事の意見が聞き入れられないことは多々あったという。
 例えば二〇〇六年、小野剛氏が技術委員長に就任する。しかし、小野氏はそのわずか四カ月前、成績不振で広島の監督を解任されたばかり。「そんな人間が、なぜ協会の強化部門のトップにすぐにくるのか。こんなことは日本サッカーのためにならない」と釜本氏は理事会で発言したが覆らなかった。
 今年七月の会合では、野村尊敬理事(当時)が、川淵氏の側近で、セクハラ疑惑のある理事について「そんな人物を調査もせずに再任していいのか」と糾している。これは川淵氏も一部の幹部も知っていたようで、驚いた風はなかった。結局、会議の議長は「私が預かる」と言ったきりで、調査結果も今に至るまで明らかになっていない、という。その人物は今も理事の座にとどまっている。以前、野村理事が、「非公開となっている役員選挙の開票を公開にして欲しい」と要求した際も、「(不正の)証拠でもあるのか!」と川淵氏は大声で恫喝し、議題にもあげなかった。
 サッカー協会もと幹部によれば、川淵氏は、会長を退いた今も、サッカー協会の入るJFAビルの最上階の名誉会長室に、毎日のように通っている、という。この元幹部はこう憤る。
「釜本さんが使用していた副会長室が、いまの名誉会長室。あるスタッフが『ここを名誉会長室にするので』と話しに来たので、釜本さんは『前任の岡野(俊一郎)さんが名誉会長の時には部屋はなかったのに、なんで川淵さんには部屋を作るのか』と疑問を投げかけた。しかし、受け入れられませんでした。
 六月に中田英寿の呼びかけた国際親善試合で、釜本さんが日本代表監督をつとめた際も、こんなことがありました。中田はサッカー協会に来て、小倉純二副会長に正式に釜本さんの監督就任を依頼した。ところが先に小倉さんに挨拶に行ったのが気に入らないのか、川淵さんは後で『話の筋が違うだろう』と中田に怒り、W杯以来の大観衆が集まり、世界の名選手がプレーするイベントなのに、川淵さんも他の協会幹部も全く顔を出しませんでした。これでは協会を私物化しているようなものです」
 最後に釜本氏がこう締めくくる。
「サッカー協会が上位下達ではなく、サッカーに携わる人みんなのための組織になるよう願っています。〇四年以降、アテネ五輪、ドイツW杯、そして北京五輪と、なぜ日本代表の不振が続いているのかを協会は検証すべきでしょう。私も自分にできることがあれば、日本のサッカー発展のために協力を惜しまないつもりです」


野村尊敬前理事の発言については、選挙の透明性を高めるためという報道があり、川淵氏はみずから不正があったか後ろめたいことがあったということを暴露したのと同じかたちになった。

川淵三郎 ブチ切れ恫喝(親爺の親爺による親爺の為の40s' Blog)

こちらではFLASHの記事をあげている。読み比べてもらいたい。

文藝春秋光文社というスタンスの違う出版社が、日本サッカー協会について同じ批判記事を載せる。これは問題ではないか。

そして、このことについて一般紙やスポーツ紙は触れていない。

川淵三郎氏と論争をしてJリーグから手を引くことになった渡辺恒雄氏に読売新聞の全記者を動員してでも日本サッカー協会の私物化についてネガティブキャンペーンを張ってもらいたいものだが。

彼も野球があんな結果になってそれどころじゃないかもしれないね。

日本はどうしてこう正論が言えない国になってしまったのだろうね。

2008年8月23日土曜日

野球は4位!! 日本メディアの報道はやはり貧弱!!

NHKフジテレビが同時に同じ試合をライブ放送するというちぐはぐさで、サッカー男子決勝のナイジェリア vs. アルゼンチンは録画放送になってしまった。

北京五輪の放送はほとんどが日本人中心。レベルが高い外国の他の競技を見たいと思っても、放送されなかったり、深夜だったりとあまりにも冷たい対応。

放送体系が恵まれていてヨーロッパや南米のゲームが多く放送されるサッカーや、NBAが放送されるバスケットボール、MLBが放送される野球はともかく、レスリングや射撃、フェンシングと言ったオリンピック競技が世界最高峰に近い競技の関係者たちは現地に行かなければ世界のレベルがわからないという放送になっていた。

日本のテレビ局は日本が出ない競技は誰も見ないとでも思っているのだろうか。というよりも同じ時間帯に違うテレビ局で同じ放送をする必要が本当にあったのだろうか。

U.S. Wins Bronze in Baseball(New York Times)

星野ジャパン、米にも完敗…「最強メンバー」メダルなし(読売新聞)

そこまでして放送した野球だったけれども、日本はアメリカに逆転負け。金メダルしかいらないと煽り続けたあげくに4位という結果に終わった。

そのあと、NHKはすぐにサッカー決勝、そしてハンドボール女子の決勝に。そして、野球の感情的な応援よりもこちらの放送のほうがわかりやすい。

新聞報道もNew York Timesがていねいに紙面を多く割いて書いているのに対し、読売新聞はベタ記事扱い。

星野ジャパン、銅メダル逃す 米に4―8(朝日新聞)

夏の高校野球を主催する朝日新聞は写真こそたくさん使っているものの、記事は遙かに短い。

新聞記者がショックを受けているのかもしれないが、プロなのだからちゃんと事実を伝えないと。いや、事実を伝えなくてもいいように二局で放送したのか。

なぜサッカーが放送されないのかと思っていろいろザッピングはしていたのだが。

それでも決勝トーナメントに残ったキューバ、韓国、アメリカ相手に0勝5敗。本当に言い訳できない状況だと思うのだけど。そのことについて反省が行われるのか。来年はWBCが行われるというのに。サッカーのように総括は行われないのだろうなあ。

それにしても第2回ワールドベースボールクラシックもアメリカメインで行われるのだね。

Venues

First Round (March 5-March 12)
Pool A: Tokyo Dome, Tokyo, Japan (cap. 42,000)
Pool B: Foro Sol Stadium, Mexico City, Mexico (cap. 27,940)
Pool C: Rogers Centre, Toronto, Canada (cap. 49,539)
Pool D: Hiram Bithorn Stadium, San Juan, Puerto Rico (cap. 18,000)

Second Round (March 14-March 19)
Pool 1: PETCO Park, San Diego, California (cap. 42,685)
Pool 2: Dolphin Stadium, Miami, Florida (cap. 38,560)

Semifinals and Final (March 21-March 23)
Dodger Stadium, Los Angeles, California (cap. 56,000)


これだけ他の参加国に負担をかけるというのも野球が普及していないからか。除外されるのも無理はないね。

2008年8月19日火曜日

やはり出てしまった日本の悪癖

Beijing 2008 Football Women's Semi-finals Japan 2-4 U.S.A. @ Workers' Stadium
Japan:Ohno 17,Arakawa 93
U.S.A.:Hucles 41,81 Chalupny44,O Reilly 71

なでしこはCK崩れからオンサイドで残っていた大野につないで先制。その後は組織的に守っていたのだが。前半終了間際の5分間でサイドから崩されて連続失点。さらに後半にもサイドからのクロス気味のシュートを連続で決められてしまう。なでしこは1点返すのが精一杯で追いつくことはできなかった。

アメリカの全得点がサイドからの崩しだったのに対し、なでしこは真ん中で攻め続けた。両者の間に実力の差はそれほどないと思うが、戦術と戦術理解の差から大差がついた。

正面突破では攻めるのに苦労するが、横からゆさぶると簡単に点が入るという典型的な試合でもあった。もし、GKのレベルがもっと高ければ1点で済んだかもしれないが、それは結果論でしかない。ようするにサイドアタックに徹しきれなかったというところが敗因だろう。

なでしこ先制も米に4失点完敗/サッカー(日刊スポーツ)

それでもなでしこジャパンは、最後まで試合を捨てなかった。福元はしょげるどころか声を張り上げ、攻撃を必死に防ぎ続けた。そしてロスタイムには、波状攻撃から途中出場のFW荒川が、チーム2得点目を押し込んだ。佐々木監督は「次につながるプレーができた」と選手をたたえた。

 池田は「4強に残って、まだ夢の中にいるような気分だった。今度は世界に通用することを証明したい」と気持ちを切り替えた。持ち前のパスサッカーが、世界最高レベルにあることは確認できた。次につながるゴールも決めた。そして、世界トップに肩を並べたことを示す舞台も、まだ残っている。21日の3位決定戦ドイツ戦で、なでしこジャパンが悲願のメダルに挑む。


ゴールを奪ったことを「次につながるプレー」と称したことに危機感がないということがわかる。

パスサッカーも世界には通じていない。

あれだけミスパスが多く、アメリカのカウンターを浴び、サイドから崩されて4失点しても、不運な得点と言っているようではお話にならない。不運だったから仕方がないと言っていたら、アメリカには永遠に勝てないだろう。

クロスをあげればミスキックでもゴールすることがある。シュートすれば、相手に当たったりポストやクロスバーに当たって中に入ることもある。その通りに決定的なボールを外から送り続けたアメリカと、ていねいにエリア内へのパスをつなぎ続けたなでしことの差があった。

日本のパスサッカーは今のレベルでは世界水準にはない。ただサードプレイスに残ったという結果があるだけだ。世界で安定して勝つためにはもっとワイドに連携してサイドを抜かなければ勝てない。

だから、最後の得点は無駄球だった。あれが入ってしまったことでドイツ戦も同じように戦ってしまうから。

日本はサイドアタックが未熟だ。なでしこは男子よりも外に振ることが多いが、それでも足りない。そのことを選手が気付かなければ成長はない。サイドに三角形を作ればパスコースも多くなる。そこに監督も気付いていないのでは意味がない。

「金や銀は美しいが、銅だっていい色だぞ」(日刊スポーツ)

しかし日本が米国のような強豪に勝つとなると、多少の試合ペースの行き来はあるにせよ準決勝前半25分までのような展開を、極限の集中力の中で90分間やり通さなくてはならない。それは精密機械を猛スピードで動かし続けるような高い負荷のかかる作業だ。肉体的にも精神的にもストレスにさらされるから、ちょっとしたことがきっかけでそのメカニズムが機能不全に陥ってしまう。


これも精密機械のように緊張してやる必要はない。ここまで追い込むとそれがストレスになってしまう。2トップを両サイドに開かせて高い位置で張らせておき、クリアをサイドに振ればいいのだ。それだけでDFは楽になる。クリアしたボールはFWがキープするか、タッチラインを割る。どちらにしてもそこからリセットになる。一息つける状態を作ることがどれだけ楽になるか。

一方の男子は反町さんの無策がこんなかたちでコラムになっている。

玉砕を命じた反町ジャパン(Number Web)

その原因を、反町監督はナイジェリアに負けた翌日につぎのように語った。

「きのうのようなゲームを、ナイジェリアやアメリカ、そしてオランダの選手は毎週やっている。日本の選手はほとんどが自国でやっている。その経験値が差になる」

まるで選手が未熟だから負けたというような言い様だが、そうだろうか。

それでは、オランダとイタリアのチームに所属して外国でのゲームをずいぶん経験しているはずの本田圭佑や森本貴幸は、どうしてそのほかの日本人選手以上の動きができなかったのだろう。彼らが、たとえば内田篤人以上の動きをしたとはとても思えない。

あるいは、女子の代表のことを考えてみてもよい。彼女たちは負ければ1次リーグ敗退という状況で第3戦に臨み、世界4位、シドニーでは金メダルを取ったノルウェーに5対1で圧勝したが、彼女たちの中に、外国でプレーした経験のある選手が澤穂希以外に何人いたというのだろう。


これでは反町さんだけを責めることになる。反町さんが経験値を問題にしたことは選手の判断力の速さの部分だったと思うのだが、海老沢さんは違うところに置き換えている。世界のサッカーを知らない証拠だ。

はっきり言って選手が未熟だから反町さんの戦術理論が理解できなかった。本田圭佑は戦術理解ができていないからフェンロで機能せず降格の憂き目にあい、森本も未熟だからカターニャでレギュラーを獲れない。

なでしこはよく頑張ったが、女子と男子ではピッチ上の判断力の速さは決定的に違う。昨日の試合でも西川がGKならアメリカは1点か2点だったはずだ。

その未熟な選手を、より高い経験値まで持っていけなかったことを反町さんは悔やんでいるのではないか。
たしかに言ってはならないことではあったが、Jリーグでもっとレベルの高い試合をというのが本音だったのではないか。

「決して悪い内容ではなかった。しかし、ペナルティエリア内に侵入しているアタッカーの人数が少なく、ゴールの予感がしなかった」(ラモス瑠偉)

「身体能力の高い相手の守備陣からゴールを奪うには、少なくとも3人、できれば4人がペナルティエリア内に飛び込みたかったが、実際に飛び込むのは李(柏)と谷口(川崎)ぐらい。中盤の選手が入っていくことが必要だった」(相馬直樹)

これらはナイジェリア戦の戦評だが、専門家の見方は一致している。アメリカ戦でもナイジェリア戦でも、右サイドの内田から何本かいいクロスがはいったが、いずれのときもそこに人が動いていなかったのである。

反対に、アメリカとナイジェリアはここぞという決定的なときに、そこに人が侵入してきていた。日本に必要だったのは、外国での経験値などではなく、決定機を見きわめる想像力だったのではあるまいか。


たしかにペナルティエリアに飛びこんでいく選手は少なかった。それは認めよう。大きな問題のひとつでもある。

しかし、内田が上がりきったときに、右サイドの本田圭佑がサイドでケアをしなかったことでカウンターを怖れたということもある。1枚でサイドアタックを仕掛けるということは常にカウンターの危険があるということだ。ふたりいればディレイがかけられる。その戦術の徹底がなければ、リスクチャレンジをしてエリア内に飛びこむことはできない。

中央でリスクチャレンジをするならサイドで取られないというリスクマネージメントをしなければならなかった。

しかも、そういう頼りない彼らに、ナイジェリア戦を前にして、反町監督は何といったか。

「座して死ぬくらいなら、飛び込んで死のう」

といったというのである。

ぼくはおどろくと同時に非常に不愉快になった。追い込まれると、作戦を放棄し、いたずらに玉砕命令を出すのは昔の日本陸軍の指揮官の専売特許だと思っていたのだが、さきの戦争から60年以上たったいまも同じことをいう人物がいたのである。論理的な作戦がもっとも必要なときに、こんな言葉しか持っていない人物が指揮官なのでは、勝てる試合も勝てまい。


ただ、これはひどい。選手のモチベーションをあげるにも言葉を選ぶ必要がある。精神論では勝てない。せめて、ファンが見ている前でみっともない試合はできないぞくらいにできなかったのかとは思う。

こういうしかないほど、選手のやる気がなかったのかもしれないけれどね。

2008年8月18日月曜日

Beijing 2008 Football Women's Semi-finals Japan vs.U.S.A. 18th August 2008

Beijing 2008 Football Women's Semi-finals Japan vs. U.S.A. @ Workers' Stadium

なでしこ米国戦前日爆笑「掛け合い」会見(日刊スポーツ)

なでしこの花は、笑って咲く。サッカー女子の日本代表が18日、68年メキシコ五輪男子の銅以来、日本サッカー史上40年ぶり2度目のメダルをかけて準決勝で米国と対戦する。同代表は17日、試合会場の北京工人体育場で最終調整。佐々木則夫監督(50)とMF安藤梢(26=浦和)が「掛け合い会見」で報道陣の笑いを誘うなど、重圧のかかる決戦を前に緊張をほぐした。相手は、04年アテネ五輪金で世界ランク1位の米国。自然体で栄光をつかむ。


メディアはなぜ男子と女子のサッカーを一緒に扱っているのだろう。男子と女子の種目はまったくの別物だ。

例えば、男子のトラック競技で誰かがメダルを獲ったならアムステルダム大会の人見絹枝さん(800メートル銀)以来80年ぶりのメダルと騒ぐのだろうか。日本男子はマラソンとフィールド競技ではメダルを獲ったことがあるが、トラック競技ではメダルを獲ったことがない。それは史上初と賞賛されるべきことであって、24歳の若さで乾酪性肺炎のためなくなった薄命のアスリートと重ねる必要はないだろう。

日本のマスコミはやりそうだけれども。

マスコミの揚げ足はともかくとして、男子の復活はなでしこの戦いにこそヒントがあるのではないか。ミスパスも多いし、技術的には男子の中学生レベルと山郷選手が話していた記憶があるのだが、それでもフィジカルの強い相手にどうすれば勝てるのかということを考えるのは男子と同じ。

女子もフィジカルではどうしても欧米に勝てないのだし、それをテクニックだけではなく、頭脳で打ち破ることを考えてきた。組織で守ってボールを奪ってのショートカウンターとサイドアタック。バイタルエリアでのドリブルとできることはすべてやっている。

EURO 2004のギリシャは無視したのに、EURO 2008スペインはこれこそ理想型の騒いだブランド好きのメディアと日本サッカー協会はともかくとして、ファンは現実を見なければならない。なでしこが世界に通用するサッカーをやっているなら、女子だからといってバカにしたものでもない。

男子にも彼女たちがやっていることを取り入れるべきだ。もちろん、男子に練り直してという条件はつくけれども。

勝ったもの、結果を残したものに対してリスペクトの気持ちを持ち、取り入れるという姿勢は大事なこと。

今からブラジルのようにスキルフルなサッカー王国にするには気が遠くなるような時間が必要だし、イタリアのような理詰めのスペース消去論を理解させるのは子供の頃からの強化が必要だ。メキシコのような恵まれているとはいえない体で巨人の国を倒すことはさらに体幹を鍛えなければならない。

日本は島国だが、世界中のサッカーを見られるという恵まれた環境にある。ブラジルが負けた試合も、スペインが負けた試合も見ることができる。どうやって倒されたかというのをヒントにして、日本化だけではなくハイブリッドのサッカーを作ればいい。

オリジナルにこだわることはないのだ。大空翼が現実に存在したとしてもひとりではサッカーは勝てないのだし、大相撲の力士がGKになってくれたとしてもゴールは割られるだろう。

それよりも、真似できるところは真似をして、あとは頭を絞って考えればいい。

世界のトップに並ぶためには楽な道はない。学問に王道なしとはいうけれども、サッカーにだって王道はない。ブラジルの子供を日本で育てればあれほどスキルフルにはならないだろう。環境が整いすぎるというのも考えものだが、スラムを実現しろというわけにもいかない。

強いチームを目指すなら、24時間サッカーのことを考え、強くしようと考えた初心を忘れないこと。オフトを招聘した初心を思い出せば、再び日本男子のサッカーは上昇に向かうはずだが。

それより先に女子のセミファイナルでなでしこを応援しよう。

2008年8月17日日曜日

日本と外国のスポーツ記事を比べてみよう

北京五輪も半分を折り返したところだが、日本の報道は世界と比べて偏っているのかどうか。メダル大好きな日本人は外国人が勝ったニュースを大きく扱わないという情報もあるが、本当なのか。スポーツ面のトップニュース、あるいはホームページのトップニュースで比べてみよう。

まずは日本で一番発行部数が多い読売新聞から。

ソフトボール、日本はベネズエラ下し4強入り(読売新聞)

スポーツ面のトップニュースはソフトボール。日本がベネズエラに勝って決勝トーナメント進出を決めたというニュース。

大阪桐蔭、打ち勝って決勝へ 横浜、粘り届かず(朝日新聞)


高校野球を主催している朝日新聞はさすがに高校野球記事。ただし、トップページではマイケル・フェルプスの8冠がトップだった。

フェルプスが最多8冠 400メドレーリレーで米国が金(朝日新聞)

五輪のニュースではやはりこのニュースが一番大きい。日本ではなくて、世界ではということだけど。

毎日テニス:野辺地・難波組が優勝 一般混合ダブルス(毎日新聞)

毎日新聞は国内のテニス大会。最新ニュース扱いだからなのか。

五輪競泳:競技終了 日本は男子四百メドレー加え金2銅3(毎日新聞)

トップでマイケル・フェルプスが8冠を獲った400メートルメドレーリレーだけれども、こちらは日本視線。記事は淡々と事実を伝えるだけ。

今度は日本が誇るスポーツ紙に。彼らの目が海外を向いているならサッカーも安泰だが。

日本、逆転で決勝T進出/ソフトボール(日刊スポーツ)

日刊スポーツはソフトボールの決勝ラウンド進出の記事。

常葉菊川-大阪桐蔭で甲子園決勝(サンケイスポーツ)

サンケイスポーツは甲子園。オリンピックではなく、甲子園。主催でもないのになぜだろう。

日本やった!2大会連続銅メダル締め、フェルプスは8冠達成…競泳・男子四百Mメドレーリレー(スポーツ報知)

スポーツ報知は日本の銅メダルを。マイケル・フェルプスの記事は刺身のつまのように書かれているだけ。

男子が日本新で2大会連続の銅メダル(スポーツニッポン)

スポーツニッポンも400メートルメドレーリレーだが、こちらは見出しにフェルプスの名前もなし。

原が日本人最少記録で圧勝 軽井沢女子ゴルフ最終日(デイリースポーツ)

デイリースポーツはなぜかゴルフの記事。阪神タイガースが最近負けているからなのか。それとも五輪も甲子園もゴルフも同じ比重ということなのか。

女子は4位、男子は5位 卓球(中日スポーツ)

中日スポーツは卓球の記事。もっとも新しい五輪のニュースだからかもしれない。

海外に目を移してみよう。まずはイングランドの新聞から。プレミアが開幕したばかりだが。

Olympics: Yngling crew and Ainslie overcome stormy conditions to claim gold(Guardian)

Guardianはセーリングの記事。Ynglingでイギリスチームが金メダルを獲ったことを詳細にレポートしている。

Ben Ainslie wins gold to secure position as Britain's greatest Olympic sailor(Telegraph)

Telegraphも同じくセーリングの金メダル。ゴールドメダルならトップ記事になるのは当たり前か。こちらの記事もかなり長い。

Sund'land 0 Liverpool 1(The Sun)

The Sunはプレミアの記事が大きく。クリックするたびにナスリのゴールでアーセナル勝利かフェルナンド・トーレスのゴールでリバプールが勝ったかが変わるのだけど。リバプールの記事で。

五輪よりもフットボールが身近なニュースだし、仕方がないか。

Lotteria Brno, prove sotto il diluvio
Stoner in pole, Rossi secondo
(La Repubblica)

La Repubblicaはオートバイレース予選の記事。2番手がリッピが招集したアッズーリについて。

Phelps, ottava medaglia d'oro
Spitz cancellato, è nella Storia
(La Repubblica)

ただし、五輪特集ではアッズリーニが敗れた記事よりもマイケル・フェルプスの8つの金メダルがトップ。

Phelps 8 ori: leggendario(La Gazzetta dello Sport)

La Gazzetta dello Sportはアッズリーニが敗れた記事も混ぜながらもトップはマイケル・フェルプス。

Nadal, a por el oro(as)

asはナダルのテニス決勝について。相手との対戦は二度目という記事か。

Anabel y Vivi saborean el amargo gusto de la plata(MARCA)

MARCAはテニス女子ダブルスの銀メダルの記事。マイケル・フェルプスの8つのメダルの表情の記事も大きく扱われている。

Ocho oros en la semana que cambió la historia(MARCA)

こちらのほうが扱いは大きいかも。トップページから記事に入るとちょっと小さくなるけれども。

Jumping Right In and Winning First Gold(New York Times)

New York Timesはさすがにマイケル・フェルプスの記事。アメリカの選手だからというのもあるけれども、やっぱりビッグニュースだからね。

扱いも大きいし。

Michael Phelps wins eighth gold in medley relay at Beijing Olympics(The Australian)

The Australianもトップ記事はマイケル・フェルプス。どの種目でメダルを獲ったかまできちんと載せてある。

Звонарева! Сафина!! Дементьева!!!(Sport Ekspress)

ロシアのスポーツ新聞Sport Ekspressは女子テニスのシングルスファイナルとサードプレイスの記事。

いかんなあ。ロシア語はほとんど忘れている。

各国ともにまずは自国のニュースが一番。それでもビッグニュースは扱うというのが基本。ただ、日本は淡々と事実を書くのに対して、イギリス、イタリア、スペイン、アメリカは詳細にいろんな角度から記事を書いていた。

オーストラリアはフェルプスについて詳しく、ロシア語はほとんど読めないが、ファイナルがロシア同士になったこと、金、銀、銅を独占したことについて書いている。たぶん。

ゆっくり読むと外国のほうが読み応えがあるのは確か。日本の記事は新聞が違っても同じような記事だからね。

これをどう感じるかは、読んだ人が考えるということでね。

2008年8月16日土曜日

北京の敗戦の衝撃を協会はどう受け止めるべきか

北京五輪日本代表は3戦全敗。0勝という結果に終わった。得点は1、失点は3。

この敗戦に対して、総括することはもちろん、それを将来に向けて生かすべく策を取らなければならない。W杯ドイツ大会のような場当たり的で玉虫色の総括では意味がないのだ。そして、サッカーにかかわるすべてのファンが読めるものじゃなくてはならない。

協会がドイツW杯を総括(読売新聞)

大会の特徴として挙げたのが、1998、2002年の過去2大会で主流だったカウンター攻撃による得点の減少だった。

「ボールを失った瞬間に、相手に速攻をさせない守備をチームとして行っていた。前線も含め全選手に徹底的なハードワークが要求される」と理由を分析。「勝つチームには、何かを免除されるスーパースターはもはや存在しない」とし、ハードワークができる選手が当たり前だとした。

その中で、ボールを奪いに行く姿勢、緻密(ちみつ)な組織などの特徴を、優勝したイタリアやドイツを例に挙げた。リポートには記されていないが、より自陣に引いての確実な守備を志向した日本との大きな違いだったともいえる。


その積極的な守備を破る攻撃では、中長距離のシュートへの高い意識など多くの要素が挙げられている。
〈1〉カウンター攻撃を生むGKから前線への質の良いボールの供給
〈2〉速いテンポでしかも大きくボールを動かす
――など6項目が列挙される中で注目されたのは、モビリティー(機動性)。

「洗練された守備を相手にした場合、人が動かない限りボールも動かせてもらえない」として、アルゼンチンがパス24本をつないで挙げたゴールなどを例に、走りの量と質の重要性を指摘している。


これがドイツの総括の抜粋。モビリティが重要といいながらもまったく2年間で生かされなかったことになる。北京ではお世辞にも運動量が高いとは言えなかった。ミスを恐れて、動けないというほうが多かったように思う。

以前、このことに気付くのに2年遅かったと書いたが、2年も無策だったことを考えれば、世界との差は広がったと見るべきだろう。

北京「叩かれるべき条件。」(Number Web)

これはなぜ男子サッカーの全敗がどれだけの衝撃なのかを書いた杉山茂樹さんのコラム。

オリンピックでは国民の期待を裏切る敗退も当然ある。それは仕方ない。
しかし、負けたときには、もっと反省し、大いにがっかりすべきだ。
“応援”とは一線を画した客観的な検証。それなくして発展はないのだから。


サッカー男子は、4年前のアテネ同様、2戦2敗で3戦目を待たぬうちに脱落が決まった。メダル候補ともてはやされた前回は、にもかかわらず、反省、検証をおろそかにした。そしてメディアは、金メダル16個を獲得した五輪フィーバーのほとぼりが冷めるのを見計らうかのように「さあ次はドイツW杯だ!」と、これまでと同様の手法で煽った。今回の顛末はどうなるのか。協会、メディアはどんな対応をするのか。それにファンはどんな反応を示すのか。

多数のファンを抱える競技。

強化にそれなりの大金が投じられた競技。

選手がそれなりの収入を得ている競技。

成績が振るわなかったとき、以上の条件を満たしている競技は叩かれても仕方がないと僕は常々思っている。

サッカーはその代表格だ。「3戦3敗」は叩かれる対象になるが、サッカーメディアのこれまでの経緯を考えると、その成績は、サッカーを取り巻くメディアのヨイショ体質に相応しい結果に見える。


日本における野球の競技人口は約150万人(推定)。サッカーの競技人口は約80万人(日本サッカー協会)。

野球の半分だが、ファン層も含めると日本の二大スポーツと言ってもいい。

サッカーで3戦全敗で破れたということは、星野監督の野球が予選で全敗するような衝撃なのだ。

もし野球でそんなことが起これば、メディアは大騒ぎだろう。

しかし、サッカーでは惜しいというくらいの報道でしかなく、衝撃はなかったかのように受け止められている。

痛みを強く受け止めなければならないにもかかわらず。

またもや、玉虫色の総括を出すようなら、日本サッカー協会は完全な死に体になっていると言わざるをえない。

2008年8月14日木曜日

北京五輪、3戦全敗を受けて

Beijing 2008 Football First Round - Group B U-23 Netherlands 1-0 U-23 Japan @ Shenyang Olympic Stadium
Netherlands:Sibon 73(r)

3戦全敗。もちろん、0勝。言い訳はできない。結果だけを見ればすべて1点差の惜敗だが、この1点に世界との大きな差がある。オリンピックに出てくるU-23の選手と言っても、ヨーロッパのクラブで中心選手として活躍している選手も多い。クラブが出場を認めないと問題になった選手もひとりやふたりではないのだ。

日本代表もJリーグではレギュラーを張っている選手を中心に構成されていた。

だが、ヨーロッパや南米のサッカーとJリーグのサッカーをテレビ画面で見比べるだけでも、スピードの違い、展開のワイドさ、フィジカルプレーの強さなどはっきりと差があることがわかる。レベルが違うリーグの選手で構成された他の国を相手にメダルということを言っていたわけだ。

本田圭佑はビッグマウスで3連勝ということを言っていたが、VVVフェンロで何を学んできたのだろうと思う。エールディビジはビッグ3以外はそれほどレベルが高くはないのだが、その中で彼ひとりの力では残留争いから救い出すことはできなかった。名古屋時代から中盤でボールを触るだけ、ドリブルで切り込んでのシュートというプレーはほとんどなかった彼だが、オランダでも成長しなかったわけだ。

水野、家長という両サイドのアタッカーがパフォーマンスを落として、代表から落選するなかで残ったということはそれだけの責任を持たなければならなかったということ。それができなかったのは自覚が足りなかったのではないか。

オランダ戦後 反町監督&西川会見
北京五輪 グループリーグ第3戦
(スポーツナビ)


――3連敗となったが、そのなかでよかった面を挙げるとすれば?

反町 3試合でいい結果は出ませんでしたが、リスクを冒して攻める、連動性のある攻撃をするという姿勢に関しては評価していいと思う。戦い方に悔いは残っていない。


もしぼくが監督なら悔いしか残らないゲームだったと思うのだが。サイドアタックは徹底できず、そして簡単な決定機を押し込むこともできず。

いろいろ考えたスペシャルプレーも不発。いったい何のために練習したのだと思ってしまう。

それを含めて、やることはやったと言っているのなら、反町さんは現場に戻らなくてもいい。もう悔しくて寝られないほどやり残したことがあってという気持ちで勉強しなければ、日本人監督の未来はない。

日本サッカー協会の出世競争だけに関心があるというのならともかく、現場にこだわるなら、ヨーロッパの弱小国の下部リーグでかまわないからアシスタントコーチからやり直せと言いたい。

日本人でヨーロッパ列強のクラブの監督になったのはスペイン3部(実質4部)のプエルタ・ボニータで指揮を執った佐伯夕利子さんくらいしか思いつかないが、そういう経験をする必要があると思う。

そうしないと、世界最先端のタクティクスを肌で感じとれず、こんな覇気のないコメントになってしまう。


――アジア勢がグループリーグを突破できない。欧州のチームなどとはまだ大きな差があると思う。どうやってその差を埋めるのか?

反町 アジアといっても、中国、日本、韓国では、サッカーも違うし、一概にくくることはできない。日本は日本独自のサッカーでやっていくしかないと思っている。ただ、それだけに執着して、突っ走ってしまうのもよくない。今日の試合でも、グラウンドが悪いなか、フィジカルコンタクトに苦しんだ。そういったことは体の使い方や組織で対処していかなければいけない。また、欧州と比較すれば、アジアは経験が少ないとも言える。欧州は週に1、2度は国をまたいだ戦いがある。それはアドバンテージだと感じている。


やっぱり、ピッチが悪いということになってしまう。こういう言い訳が通用すること自体、甘いと言わざるをえない。フィジカルは努力しても難しい部分があるが、ピッチが悪いことを理由にするとインフラが整っていること自体が世界のサッカーとの差だと言っているようなものだ。

オランダ戦後 日本代表コメント
北京五輪 グループリーグ最終戦
(スポーツナビ)

■本田圭佑(VVV/オランダ)

「審判に邪魔された」

(今日も1点差。勝てなかった要因はどこに?)どこの差だったんでしょうね。今日はPKでしか点を決められていないし、審判に邪魔されたとしか言いようがない。せっかくいい試合だったのに……。ああいった形で負けてしまい、残念でならない。
(PKを取られたシーンについて)あとでビデオで見たが、やっぱり試合中に思ったのと同じで、バベルのドリブルが長くて、あきらめた後に倒れたということだったと思う。審判は最初から、どこかでPKを取ってやろうと決めていたかのようなレフェリングを前半の最初からしていた。そう思っても本当に残念でならない。

(それでも、点が取れなかったが?)点が取れなかったのは紙一重。チャンスは何本もあったんで……。そこは日本の課題だと思う。ただ、それはどこのチームが持っている課題。
(点を取るために、どう改善が必要か?)やっぱり最後は個人の力だと思う。シュートを打つのは人なので。そこの技術を上げないと点は入らない。とにかく、この経験を次に生かさないといけないと思う。
(新シーズンの目標は?)それについては、まだどこでやるかも決まってないので、何とも言いようがない。


頭の悪さもここまで極まると見事というしかない。一般常識は知らなくてもサッカー脳というか、サッカーに関することだけは天才的にうまい選手はたくさんいる。しかし、本田はサッカーについても甘い。

ペナルティの場面。エリア内でユニフォームをつかんでいて、それで相手が倒れたらレフェリーは笛を吹く可能性が高い。そんなこともわかっていなかったのか。

あれはカードが出るようなファールでも流すことが多いイングランドの審判でもペナルティをとったはずだ。どう考えてもプレー中に引っ張っているのだから。

こういう自己中心的な気持ちでサッカーをしていたのなら、彼が一番の戦犯と言わざるをえない。ただ、戦犯という言葉は本来の実力を発揮していれば勝っていたという前提だから、本田圭佑は予選でのぶれ球FKの印象だけで残っただけのレベルには足りない選手だったとすれば、馬脚を現したということなのだろう。

W杯日韓大会でトルシエにハッサン二世カップのボレーの印象だけで選ばれた西澤みたいなものか。実際、西澤はスペインでは通用せず、Jリーグでもそこそこの選手のまま。

全敗も当然…バラバラだった反町ジャパン(スポーツニッポン)

最終戦で指揮官と選手の間に“溝”もできてしまった。試合前に反町監督から「オランダはうまいから前からボールを取りにいかなくていい」との指示が出たが、選手は無視。本田圭は「オレの考えは違った。何人かの選手に“前からいって相手を圧倒しよう”と話したら、賛同してもらった」と証言した。試合後は森本がサポーターにあいさつするチームに加わらずに足早にロッカーに引き揚げるなど、後味の悪い最終戦となった。


選手が監督の指示を勝手に変えてしまうとは。宮本恒靖がトルシエのライン統率に逆らってラインを下げて成功したことはあるが、それは結果を残したから褒められること。

監督の指示に逆らって負けたのでは意味がない。というか、選手に叛乱を許すほど、反町さんはチームを掌握していなかったということ。

日本サッカーの立て直しは時間がかかるかもしれない。

2008年8月13日水曜日

Beijing 2008 Football First Round - Group B U-23 Netherlands vs. U-23 Japan 13th August

Beijing 2008 Football First Round - Group B U-23 Netherlands vs. U-23 Japan @ Shenyang Olympic Stadium

FIFAのフラッグ、フェアプレーのフラッグに続いて両チームの入場。

オランダの国歌「Wilhelmus van Nassouwe」、日本の国歌「君が代」の演奏。

オランダはオレンジ、白、空色のファーストジャージ。システムは3-4-3。

U-23 Netherlands (Beijing 2008 U-23 Netherlands vs. U-23 Japan)
 Sibon 
BabelMakaay
DrentheDe Guzman
EmanuelsonMaduro
Jong-A-PinJaliens
 Marcellis 
 Vermeer 


日本は青一色のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

U-23 Japan (Beijing 2008 U-23 Netherlands vs. U-23 Japan)
 Toyoda 
 Taniguchi 
Keisuke HondaOkazaki
KajiyamaHosogai
MorishigeNagatomo
YoshidaMizumoto
 Nishikawa 


オランダは日本に2点差以上で勝利することがノックアウトラウンドへの絶対条件。

日本のキックオフで前半開始。

12分、日本。右サイドから切り込んだ長友がミドルシュート。こぼれ球に豊田が詰めるがクリアされる。

豊田は倒されたように見えるがホイッスルはなし。

19分、オランダ。マカーイのスローインにシボンが合わせるがシボンのファール。

マカーイはロングスローもできるのか。彼はスローインをやる選手だったっけという印象。

21分、日本。谷口から豊田へのパス。前線に3人というチャンスだったが。豊田のシュートは宇宙開発。

シュートの選択は悪くないけれども宇宙開発ではね。前にふたつもパスコースがあっただけに判断力の幅の狭さは残念。

26分、オランダ。左サイドエリア角付近からのFK。デ・グズマンが直接狙うがGK西川がキャッチ。

シボンも飛びこんできたが、GK西川は落ち着いていた。

29分、オランダ。カウンター。ボールを奪って左サイドのドレンテに振って前線のシボンにボールが出るが、細貝がきっちりついてシュートを撃たせず。

3対3のピンチだったが、落ち着いてシボンを抑えた。

30分、日本。豊田のスルーから岡崎。クリアボールを右サイドでつないで梶山が切り込んで森重に渡すがシュートは撃てず。

またもや森重。彼はちゃんとシュートを撃つという姿勢でピッチに立っているのだろうか。レフトバックだからと言ってゴールを奪っては駄目ということはないのだが。

31分、オランダ。カウンターからバベルが突破。マカーイがボールを落としてマドゥーロがシュートを撃つがゴール左に外れる。

マドゥーロの飛び込みに日本は反応が遅れたがシュートは左に外れる。

35分、日本。本田圭佑のCK。バベルの足に当たってゴールに向かうがGKフェルメールがキャッチ。

バベルがジャストミート気味にゴールに返してあわやオウンゴール。しかし、GKフェルメールが落ち着いていた。

38分、オランダ。水本へのファールでシボンにイエローカード。

39分、日本。豊田のキープからこぼれたところを岡崎がシュート。ゴール左に外れる。

豊田はポストプレーでは勝っている。彼がボールをキープできるなら日本はチャンスを作れるかもしれない。

44分、オランダ。スローインからマカーイが落とし、エマヌエルソンのシュート。ブロックされてこぼれたところをシボンがバイシクルで狙うが、日本がブロック。

アディショナルタイムは1分。

ゲームはこのまま前半終了。0-0で折り返し。

オランダのキックオフで後半開始。

48分、オランダ。左サイドエリア角付近からのFK。デ・グズマンが直接狙ってくるがGK西川がパンチングで逃れる。

ゴール左隅を狙ったシュートだったが、GK西川が落ち着いて対処。

51分、オランダ。ゴール正面右からのFK。ドレンテが左足で直接狙ってくるがわずかにポストの左を通過。

GK西川のきっちり反応していた。枠内なら西川が弾いていたか。

53分、日本。岡崎のキープから本田圭佑、森重を使って左サイドを突破。本田圭佑に戻してクロスをあげるが精度なし。

本田圭佑はフリーでゴール前にあげることもできないのか。いったい何をしにオランダまで行って来た?

54分、日本。左サイドのスペースにこぼれたボールに豊田が追いつき、ドリブルで切れ込んでシュート。GKフェルメールがなんとか弾いてCKに。

日本のビッグチャンス。オランダも暑さで疲れてきたのか、スペースが空き始めている。

2005年のワールドユースでオランダに簡単にぶち抜かれていた日本だが、今日は圧倒的な差を見せつけられることはない。オランダは暑いとだめなのか。

58分、日本。左サイドからボールを運んだ森重が思いきってミドル。ポストに跳ね返ったところに豊田が詰めるがゴール左に外れる。

森重のシュートにGKフェルメールは反応できず。豊田も予想していなかったのかシュートはヒットせず。

61分、オランダ。マドゥーロに代えてバッカルを投入。

62分、日本。右サイドで長友がボールをキープ。岡崎とふたちで崩して中央の梶山にパス。梶山が切り返してシュートを撃つがヒットせず。

梶山のシュートは明後日の方向に。これではゴールの匂いはしない。

62分、オランダ。谷口の突破を止めたヤリエンスにイエローカード。

63分、日本。ゴール正面右からのFK。本田圭佑が左足で直接狙うがGKフェルメールがセーブ。

本田圭佑のFKは魔球と呼ばれたころの迫力はなし。一発屋だった可能性もある。あるいは小手先のテクニックだけがうまくなったのか。

69分、日本。バベルの突破についていた本田圭佑がユニフォームを引っ張ってエリア内で倒してPKの判定。

相馬直樹はバベルがもらいにいっているからペナルティではないと言いはっているが、あれだけつかんでいたら印象はペナルティだろう。

72分、日本。ペナルティのボールの位置に文句をつけた豊田にイエローカード。

73分、オランダ。PK。シボンが右足で真ん中に蹴り込んでゴール。1-0。

シボンのゴールはど真ん中。GK西川の残った足に引っかかりそうだったがゴールは決まった。PK職人のマカーイがいるはずなのに。シボンだったのかという感じで。

74分、オランダ。シボンに代えてザウファーローンを投入。

79分、日本。谷口に代えて森本、本田圭佑に代えて香川を投入。

81分、オランダ。遅延行為でデ・グズマンにイエローカード。

85分、日本。岡崎に代えてを投入。

86分、オランダ。カウンター。エマヌエルソンからの縦パスに抜けだしたマカーイがボールに追いついて左足でシュート。GK西川がセーブしてCKに。

一発の縦パスに反応したマカーイが滑り込みながらシュートを撃つがGK西川がセーブ。

89分、オランダ。デ・グズマンに代えてピータースを投入。

アディショナルタイムは3分。

90分、日本。細貝からのロングフィード。豊田が落として森本と香川が競ってシュートを撃つがわずかにゴール右に外れる。

豊田がしっかり落としてこぼれたところに森本、香川が詰めるがゴール内には押しこめず。

92分、オランダ。右サイドエリア角付近からのFK。ドレンテが直接狙ってくるがサイドネット。

ドレンテのシュートは強烈だったが、サイドネット直撃。

ゲームはこのまま終了。1-0でオランダが勝利。

日本は3戦全敗、もちろん0勝。すべて1点差で破れたが、この1点が世界との大きな壁となった。ショッツオンゴールはオランダが3、日本が5と上回っていたが、スタッツのすべてで上回っていてもゴールの差で負けていれば意味はない。この部分をどうするか。

日本サッカー協会もメディアもファンも他人任せにすることなく、日本が強くなる方法を考えなければ駄目だと思う。誰かがやってくれるではなく、やらなければならないという強い意思をもつこと。これが大事なこと。

2008年8月11日月曜日

北京五輪、グループステージダウンを受けて

Beijing 2008 Football First Round - Group B U-23 Nigeria 2-1 U-23 Japan @ TJ Olympic Center Stadium
U-23 Nigeria:Obinna 58,Anichebe 74
U-23 Japan:Toyoda 79

サッカーは他のスポーツに比べて格段にアップセットが起こりやすい。弱者の戦術はあるし、頭を使えば無数のタクティクスを生み出すことができる。日本人が好きな正々堂々のスタイルで戦わなくても、世界では誰も文句は言わない。いや、あまりにも守備的で退屈というかもしれないが、それさえ勝利を得れば褒め言葉になる。だが、日本はその勝利を手につかむことができなかった。

試合内容は押している部分もあった。ゴールを奪う決定機もあった。だが、チャンスを生かしてゴールに結びつけたのはたった1回。ショッツオンゴールは11もあったのに、ネットをゆらしたのは1回だけだった。

一方のナイジェリアはショッツオンゴールが6。そのうち2本を決めて日本との戦いを制した。

最低限勝ち点1が必要なゲームでその結果すら残せなかったことになる。

日本は追いつめられると神風の後押しもあって、信じられないような力を発揮すると思われてきた。

だが、そういう精神的な部分だけでは勝負にならないということを今回の北京五輪で思いしらされたと言っていい。個人の力で頑張るだけではどうにもならない世界との壁があることがわかったのではないか。

惜敗とかいいゲームをしたとか。そういうレベルではなくて、敗者には何もやるな、パンの耳すら手に入れることができないという弱肉強食のシステムに組み込まれていることがわかったのではないか。

相変わらず、メディアはどんな競技でもメダル、メダルと煽り、メダルきちがいぶりを発揮しているが、それは本当に相手との力関係を分析した上でのことなのか。どんな競技でもスカウティングは大事だし、そのスカウティングをもとに弱点をさぐり、そこを徹底的につくことで勝利の確率を高めていくのは同じはず。

純粋に個人の能力で決まる水泳や陸上はともかく(ウェアやスパイクで違うならそこは揃えるべきではあるが)、サッカーのように突出した個人の能力だけでは決まらない競技では、自分たちのプレーをするというだけでは勝てないことがわかっていたはずだ。当然、相手があるのであり、自分たちのスタイルだけで戦うことはむずかしい。例えば、左サイドで勝てるなら左サイドを制してチャンスを作るためにどうするかを監督に指示されるだけではなくて、全員が考えられるようにならなければ通用しない。

スペシャルプレーは重要ではあるけれども、一度見せてしまうともう使えない。そして、決まらなければただのいいプレーということになってしまう。

日本に足りなかったのは徹底して相手の弱点をついて、勝利を得るという勝利への執念と意地汚さではなかったか。

ナイジェリア戦後 反町監督会見
北京五輪 グループリーグ第2戦
(スポーツナビ)

――結果は紙一重だったが、その差はどこにあるか?

 紙一重だと言ってもらえるのは、評価してもらっているからでしょうか。走るスピード、技術的判断のスピードが違う。細かいが、そういった積み重ねが、1点差の中に凝縮されていると思う。


メディアと反町さんとの意識には相当な差がありそう。メディアは惜敗という流れに持っていきたいのだろうが、反町さんは指揮官としてレベルの差があることを感じ取っていたのだろう。1点差だが、大きな差があったということをコメントしている。それをメディアはどう伝えるか。

そして、この短い会見の中で反町さんが言ったことをどうファンは受け止めるか。

限界ゆえの“終戦”
日本 1-2 ナイジェリア
(スポーツナビ)

そうして、いくつかの決定機を逃すと、前半25分からは早くも日本はジリ貧に陥る。まだ相手にリードを許したわけではないのに、気が焦り、リズムが狂う、そんな悪循環が日本をむしばんだ。前半41分、敵陣中央でボールを持った本田圭佑(VVV/オランダ)が右前方へパスを送った場面では、フラストレーションが明白な形で示された。スペースへ走り出した本田拓とコンビネーションが合わず、本田圭は両手を大きく広げて「なぜ、そこに走らないんだ」とアピール。しかし、同時に左サイドを上がっていた安田理大(G大阪)も「なぜ、こっちへパスを出さないんだ」とジェスチャーで訴えている。初戦に敗れたことで前面に押し出された闘志は、悲しくも空回りしてしまった。


限界という言葉は使いたくない。それは天井を認めることだ。このチームには伸びしろはあったと思う。

ただ、そこまでの強化は進まなかった。もちろん、もう少し何とかすれば勝てたのにというのは幻想だ。全員が高い意識をもち、そしてゴールを守るために、勝つために何をすべきかというところで共通した意識を持っていなければチームは機能しない。練習だけではわからないこともたくさんある。何回もミーティングで注意されても、1回の試合でしか気づけないこともあるのだ。

メディアの決定力不足という言葉を受けて、反町さんは決定力不足ならチャンスを多くしようという方向にシフトしていた。そのためにスペシャルプレーを用意していたし、ゴールチャンスは何度もあった。

それでもゴールはわずかに1。勝ち点3を奪うまでにはいかなかった。

メディアが40年ぶりのメダルと騒ぎ立てるたびに、本当に相手との戦力比較をやって口にしているのかと考えさせられる。負けると残念でしたというけれども、その残念でしたというコメンテーターの言葉が国民の期待を背負っていますという気負いが見えてイヤになることがある。なんて傲岸不遜なのだろう。

選手はイヤでもメディアが要求するコメントを言わなければならない。

本当に強欲資本主義の反省がなければ、メディアの暴走は終わらないのかもしれない。

サッカーが弱いのはそれだけではないけれども。全敗のほうがましかもしれないとは書いたけれども、やっぱり勝ち点0というのはやるせない。本気のオランダをぐらつかせることさえできれば、少しはましなのだろうけれどもね。

2008年8月10日日曜日

Beijing 2008 Football First Round - Group B U-23 Nigeria vs. U-23 Japan 10th August

Beijing 2008 Football First Round - Group B U-23 Nigeria vs. U-23 Japan @ TJ Olympic Center Stadium

FIFAのフラッグ、フェアプレーのフラッグに続いて両チームの入場。

ナイジェリアの国歌「Arise O Compatriots, Nigeria's Call Obey」、日本の国歌「君が代」の演奏。

日本は八咫烏のエンブレムじゃなくて、日の丸なのだね。ナイジェリアはエンブレムっぽいのに。

ナイジェリアは緑一色のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

U-23 Nigeria (Beijing 2008 U-23 Nigeria vs. U-23 Japan)
 Odemwingie 
 Isaak 
ObinnaOkoronkwo
KaitaAjilore
OkonkwoAdefemi
AdeleyeApam
 Vanzekin 


日本は白、青、白のセカンドジャージ。システムは4-2-3-1。

U-23 Japan (Beijing 2008 U-23 Nigeria vs. U-23 Japan)
 Lee 
 Taniguchi 
KagawaKeisuke Honda
HosogaiTakuya Honda
YasudaUchida
MizumotoMorishige
 Nishikawa 


負けるとグループステージ敗退が決定する日本。ナイジェリア相手にどんなかたちでも勝ち点1以上がほしいところ。一方のナイジェリアはこのゲームに勝利すればノックアウトラウンド進出がほぼ決まるだけに絶対に手を抜いてこないと思われる。

日本のキックオフで前半開始。

3分、日本。相手ボールを奪った香川がミドルシュート。わずかにゴール右に外れていく。

香川のボール奪取はすばらしい。

8分、日本。内田のCK。香川とのショートコーナーでゴールを狙うがGKバンゼキンがセーブ。

本田圭佑の頭に合わせるが、その前にGKバンゼキンが片手で弾き出す。

14分、ナイジェリア。シミュレーションでオコンクォにイエローカード。

19分、ナイジェリア。左サイドからオデムウィンギー、アイザックを中心に攻めこみ、クリアボールをアデフェミが思いきってミドルを撃つが、GK西川の正面。

ナイジェリアの時間帯が続く。日本は本田圭佑、香川が中に入り込んでいるためにパスコースがにしかないという状況。もっと動いてパスコースを増やさなければ。

26分、ナイジェリア。左サイドエリア角付近からのFK。オコンクォにが直接狙ってくるがわずかにゴール右に外れていく。

オコンクォのシュートは強烈だったが、枠には飛ばず。

28分、ナイジェリア。右サイドをアイザックが突破。オコロンクォにチェンジして深くえぐって差し出すようにオデムウィンギーにパス。しかし、触ればゴールのパスをオデムウィンギーが吹かしてしまう。

ナイジェリアの決定的なチャンス。このシュートを外してくれて日本は助かったという感じ。押し込むだけのボールを思い切り蹴ってくれた。

31分、日本。左サイドから安田の突破。深くえぐってのクロスに谷口が合わせるがGKバンゼキンがセーブ。

安田の突破でビッグチャンス。クロスも谷口の足下に完璧に入ったがシュートが正直すぎた。

34分、日本。ゴール正面右遠目からのFK。本田圭佑が直接狙うが大きく枠の上。

宇宙開発のようなFK。せめて枠に飛ばせと言いたい。

35分、ナイジェリア。アデレイエのボールカットからオビンナの左サイドのアタック。こぼれたところをアジロレが落とし、カイタがミドルを撃つが、GK西川が触って弾き出す。

これも決定機。シュートも枠に行っていた。強烈なシュートをよくGK西川が弾き出した。

43分、日本。ゆったりとした持ちあがりから、本田圭佑、内田とスピードアップして右サイドからのクロス。李が飛びこむが届かず。

左サイドを起点に始まったゆったりをした攻撃は本田圭佑のところでスピードアップ。一気にナイジェリアゴールに襲いかかるがわずかに届かず。

アディショナルタイムは1分。

このまま前半終了。0-0で折り返し。

ナイジェリアのキックオフで後半開始。

45分、ナイジェリア。ゴール正面右遠目からのFK。オコンクォのシュートは谷口が体を張って止める。

谷口が吹っ飛ぶほどの強烈なシュートだったがなんとか防ぐ。

46分、ナイジェリア。左サイド遠目からのFK。オコンクォが直接狙っていくがGK西川がセーブ。

オコンクォのシュートは強烈だったが、GK西川の守備範囲。

その前のプレーでナイジェリアのアデフェミがピッチの外に。ユニフォームに不備があったか。

50分、日本。本田圭佑のキープから右サイドを追い越していった内田にパス。クロスが入るがナイジェリアがクリア。

ファーサイドの李まで届かず。李がもう少し前ならチャンスがあったが、ポジション争いで負けていたか。

アデフェミはユニフォームの番号とパンツの番号が違っていたために着換えてきたということ。

51分、日本。スローインを受けた香川がエリア内に切り込んでシュート。GKバンゼキンがセーブ。

エリア内で切れ込んで角度のないところからのシュート。中にいたらビッグチャンスだった。

56分、日本。アイザックの突破を止めた細貝にイエローカード。

57分、ナイジェリア先制。右サイドのオコロンクォの突破から中央のアイザック、オデムウィンギーに当ててこぼれたところをオビンナが右足で流しこんでゴール。1-0。

オコロンクォの突破からアイザック、オデムウィンギー、オビンナに渡るまで止めるところがひとつもない完璧なゴール。

60分、日本。左サイドを細貝が突破。ファーサイドでボールを受けた谷口がシュートを撃つが、DFに当たってCKに。

細貝の突破からのクロスに日本は3人が詰めていたが谷口のシュートはブロックされる。

60分、日本。内田のCK。中央で待ち受けた本田圭佑がシュート。DFに当たったこぼれ球を李が撃つがGKバンゼキンがセーブ。

内田のCKから本田圭佑がダイレクトでシュート。こぼれたところに李がバイシクルで狙うがGKバンゼキンは落ち着いていた。

61分、ナイジェリア。アデフェミにイエローカード。

カードをもらったプレーは不明。

61分、ナイジェリア。オデムウィンギーに代えてアニチェベを投入。

63分、日本。李に代えて豊田、香川に代えて岡崎を投入。

65分、日本。豊田のポストプレーから本田圭佑のミドル。GKバンゼキンが横っ飛びでセーブ。

豊田がポストで本田圭佑にボールを流してのシュート。強烈だったが、GKバンゼキンがセーブ。

66分、日本。ゴール正面右からのFK。内田がボールを浮かし、森重が落とすがGKバンゼキンが飛び出してキャッチ。

本田圭佑の直接FKではなく、内田のオプション。しかし、GKバンゼキンは落ち着いていた。

72分、ナイジェリア。オコンクォのボール奪取から前線のアイザックに。しかし日本のDFがぎりぎりでついてシュートはゴール右に外れる。

1本の縦パスでビッグチャンスを作られるという怖さ。シュートが外れてよかったというしかない。

73分、ナイジェリア。アイザックに代えてオグブケを投入。

73分、ナイジェリア追加点。オグブケのパスを受けたオビンナが左サイドを突破。クロスをアニチェベが右足でトラップ。落としたボールをそのまま右足でゴールに突き刺してゴール。2-0。

日本が攻め込んでからのカウンター。オビンナの突破に誰もつけず、ゴール前に3人が入っていた。アニチェベのトラップは少し流れたがシュートは西川も止められず。

74分、日本。細貝に代えて梶山を投入。

76分、ナイジェリア。左サイドエリア角からのFK。オビンナが直接狙ってくるが枠をとらえられず。

ずっと蹴っていたオコンクォではなくオビンナのシュート。大きく枠を外れていく。

77分、ナイジェリア。オビンナに代えてエクポを投入。

78分、日本追撃。GKバンゼキンのプレゼントボールを受けた谷口が前線の豊田に。最終ラインから抜けだした豊田が右足でしっかり決めてゴール。2-1。

GKバンゼキンのプアなゴールキックを拾った谷口が引きつけてから豊田にパス。豊田もきっちりゴールに突き刺して1点差。

82分、ナイジェリア。アニチェベのボールキープから右サイドのオグブケに。切り返してのシュートをGK西川がなんとかセーブ。

アニチェベのボールキープを本田拓也がユニフォームを引っ張ってまで止めようとするが止まらず。オグブケに出て、フリーでシュートを撃たれるがGK西川のビッグセーブ。

83分、日本。アニチェベに対するファールで本田拓也にイエローカード。

88分、ナイジェリア。豊田へのファールでアパムにイエローカード。

アディショナルタイムは3分。

91分、日本。素早いリスタートから左サイドの安田に振ってのアーリークロス。豊田が落として岡崎が撃つがブロックされる。

その後の豊田のシュートも空振り。

このままタイムアップ。2-1でナイジェリアが勝利。

日本は惜しいプレーは何度もあったし、決定力という部分を除いてはナイジェリアにも負けていなかった。ショッツオンゴールはナイジェリアの6に対して日本は11。ゴールに向かう姿勢は高かったが、残念ながらゴールだけが決まらなかった。

これでグループステージ敗退が決定。マスコミがメダルと騒ぎ立てたサッカーの日本代表は善戦しながらも結果を残すことができなかった。

これで民放がサッカーのことを何も言わなければ梯子を外すということになるのだけどね。今回はどうだろうか。

2008年8月8日金曜日

北京五輪、アメリカ戦敗戦を受けて!!

Beijing 2008 Football First Round - Group B U-23 Japan 0-1 U-23 U.S.A. @ TJ Olympic Center Stadium

William Hillアメリカ有利にオッズをつけていた。ほんのわずかではあるが。このゲームは日本のメディアが考えているよりも簡単ではなかった。それは事実。実際、日本は何度もチャンスを作りながら決めきれず、そしてアメリカに唯一といっていい決定機を決められてしまった。

米国戦後 反町監督&水本主将会見
北京五輪 グループリーグ第1戦
(スポーツナビ)

日本のメディアと外国のメディアの質問が対照的。抽象的で責任転嫁をしたがっている日本メディアと試合をきちんと見て質問をぶつけた外国メディア。将来の日本のサッカーを考えると現場をファンに伝えるメディアのサッカー理解度が問題になる。勝敗は仕方がないが、総括する力がなければメディアが存在する意味はない。

――日本が力を出し切れなかった理由は。また暑さは影響したか?

反町 暑さは関係ない。攻撃において日本の良さは連動性にあるが、止めてはたいて、止めてはたいてという出し手と受け手、2人だけの関係になってしまい、リズムが作れなかった。


たしかに暑さは関係ないだろう。暑いのはアメリカも日本も同じ。日本は猛暑だし、それが中国にいっていきなり暑くなったわけでもない。Jリーグで運動量がない試合を続けてきたつけが出たのかもしれないが、内田はきちんと走っていた。走れという共通認識ができなかったこと。そして、運動量がなかったことでパスコースが限定されたことにパスサッカーができなかった原因がある。それを反町さんに説明させてどうする。パスコースを増やすためにどうするかという質問ならまだしも。

――日本チームの7番(内田)が前半いい形を作っていたが、得点できなかった。また、後半の失点の後はオフェンスが機能していなかったと思うが、その理由は?(外国人記者)

反町 原因が分かれば、すぐに修正できる。決めるべきところで決めきれないのが日本の大きな課題。


オフェンスの混乱というのは確かにあった。その原因をミックスゾーンで言うことはできないのかもれない。ただ、この試合では決めるべきところで決めきれなかった。それは間違いなく敗因のひとつだろう。たら、ればは禁物だが、森重が決めていれば違った流れにはなっていたはず。

米国戦後 日本代表コメント
北京五輪 グループリーグ第1戦
(スポーツナビ)

■森重真人(大分トリニータ)
「ちょっとの差で敗れてしまうのが日本」

 ピッチは少し滑る感じだった。ミスが起きやすい状況ではあったと思う。
(セットプレーからのトリックプレーは惜しかったが)形は練習していたが、自分なりに考えて走っていった。いいボールが来たが、決め切れずに残念。自分は当てるだけだったし、技術的なミス。ただ、自分の仕事は守備だし、その後はうまく切り替えられた。


■内田篤人(鹿島アントラーズ)
「決定機で点を取りきれなかったのが……」

(壮行試合の)オーストラリア、アルゼンチン戦でのことを考えても、個人的にいけるという思いがあったし、こっちから仕掛けようと思っていたが、もうちょっとだった。
 グラウンドは柔らかかった。前半の最初は押し込まれた場面もあったが、こっちがチャンスを作れてからは何度か決定機もあったし、そこで取りきれなかったのが……。


森重も内田もピッチコンディションを口にしている。不思議なのだが、外国のメディアでピッチの悪さを聞くことは滅多にない。少々の悪さは許容範囲ではあるし、パスサッカーができないようにわざと水を多めにまくクラブもあるほど。

日本のサッカーは少年サッカー時代からいいグラウンドでプレーしていて、凸凹のグラウンドでプレーしたことがないのではないか。だから、こういうちょっとしたイレギュラーに対応できない。ヨーロッパのスタジアムでもパーフェクトというところは少ないし、どこにいってもピッチのことを考えなければならないのではサッカーは止まってしまう。

ドイツ再生でストリートサッカーの復活があげられていたが、同じように悪いピッチでプレーするという練習もしたほうがいいのではないか。グラスのピッチというのは本当に何が起こるかわからないのだから。

U-23日本代表、予選グループ第1戦 アメリカ戦マッチレポート(日本サッカー協会)

気温34度、湿度は50%を超える蒸し暑い環境の中、日本はアメリカとの初戦を迎えた。


ジーコドイツでの敗戦の後、暑さの中で2試合やらなければならなかったことは厳しかったと言い残したが、その教訓は生かされなかったと言っていいだろう。

Japan boss angry at match timings(BBC)

"Our last game was at 3pm too but they want to do it that way for television. I guess business is business."


視聴率が計算できるゴールデンタイムに近い5時(日本時間6時)のキックオフ。これが3試合続く。同時進行の最終節はともかく、どちらかを20時45分キックオフに持っていけなかったのか。

名指しこそされていないが、電通のことを指しているのは間違いない。電通がFIFAと共謀して日本サッカー協会の頭越しにゲームスケジュールを決めたのではないかと推測するブログもあるほどだ。

もしそういうことが行われているなら、日本の企業がビジネスのために日本代表の足を引っ張っているという滑稽なことになってしまう。

現実に、水泳ではスピード社のレーザーレーサーがスポンサーの問題で使用できないのではないかということで大騒ぎになった。

この問題は結局は着用できるということで決着をみたようだが、サッカーの放映時間の問題はまったく触れられていない。10時前に始まると困ることでもあるのだろうか。

北京五輪を放送するメインはNHKだが、10日の番組表を見ると、総合では柔道、BSではバレーボールの放送がある。どちらも視聴率が計算できる競技で、なるほどこの順番は変えられないのだなと思う。

ただ、室内で行われるバレーボールを前倒しにはできなかったのかという疑問は残るが。

これは推測で真実ではないかもしれない。それに決まったことでもある。

決まったことには粛々と従い、そして結果を出す。ゴールを取り消されたわけではない。ジャッジのせいにもする必要はない。ちゃんとゴールをあげれば認められるはず。その結果を出すために頑張るしかない。

2008年8月7日木曜日

Beijing 2008 Football First Round - Group B U-23 Japan vs. U-23 U.S.A. 7th August

Beijing 2008 Football First Round - Group B U-23 Japan vs. U-23 U.S.A. @ TJ Olympic Center Stadium

FIFAのフラッグ、フェアプレーのフラッグに続いて両チームの入場。

アメリカの国歌「The Star-Spangled Banner」、日本の国歌「君が代」の演奏。

日本は青一色のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

U-23 Japan (Beijing 2008 U-23 Japan vs. U-23 U.S.A.)
 Morimoto 
 Taniguchi 
KagawaKeisuke Honda
Takuya HondaKajiyama
NagatomoUchida
MorishigeMizumoto
 Nishikawa 


アメリカは白一色のファーストジャージ。システムは4-4-2。

U-23 U.S.A. (Beijing 2008 U-23 Japan vs. U-23 U.S.A.)
AduMcBride
RogersHolden
KljestanBradley
OrozcoWynne
ParkhurstEdu
 Guzan 


日本のキックオフで前半開始。

5分、日本。スローインから谷口が右サイドを突破。クロスをあげるがクリアされる。

サイドアタックの意識は高い。サイドのスペースをつけばCBは本職じゃないだけにチャンスはありそう。

14分、アメリカ。マクブライドがポストでボールを落とし、ブラッドリーがミドルを撃つが、GK西川の正面。

マクブライドに自由にボールを落とされてはピンチになる。彼を自由にさせないというのは大事なこと。

20分、日本。本田圭佑のCK。内田へのショートコーナー。香川とのワンツーで内田がゴール前にグラウンダーの素早いクロス。谷口、森重といたがふたりともジャストミートできず。

完璧なかたちの決定機。ジャストミートできれば1点だったがあわせられず。

28分、アメリカ。マクブライドが右サイドを突破。クロスをあげるが日本がクリア。

マクブライドの運動量があるときは警戒しなければ。彼の動きは捕まえづらい。

27分、日本。クリアボールをつないで右サイドの内田に振ると水本、本田圭佑とつないで右サイドを駆け上がった谷口に。谷口が低いクロスを送るがGKグザンがセーブ。

これも完全に崩したかたち。アメリカはサイド深くまで攻め込むとバタバタになる。

30分、日本。内田のCK。ファーサイドで森重がヘッドをあわせるが枠には飛ばず。

ファーサイドへの高いボール。リズムを変えたが森重のヘッドはジャストミートできなかった。

32分、アメリカ。ホールデンのパスを受けたアドゥがボールを浮かせてミドルを撃つが枠をとらえられず。

アドゥが日本のリズムを壊すようにリフティングでボールを浮かせてボレー。しかし、枠にはいかず。

39分、日本。素早いリスタートから香川が持ちあがり、右サイドの内田にパス。谷口が飛びこむがわずかに届かず。

自陣深いところでアドゥーのファールから仕掛けたリスタート。香川がドリブルで持ちあがって内田につなぎクロスという崩しだったがオロスコが触り、CKに逃れる。

40分、日本。内田のCK。アメリカのクリアを拾って右サイドの内田に開き、クロス。谷口がヘッドであわせるがこれはオフサイド。

完全に裏を取ったかに見えたが完全なオフサイド。ゴールも決まらなかった。

アディショナルタイムは1分。

日本がCKを蹴る前に前半終了の笛。0-0で折り返し。

アメリカのキックオフで後半開始。

46分、アメリカ先制。右サイドをウィンが突破してのクロス。水本のクリアはホールデンの足下に。左足で思いきったミドル。GK西川は反応して触ったが、勢いを止めきれず。ころころ転がってボールはゴールへ。0-1。

後半始まっていきなりの突破。水本のクリアがホールデンの真正面に行ってしまった。GK西川も触ったが、勢いを止められなかった。

50分、アメリカ。香川をファールで止めたアドゥにイエローカード。

60分、日本。香川のCK。本田圭佑とのショートコーナー。本田圭佑が縦に突破してクロス。森本がヘッドをあわせるが、枠には飛ばず。

アメリカが警戒するなかのショートコーナー。本田圭佑が左サイドからの突破でクロスをあげるがシュートはジャストミートできず。

63分、アメリカ。谷口の突破を止めたブラッドリーにイエローカード。

63分、日本。梶山に代えてを投入。

梶山は今日は存在感なし。

63分、日本。長友の左サイドの突破からクロス。李と谷口が飛びこむがあわず。

選手交代からの一瞬の隙をついての長友の突破。決定的なチャンスだったが、ボールにあわず。

71分、日本。森本に代えて豊田を投入。

72分、日本。遅延行為か異議か、本田圭佑にイエローカード。

73分、アメリカ。マクブライドに代えてアルティドールを投入。

75分、日本。アルティドールを引っ張って止めた本田拓也にイエローカード。

79分、日本。左サイドからの崩しを戻して、本田拓也が右サイドの本田圭佑にチェンジ。本田圭佑がドリブルで仕掛けてシュートを撃つが豊田を直撃。谷口がカバーに向かうが倒されてPKはなし。

本田圭佑が右サイドから仕掛けてシュートを撃つが豊田はコースを変えられず。

81分、アメリカ。ホールデンに代えてフィーフェイバーを投入。

82分、日本。スローインから香川がクロス。本田圭佑がフリーでヘッドをあわせるが枠には飛ばず。

素早いスタートから香川がゴール前にあげて、本田圭佑が飛び出すが枠をとらえられず。

83分、日本。香川に代えて岡崎を投入。

84分、日本。右サイドのスローインから本田圭佑がクロス。ニアで豊田があわせるがGKブザンの飛び出しもあって枠には飛ばせず。

本田圭佑のクロスに豊田が精一杯足を伸ばして触るがシュートは枠にいかず。

86分、アメリカ。ロジャースに代えてズテラを投入。

88分、日本。ゴール前に上がったボールを豊田が落とす。エリア内で倒されるがPKはなし。谷口のシュートも左に外れる。

PKというプレーが二度続くが笛はなし。日本サポーターが一斉にブーイング。

88分、アメリカ。遅延行為でGKブザンにイエローカード。

追加タイムは4分。

終盤はアメリカよりのジャッジが目立つ。日本はほとんどファールをとってもらえず。逆に日本はエリア内のちょっとしたプレーでファールをとられる。会場はブーイング。

93分、日本。長友のロングボールに李がヘッドをあわせるが枠をとらえられず。

ゲームはこのままタイムアップ。0-1でアメリカの勝利。

2008年8月6日水曜日

Beijing 2008、サッカー競技開幕直前!!

北京五輪は8月8日の開会式の前、今日からサッカー競技が始まる。今日は女子の日本 vs. ニュージーランド。明日は男子の日本 vs. アメリカが行われる。

サッカー競技に限ってはオリンピックに出られないイングランドのブックメーカーだが、ちゃんとオリンピックのベットを作っている。

William Hill

2008 Olympics ( Women's Match Betting )

6th August 2008

10:00 - Germany Women v Brazil Women 5/4 21/10 9/5

10:00 - Japan Women v New Zealand Women 1/3 3/1 7/1

10:00 - Argentina Women v Canada Women 8/1 4/1 2/9

12:45 - Korea Dpr Women v Nigeria Women 1/4 19/5 15/2

12:45 - Norway Women v U S A Women 16/5 23/10 7/10

12:45 - China P R Women v Sweden Women 9/5 21/10 5/4


なでしこはニュージーランド相手に圧倒的有利。

初戦が予選グループ突破のカギとなる!

グループステージを突破するためには勝ち点5以上はほしい。そのためにもこのニュージーランド戦は落とせない。体格ではニュージーランドのほうが上だが、日本には足下のスキルがある。シュートのパワーがないのは問題だが、そこはなんとかテクニックで押し込みたいところ。

2008 Olympics ( Men's Match Betting )

7th August 2008

10:00 - Australia v Serbia 23/10 9/4 19/20

10:00 - Brazil v Belgium 2/7 7/2 7/1

10:00 - Honduras v Italy 9/1 19/5 2/9

10:00 - Japan v U S A 6/4 9/4 7/5

12:45 - China Pr v New Zealand 4/9 11/4 5/1

12:45 - Holland v Nigeria 5/6 11/5 11/4

12:45 - Ivory Coast v Argentina 5/1 11/4 4/9

12:45 - South Korea v Cameroon 19/10 11/5 23/20


男子はアメリカ有利のオッズ。日本の評価はそれほど高くはない。この下馬評をひっくり返すためにも初戦のアメリカ戦に向けてすべてをぶつけるつもりで戦ってほしい。できるだけワイドに開いてパスコースを多く造ること。ゲームメイカーはピッチの中に何人もはいらない。そのことを反町さんは選手にしっかりとわからせてやってほしいね。

2008年7月25日金曜日

U-23 オーストラリア戦後、反町監督インタビュー!!

U-23 日本代表U-23 オーストラリア代表に2-1と逆転勝ちしたゲーム後、反町監督と選手たちにインタビューが行われた。ここで反町さんの考えるサイドアタック、選手が認識するサイドアタックがはっきりしたので書いておきたい。

U-23オーストラリア戦後 反町監督会見 (スポーツナビ)

――前半20分までリズムが良かったが、その後に少し押し込まれた。課題は?

 上から見ていて気付いた人がいると思いますが、向こうのダブルボランチがかなり低い位置でボールを展開していて、その2人に対してうちは李が1人で行くような形で手堅くやっていました。それが逆に後手を踏んでサイドチェンジされたり、サイドバックが持ち出して、そこから10番(トンプソン)が走って展開する形が多かった。前半の途中から、向こうに主導権を握られるところがありました。それで、はっきりさせて細貝を前の方で行かせました。それによってサイドのMFは左右の守備が少なくなる。体力を消耗しないようにと考えてやりました。劇的な変化はなかったけれど、うちの中盤の両サイドが攻撃にエネルギーを使えるようになったのではないかと感じています。



中盤の両サイドという言い方をしている。本田圭佑と香川のことなのだが、ふたりはワイドではなく、中央に寄った形で構えていたように思う。その外側を内田と長友が走るかたち。二段構えのサイドアタックとも言えるが内田は中に切れ込む癖が強いために本田圭佑は内田とクロスするように外に開かなければならなかったはず。しかし、パサーとして彼が君臨したためにサイド攻撃はうまくいっているようで実は内田や長友の能力頼みということになってしまっていた。そのあたりに突っ込みがなかったのは残念。

オーストラリアは3-3-3-1に構えているように見えたのだが、ふたりの守備的MFで挟んでいるように反町さんは感じたのだろうか。視点の違いかもしれない。

――逆転勝ちは初めてでは? 五輪が近づく中で「勝ちきれない試合」という言葉を使っていたが、勝ち越した意味は大きいのでは

 逆転できたことは非常に良かった。チームに勢いが出るし、今後のわれわれの活動にとっても非常に(大きいと)手ごたえを感じています。記憶の中で(逆転勝ちは)ないかもしれませんが、できれば先制して2~3点取る展開が望ましい。というのは今日はホームだし、こちらの方が暑さにも慣れているので、足が止まるのが早かったのはオーストラリア。交代枠が今日は6人でしたが、(五輪本番で)3人になると、もっとシビアな勝負になる。今日も後半勝負かなとにらんでいて、梶山を後半から出して相手を動かそうという目論見(もくろみ)がありました。うちの両サイドの運動量が落ちなかったし、真ん中のリズムというよりもサイドのリズムが今日は良かったと思います。


ここでいう両サイドというのは本田圭佑、内田、香川、長友のことを指しているのか、それとも内田、長友のことだけなのかはわからない。ただ本田圭佑の代わりに入ったのは岡崎で彼も中寄りでプレーすることが多く、それなら両サイドはライトバック、レフトバックのことなのだろうなと考えざるをえない。ボックス型の4-4-2と変わらないわけで、この戦術の説明ははっきりとなされなかった。

U-23オーストラリア戦後 サッカー五輪代表コメント(スポーツナビ)

■本田圭佑(VVV/オランダ)

(長友)佑都をもう少し使ってあげられたらよかった。そこが今日の反省点。見てはいたんだけれど、ほかにいいパスコースがあって出せなかった。みんな動き出しが早かったのか、今日はパスコースがたくさんあった。ギリギリのところよりも、確実につなげるところで崩したいという心理が働いた。

本田圭佑のコメントからはサイドを使うというのは両サイドのフルバックを使うということのようだ。少なくとも自分はパサーであり、アタッカーでないことは自覚している。

■内田篤人(
鹿島アントラーズ

(A代表に招集されていて)このチームに長くいなかったので、やれることは(全部)やろうと思った。途中で交代するのかなと思っていたけれど、(後半も決勝)点が入るまでは攻めようと思っていた。今日はお客さんが結構入ってくれて、後押しもあって良かった。リズムを(相手より)先につかみたかったので、仕掛けていった。コンディションは鹿島でも試合に出させてもらっているので、こっち(代表)に来てできないというのは言い訳にならない。

内田も積極的に仕掛けるという言葉通り、右サイドからのアタックに貢献している。ここから日本のサイドはフルバックのアタックということがわかる。

李忠成柏レイソル

(前半、森本との2トップは縦の関係だったが?)僕が1個下のポジションで1トップのような形。ただ、今日はボランチからのパスも縦じゃなくて横だったし、サイドからの攻撃で点を取れたことが良かった。これからが楽しみ。(29日に対戦する)アルゼンチンは一番強いと思うので、世界での(日本の)立ち位置が分かると思う。

同点ゴールは内田のクロスから。逆転ゴールは安田のスペースへの飛び出しから、谷口に戻してのクロス。確かにサイドに開いてチャンスを多く作ったが中盤の選手で香川以外でサイドにワイドに開く選手は少なかった。サイドアタック=両サイドのフルバックの上がりではないことは世界の常識なのだが。

■吉田麻也(
名古屋グランパス

(失点シーンのミスについて)アルゼンチン戦も含めて、北京五輪でああいうプレーをしたら命取りになる。深く受け止めて、反省してやっていきたい。ミスをして慌ててしまい、ボールホルダーに(水本と)2人ともが行ってしまった。冷静さを欠いてまずかった。ミスの後の気持ちや姿勢の切り替えは、監督から普段も言われているし、吹っ切れて集中してプレーできたと思う。後半もリスクマネジメントをしっかりやろうと話してやっていたが、ミズ(水本)君がプレスに行った時にほかのメンバーが下がり過ぎたところがあるので修正したい。


失点の場面でのミスについてきちんとわかっているならかまわない。集中していればそんなにミスは起こらないし、起こってしまうときはどうしても起こってしまう。それを意識していれば大丈夫とは思う。

翼が生えた五輪代表 取り戻した自信
U-23日本 2-1 U-23オーストラリア
(スポーツナビ)

 特に右サイドバックで先発出場した内田の存在は際立っていた。試合の序盤、大きく両手を挙げてパスを要求したが、ボールはなかなか来なかった。すかさず中盤の選手を呼び、相手ディフェンスの裏を狙い過ぎずにパスをつなごうと話し掛けた。性格上、大きな口はたたかないという内田は、少し言いづらそうではあったが「相手からのプレッシャーはかかっていなかった」と理由を挙げた。ハッキリ言えば、余裕だった。相手同サイドとの駆け引きで先手を奪い、オーバーラップや1対1でのフェイント突破を積極的に仕掛けた。日本の蒸し暑い気候に苦しんだ相手をあっけなく手玉に取る姿は圧巻。頼もしい限りだ。左サイドバックの長友は、内田の積極的な攻め上がりを見て、攻撃参加を自重した面もあったようだが、今後コミュニケーションを深めていくことで両翼のバランスは良化するに違いない。


翼というとサッカー用語ではサイドアタックを指す。その意味で中盤のサイドと両サイドのフルバックを使う2枚でサイドを崩すというやり方が世界のスタンダードになっているのだが、まだサッカー解説者でもサイドアタックの本質をきちんとわかっていない人が多いようだ。フルバックだけのアタックなら1枚だけの薄いものになり、相手のサイドアタックにうまく対応できない。ということがわかっているのだろうか。

メディアだけではなく、ライターもこれではサッカー文化の質が上がっていかないわけだ。

2008年7月19日土曜日

U-23 日本代表、バックアップメンバーに4人

北京五輪に向けて、U-23 日本代表18名のバックアップメンバー4人が発表された。このメンバーは18人に怪我人など離脱者が出たときに補充できるメンバー。

【第29回オリンピック競技大会(2008/北京)サッカー男子】バックアップメンバーに関して(08.07.18)(日本サッカー協会)

【第29回オリンピック競技大会(2008/北京)サッカー男子 バックアップメンバー】

GK
林 彰洋 HAYASHI Akihiro
流通経済大学

DF
青山 直晃 AOYAMA Naoaki
清水エスパルス

MF
上田 康太 UEDA Kota
ジュビロ磐田

MF
梅崎 司 UMESAKI Tsukasa 浦和レッズ


U-23日本代表合宿及び親善試合には帯同しないが、いつでも追加補充できるメンバー。18人のメンバー発表のあとで、多くのファンから疑問が上がっていた青山直晃と梅崎司も選出された。もちろん、18人のメンバーに怪我人が出ることを望んでいるわけではないが、万が一というのがあるのがサッカー。反町さんのサッカーのファーストプランには入らなかったが、セカンドプランではサイドアタックを入れられる可能性もある。こういうことを考えられていただけでもまだましかもしれない。

どうせなら、最初からファーストプランということで本戦に臨んでほしかったのだけどね。

08.07.24 19:00 キックオフ(予定) U-23日本代表 対 U-23オーストラリア代表 @ ホームズスタジアム神戸


08.07.29 19:20 キックオフ(予定) U-23日本代表 対 U-23アルゼンチン代表 @ 国立競技場



残る強化試合はこの2試合。最強メンバーと反町さんが言った18名が活躍すればよし、何もできないようではセカンドプランに移行できる対策を考えなければならないね。

2008年7月14日月曜日

北京五輪に向けて、U-23 日本代表メンバー発表!!



【第29回オリンピック競技大会(2008/北京)】U-23日本代表チームメンバー決定(08.07.14)(日本サッカー協会オフィシャルウェブサイト)

GK:
山本海人(清水
西川周作(大分

DF:
水本裕貴(京都
長友佑都(FC東京
森重真人(大分
安田理大G大阪
内田篤人(鹿島
吉田麻也(名古屋

MF:
本田拓也(清水
谷口博之(川崎
梶山陽平FC東京
細貝萌(浦和
本田圭佑(VVV/オランダ)
香川真司(C大阪

FW:
豊田陽平山形
李忠成
岡崎慎司(清水
森本貴幸(カターニア/イタリア)


中盤のメンバーの中に純粋なサイドアタッカーがいないというのは心配ではある。梅崎司柏木陽介も選ばれなかった。

安田理大を中盤で使うという手もあるが、できればバイタルエリアでドリブル勝負ができる選手がほしかった。その意味では最近調子を落としていた水野晃樹の落選は大きい。

メンバーを見ると左サイドに攻撃の重心をおく4-2-3-1になるのか、それともフラットな4-4-2を使うのか。

豊田陽平を1トップに、森本貴幸を左サイド、李忠成を右サイドに、中央に本田圭佑というかたちか。それとも、ポジションの固定にこだわるか。

反町さんならこんなやり方をしてくるだろうなと。香川が内田になるのかもしれないけれどね。

U-23 Japan (Beijing 2008 予想フォーメーション)
 李忠成 
 森本貴幸 
本田圭佑香川真司
本田拓也梶山陽平
安田理大長友佑都
吉田麻也水本裕貴
 西川周作 


もう決まったことだし、本番まで怪我をしないように頑張ってほしいね。

2008年7月8日火曜日

なでしこ、北京五輪メンバー発表!!



【第29回オリンピック競技大会(2008/北京)】なでしこジャパン[日本女子代表チーム]メンバー(08.07.08)(日本サッカー協会)

GK
福元 美穂 FUKUMOTO Miho 岡山湯郷Belle

海堀 あゆみ KAIHORI Ayumi INACレオネッサ

DF
池田 浩美 IKEDA Hiromi TASAKIペルーレFC

柳田 美幸 YANAGITA Miyuki 浦和レッズレディース

安藤 梢 ANDO Kozue 浦和レッズレディース

近賀 ゆかり KINGA Yukari 日テレ・ベレーザ

矢野 喬子 YANO Kyoko 浦和レッズレディース

岩清水 梓 IWASHIMIZU Azusa 日テレ・ベレーザ

MF
加藤 與惠 KATO Tomoe 日テレ・ベレーザ

澤 穂希 SAWA Homare 日テレ・ベレーザ

原 歩 HARA Ayumi INACレオネッサ

宮間 あや MIYAMA Aya 岡山湯郷Belle

阪口 夢穂 SAKAGUCHI Mizuho TASAKIペルーレFC

宇津木 瑠美 UTSUGI Rumi 日テレ・ベレーザ

FW
荒川 恵理子 ARAKAWA Eriko 日テレ・ベレーザ

丸山 桂里奈 MARUYAMA Karina 東京電力女子サッカー部マリーゼ

大野 忍 OHNO Shinobu 日テレ・ベレーザ

永里 優季 NAGASATO Yuki 日テレ・ベレーザ

[バックアップメンバー] ※7/20(日)までチームに帯同します。
GK
山郷 のぞみ YAMAGO Nozomi 浦和レッズレディース

DF
熊谷 紗希 KUMAGAI Saki 常盤木学園高等学校

MF
鮫島 彩 SAMESHIMA Aya 東京電力女子サッカー部マリーゼ

FW
後藤 三知 GOTO Michi 常盤木学園高等学校


なでしこはほぼ固定したメンバーで北京五輪に向けて強化を行ってきた。アメリカノルウェイニュージーランドと同組だが、アメリカ、ノルウェイの一角を崩す力は十分にある。

Olympics 2008 - Group G Winner - Women -Group winner
USA 1.35
Norway 3.75
Japan 12.00
New Zealand 34.00


ヨーロッパのオッズでは少し厳しいけれど。不可能ではない。

なでしこも力があることを見せてほしいね。

2008年7月1日火曜日

北京五輪に向けて、U-23 日本代表候補メンバー発表!!

U-23日本代表候補合宿メンバー・スケジュール(7/7~9)(08.06.30)(日本サッカー協会 Official Websiteより)

■GK:
山本 海人
YAMAMOTO Kaito 1985.07.10 188cm/78kg
清水エスパルス

西川 周作
NISHIKAWA Shusaku 1986.06.18 183cm/79kg
大分トリニータ

■DF:
水本 裕貴
MIZUMOTO Hiroki 1985.09.12 183cm/72kg
京都サンガFC

細貝 萌
HOSOGAI Hajime 1986.06.10 177cm/64kg
浦和レッズ

青山 直晃
AOYAMA Naoaki 1986.07.18 182cm/72kg
清水エスパルス

森重 真人
MORISHIGE Masato 1987.05.21 179cm/72kg
大分トリニータ

安田 理大
YASUDA Michihiro 1987.12.20 173cm/65kg
ガンバ大阪

内田 篤人
UCHIDA Atsuto 1988.03.27 176cm/62kg
鹿島アントラーズ

吉田 麻也
YOSHIDA Maya 1988.08.24 186cm/78kg
名古屋グランパス

■MF:
遠藤 保仁
ENDO Yasuhito 1980.01.28 178cm/75kg
ガンバ大阪

本田 拓也
HONDA Takuya 1985.04.17 177cm/70kg
清水エスパルス

谷口 博之
TANIGUCHI Hiroyuki 1985.06.27 182cm/73kg
川崎フロンターレ

梶山 陽平
KAJIYAMA Yohei 1985.09.24 180cm/77kg
FC東京

本田 圭佑
HONDA Keisuke 1986.06.13 182cm/74kg
VVVヘンロ(オランダ)

梅崎 司
UMESAKI Tsukasa 1987.02.23 167cm/64kg
浦和レッズ

■FW:
豊田 陽平
TOYODA Yohei 1985.04.11 185cm/79kg
モンテディオ山形

李 忠成
LEE Tadanari 1985.12.19 182cm/74kg
柏レイソル

岡崎 慎司
OKAZAKI Shinji 1986.04.16 173cm/70kg
清水エスパルス

興梠 慎三
KOROKI Shinzo 1986.07.31 175cm/67kg
鹿島アントラーズ

森本 貴幸
MORIMOTO Takayuki 1988.05.07 180cm/73kg
カターニャ(イタリア)


北京五輪に向けて、この20名と国籍再調査のエスクデロが生き残った。水野晃樹セルティック)も平山相太FC東京)も生き残れなかった。

ここからさらに18人までそぎ落とさす作業があり、安泰なのは怪我さえしなければというGKだけ。あとはオーバーエイジで選ばれた遠藤くらいか。その他の選手は誰が落ちてもおかしくない。合宿とアルゼンチン戦で気を抜いたプレーをするとすぐにメンバーから外されるだろう。それだけ厳しい世界。

反町さんはしっかりとJリーグの試合を観て、メンバーを絞り込んできたと思う。南米で活躍している日本人、日系人までは目が届かなかったようだが、アジア予選の結果には関係なく、今好調な選手を選んできた。もっと連れていきたい選手はいるだろうし、選ぶのはそうとう厳しい決断だっただろうが、このメンバーなら惨敗でも納得はできる。もちろん、戦術的にベターなものであればという条件がつくけれども。

メダルとは言わない。グループステージ突破も厳しいけれども、最終節まで自力が残るゲームをしてくれれば満足。それより上はボーナスだと思って頑張ってほしい。

メダル候補とあおり立てるマスコミは黙殺してもいいからさ。