ラベル Bahrain の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Bahrain の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2010年3月4日木曜日

岡田と心中などまっぴらなのだが

AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Matchday 6 Japan 2-0 Bahrain @ Toyota Stadium
Japan:Okazaki 36,Keisuke Honda 90+2

バーレーン戦後 岡田監督会見
AFCアジアカップ2011最終予選
(スポーツナビ)

立ち上がり入れ込み過ぎというか、変な緊張感もあって前に速くなり過ぎて、本田の位置も2トップ気味に入り過ぎていたので、なかなかボールがわれわれのペースで回らなかったんですけど、途中から落ち着いてきてボールが回るようになりました。海外組のコンディションが万全ではないことは分かっていたんですけど、後半途中から中盤の足が止まってきて、ちょっと攻撃が薄くなってきたという感じは受けています。2日前に集まってやった試合にしては、そこそこかなと思っています。

今日は試合前に「言い訳なしで結果を出そう」ということで、何とか結果を出してくれた。(監督就任後)初めてバーレーンに1点差ではなく2点差で勝てた。チャンスでもう少し決めていかないといけないし、いろんな問題点はありますが、選手たちは最後まで点を取りにいって、2点目を取ってくれた。よく頑張ってくれたと思います。


オランダ戦の敗戦後、90分間プレスをかけられるようにならなければ世界では戦えないと言っていたのは岡田さん本人。しかし、本戦に出場できなかったバーレーン相手に90分もたなかったのも事実。ポゼッションで圧倒的に上回りながら、プレスをかけられてボールを失う場面も目立った。決定機も作られたし、レベルが上の相手ならもっと点をとられていてもおかしくはなかった。

――森本ではなく岡崎をスタメンで使った理由は?

いろんな意味で海外組のコンディション、それとコンビネーション、計算が立たない部分がありました。戦術的な練習は1回だけだったので、そういう意味である程度計算が立つ形でスタートしようということで岡崎を先発で使いました。

――「言い訳なしで結果を出せ」といった意図は?

試合前のミーティングで言い訳なしで結果を出そうぜ、と言いました。それは東アジア選手権のときにワールドカップだとかわれわれのサッカーだとかで、目先の勝負に選手たちが徹することができないということがあったので。われわれの中ではいろいろなテストだとかを考えていますけど、選手には勝負に徹してもらいたいということで、そう言いました。

――中村俊と本田は融合できていたか? W杯に向けて可能性を感じられたか?

今までも一緒に使っていて、なかなかスムーズではなかったところは確かにあったんですが、本田自身が、今回集まってびっくりしたんですが、プレースタイルがかなり変わっていて、シンプルにプレーして動いてディフェンスもすると。体もかなりキレている状態だったので、今日は非常に、今までになく良かったと思っています。本田が点を取ってくれたことは、われわれにとっても非常に大きい。なぜなら彼に期待していることは得点力なので、彼が点を取ったということは、ほかの誰が取るよりもわれわれにとってはうれしいことだと思います。


本田圭佑や森本の動きが世界基準であって、そのことに気付いていない岡田さんは世界から取り残されていると言っていい。彼らを生かすためにはやはり世界基準を知る監督が率いる必要がある。結果的にサイドアタックから2点をとったわけで、両サイドのフルバック、サイドハーフの2枚のサイドアタックが効いたかたち。それを忘れて中央突破にこだわるようではまたおかしくなるだろう。その意味ではプレーエリアを守れない中村俊輔がゲームを壊す可能性が高くなる。頻繁にポジションを変える彼の存在はネガティブ・トランジションで確実に狙われるのだから。

――松井には何を期待しているのか?(湯浅健二/フリーランス)

まず、今日のメンバーというのは昨年、一昨年、公式戦ではほとんど、このメンバーに近かったので、お互い気心が知れているということ。それとともに、松井は最低限、攻守にわたって戦うことが計算できる。まだまだ中盤でのシンプルなプレーとか足りないところもあったかもしれませんが、彼がこのチームで左サイド、特にワイドに張ったところでプレーできること、それとボール際で最低限戦ってくれること。そういうことを期待しています。

――後半、途中から足が止まったということだが、その前の20分は攻撃がつながってチャンスはあった。ハーフタイムの指示は?(大住良之/フリーランス)

ハーフタイムには、立ち上がりが入れ込み過ぎだと。本田のポジションが高過ぎると。裏を狙うのはいいけれど、うちのリズムになっていないと試合中には言ったんですが。本田、長谷部、遠藤のところで、少しボールを動かして、そこから外へ。そこに俊輔か松井がひとり絡んできて、外を使う。外に起点を作って攻めていくようにと。あとは無駄なファウルをするなと。今日は入れられませんでしたが、レベルの高いチームのセットプレーというのはリスクがある。あと(話した)2つは、そんなに大したことは言っていないですね。

――後ろの方は同じメンバーでずっとやっているのに連係のミスがあったように思うが?(後藤健生/フリーランス)

守備に関して、少し入れ込み過ぎて2人で競りにいったりしていました。前半はカウンターで2本ほど(ピンチが)ありましたが、4バックの守備に関してはそれほど心配していません。ただ、自陣でのイージーなミスパスが少し目立ったのが、逆に気になっています。

――東アジア選手権を含めた4試合と比べて、海外組がいたことで何が一番変わったか?

先ほども言いましたが、このメンバーが一番長く一緒にやっていて、東アジア選手権のメンバーは親善試合を何試合かやっているだけなんですね、実は。そういう意味で長い時間を一緒にやっている選手たちということで連係が良かったこと。それと今回、スタートポジションの意識というのをテーマにしていました。自由勝手に動いてうまくバランスが取れれば理想なんですが、スタートポジションをしっかり意識しろと。結構、ポッと言っただけで理解できるというところ。そのへんの経験を持った選手の差が大きい。それとともに、やっぱり技術の精度というか、ミスが東アジア選手権よりは少なかったんじゃないかと思っています。


結局のところ、岡田さんのサッカーは戦術的な観点ではなく、選手間のフィット感を優先にしているということだろう。戦術とプレーエリアがしっかりしていれば新しい選手が入っても簡単にフィットするのだが、そのあたりの理解は岡田さんにはないらしい。

こういう監督で戦わなければならないというのは、恐ろしいくらい不幸だ。

試合後 バーレーン代表マチャラ監督会見
AFCアジアカップ2011最終予選
(スポーツナビ)

日本の勝利におめでとうと言いたい。この結果は正しいものだった。日本はわれわれより強く、われわれはミスから2点を失った。前半はわれわれも悪くなかったが、トータル的に両者には違いがあった。それは選手の質であり、またリーグの質によるものでもあった。実は今回の代表には、初選出の選手もいた。このような試合ができたことは、良い経験になったと思う。今回はうまくいかなくても、次に生かせればいい。将来に向けて良い機会となったと思う。われわれバーレーンにとっても、今日は面白い試合だった。また会場では、サポーターもスタジアムもとても素晴らしかった。岡田監督もチーム作りでこの試合を生かせることを願いたい。カメルーンもオランダもデンマークも強いが、岡田監督の幸運を祈る。

――日本をいつも苦しめてきたが、それは日本をよく研究しているからだと思うが、日本の攻撃を抑える一番のポイントは何か?(湯浅健二/フリーランス)

しっかり準備して日本を苦しめることができたのなら満足できる。ただし自分たちは決して強いチームではない。われわれはミスで日本にチャンスを与えてしまい、その代償は大きかった。左右のクロスから、いずれもヘッドでゴールを決められてしまった。もちろん戦術も大事だが、日本の選手とは、質の面、スタミナの面、そしてテクニックの面でも差はあるし、われわれは海外でプレーする選手も呼べなかった。その中でベストは尽くしたつもりだ。それにバーレーンは、何年か前にはとても日本に太刀打ちできなかったが、ここまで戦えるようになったことをうれしく思う。日本には、南アフリカから良いニュースが届くことを期待したい。


マチャラの言葉には4年後はわからないとも聞こえる。中国で行われたアジアカップではバーレーンは日本をあと一歩のところまで追いつめた。あのアタッキングスタイルでの撃ち合いに比べればおとなしくなったが、それでも強くなったのは事実。主力5人が抜けていなければもっと効果的な攻撃が見られたかもしれない。

だが、この日の試合は勝っても負けても経験を積む以上の意味はない試合。海外組を使うと焦った岡田さんに比べ、将来への布石を打ったマチャラのほうが戦略家としては上とならないか。

余裕なき戦いの果てに (1/2)
アジアカップ予選 日本代表 2-0 バーレーン代表
(スポーツナビ)

日本代表、ワールドカップ(W杯)イヤー5試合目の相手は、あのバーレーンである。「あの」というのは、これまで嫌というほど対戦している、というニュアンスが含まれている。

岡田武史監督就任後だけを見ても、これで6試合目。過去5試合の戦績は日本の3勝2敗で5得点4失点。2点差以上で勝利したゲームは一度もなく、アウエーでは2度、0-1で敗れている。日本にとって、決してやりやすい相手ではない。そして何より、われわれメディアやファンにとってみれば「もう、いいでしょ」と思ってしまうくらい、この中東の島国には、いささかうんでしまっている。3年間で6度目の対戦。年に2回の勘定だ。これほど頻繁に戦っている相手は、もちろんほかにはいない。

そもそも大前提として、今回の試合は来年1月にカタールで開催されるアジアカップ予選であり、日本は今年1月のイエメンとのアウエー戦で(しかもほとんどBチームというべきメンバーで)勝利して本大会出場を決めている。つまり本来ならば、お気楽な消化試合となるはずだったのである。ゆえに、バックアッパーを試す場にしてもよかったし、逆にバーレーン戦の日程をずらして、ヨーロッパやアフリカの強豪とアウエー戦を組むことだって十分に可能だったのである(実際、中国はベトナムとの予選最終戦を延期して、ポルトガルとの親善試合を組むことに成功している)。なぜ、そうはならなかったのか。ここに、現在の日本代表を追い込んでいる誤算の連鎖を見てとることができるだろう。

第1の誤算は、チームのコンディショニングが指揮官の想定よりも遅れてしまったことだ。そのためベネズエラ戦と中国戦、2試合連続でスコアレスドローを演じることとなり、続く香港戦では3-0で勝利したものの、東アジア選手権のタイトルが懸かった韓国戦では1-3の逆転負けを喫してしまう。会場の国立競技場は、これまでにないブーイングに包まれ、岡田監督の去就をめぐる議論がファンやメディアの間で沸騰。すぐさま犬飼基昭会長が「(監督交代は)リスクが高すぎる」として岡田監督続投を宣言したものの、日本代表の行く末を案じるサポーター、ファン、メディア、そしてスポンサーから100パーセントの信任を得たわけでは決してなかった。これが第2の誤算である。

かくして、本来は「消化試合」となるはずだったバーレーン戦は、気が付けば「岡田監督の進退を懸けた一戦」へと昇華する。バックアッパーを試すこともできず、さりとて海外組を中心としたメンバーでヨーロッパやアフリカのチームと対戦することもままならない。「W杯ベスト4を目指す」日本は、この記念すべき本大会開幕100日前のFIFA(国際サッカー連盟)マッチデーで、バーレーンとの消化試合を「真剣勝負」することと相成った。これが第3の誤算である。


試合背景については宇都宮徹壱さんが分析した通り。この試合で日本サッカー協会は岡田さんを更迭しない正当な理由を見せなければならなかった。

政治力の欠如で予選を延期できなかった日本は、消化試合のバーレーン戦でベストメンバーで戦うことを余儀なくされた。この試合にまでベストメンバー規定を適用しなくてもよさそうなものだが、小心者の岡田監督はバックアッパーを試すこともなく、がちがちのメンバーで主力5人を欠いたバーレーンをホームで迎えたのだ。

中村俊は、言うまでもなくチームの攻撃の中心であり、頭脳である。岡田監督は就任当初から日本の10番ありきでチーム作りをしており、その固執ぶりは「俊輔という名のコンセプト」と命名したくなるくらいだ。その正確無比なロングキックやプレースキックは、貴重な得点源にもなっている。今季、移籍したエスパニョルでは出番を与えられず、このほど横浜F・マリノスへの復帰が決まった中村俊だが、それでも彼に寄せる岡田監督の信頼は決して揺らぐことはないだろう。

対する本田は、間違いなくこのチームの「異端」である。すなわち、自ら打開できるだけの強いフィジカルとメンタルを持ち、強引にゴールを目指すことを身上とする一方で、スピードと走力とコンビネーションには難がある。現在の日本代表選手の属性からすると、ことごとくその規格から逸脱している(だからこそ、ヨーロッパで十分活躍できるのだとも言えるのだが)。

言わずもがなではあるが、代表チームとは似たようなタイプの選手を11人並べればよいというものではない。むしろ、本田のような「異端」をいかにチームに融合させ、チームも個人も生かせるかを考えるべきであろう。ところが、実際のところ代表における本田の位置付けは、実質的には中村俊のサブ扱い(監督は否定しているが)。この「利き足が左」くらいしか共通点がない両雄が、最後にスタメンで並び立ったのは、08年6月22日以来。くしくも、これまたバーレーン戦であった(W杯アジア3次予選)。果たしてこの試合で、両者を共存しながらチームは機能していくのであろうか。岡田監督の手腕が問われるとすれば、まさにこの一点に尽きると言っても過言ではないだろう。


10番ありきの戦術はヨーロッパでは10年以上前に終わっている。今はどうサイドを活用するか、9番に点をとらせるかということに特化している。だが、岡田さんはマスコミが名付けたファンタジスタ中村俊輔中心のチームを作り、そのチームと心中しようとしている。

だが、ちょっとまってほしい。ファンタジスタの系譜はイタリアの系譜だ。ゾーラ、バッジョ、デル・ピエロ、トッティと続いた流れはカッサーノで途切れている。ファンタジスタとはイタリア語で定義はファンタジーアを魅せられる選手となる。イタリア人の系譜は超絶技巧が特徴であり、さらにゴールも奪える選手だった。この中に、プラティニ、ジダン、マラドーナ、ベルカンプを含めてもいい。現役プレーヤーならロナウジーニョやメッシ。彼らに共通しているのはプレーの中にも遊びがあり、そして相手にとって危険なプレーヤーだったということ。ゴールを奪うことには直結しないがルイ・コスタやピルロもその系譜ではあった。

だが、中村俊輔はゴールに直結するプレーはFKに限られる。ボールを持っても危険なパスをたびたび出せるわけでもない。ドリブルで突破もできないし、派手なフェイントがあるわけでもない。もう安全に球を叩き、無理筋のスルーパスを遠そうとする凡庸なプレーヤーでしかない。ファンタジスタでは絶対にありえないのだ。

先の定義で言えば、本田圭佑のほうがファンタジスタと言えるだろう。そもそもファンタジスタは戦術に適用できない異端であり、中途半端で使えないという意味ではないのだ。本田圭佑は攻撃的なポジションならどこでも期待以上の働きを魅せるだろうが(もちろん、正確な戦術があればだが)、中村俊輔は戦術に縛られると何もできないのだ。

「言い訳なしで結果を出せ」――試合前、岡田監督は選手にこう語ったという。絶対に負けられない、この試合。日本が目指すべきは、コンセプトの徹底でもW杯のテストでもなく、とにかく目の前の相手に勝利することであった。もっとも、日本が必勝態勢で臨まなければならないのは、今に始まった話ではない。少なくとも東アジア選手権の3連戦は、ずっとこうした状況であった。ただ、今回の場合は「海外組との融合」という、新たな課題が加わっただけの話である。それでは、この試合でチームの融合は成ったのか。結論からいえば、融合うんぬん以前に「元のチームに戻った」と解釈するのが正しい。それは岡田監督の「昨年、一昨年、公式戦ではほとんど、このメンバーに近かった」という言葉が示す通りであろう。そしてその中心にいたのが、日本の10番であった。

この日の中村俊は、両サイドで何度も起点を作ったり、あるいは前線でタメを作りながら追い越してくる選手を生かしたり、さらには意表を突くタイミングで相手DFの裏に放り込んだり、何度も目の覚めるようなチャンスを演出。先制点を呼び込んだのも、まさにこうした彼の職人技によって生まれたものであった。前半36分、左サイドで中村俊が中に絞りながら本田からのパスを受け、アウトサイドから駆け上がる松井にスルーパス。これを松井がダイレクトでクロスを上げ、ファーサイドの岡崎がジャンプしながら頭で合わせてネットを揺さぶる。岡崎のゴールは昨年11月の香港戦以来、4試合ぶり(自身が出場した試合)。チームはもちろん、岡崎自身にとっても復調を予感させる貴重なゴールであった。

この日は、左MFの松井がたびたび中村俊との絶妙なコンビネーションを見せたり、長谷部も攻守にわたって貢献するなど、合流したばかりの海外組は「さすが」とうならせるようなプレーを随所に見せていた(岡崎のゴールの際、相手DFを引きつける動きを見せていたのも長谷部だった)。これに対し、トップ下で起用された本田、そして後半22分に松井に代わって投入された森本は、いずれも本来の持ち味を出し切ったとは言い難い。本田については、チーム最多の5本のシュートを放ったものの、特に前半は中盤でのコンビネーションで滞りを見せ、自身も窮屈さを感じていたのか、強引に前線まで攻め上がるシーンが何度か見られた(ゴールへの意欲そのものは、決して否定されるものではないが「スタートポジションの意識というのをテーマにしていた」という岡田監督には、やや否定的に映ったのかもしれない)。森本については、単純に与えられたプレー時間が短すぎた。岡田監督としては、悩んだ末に「計算が立つ」岡崎をスタメンに使ったのだろうが、この起用法については意見が分かれるところだろう。


宇都宮さんの見解を借りるなら中村俊輔は2列目の右サイドで使われる必要はなかった。3列目の遠藤の位置で十分だった。つまり、遠藤でも同じプレーができたのだ。ピッチ上に遠藤と中村俊輔というふたりのレジスタが存在していたことになる。

さらにいえば、中村俊輔が右に左にポジションを変えることで他の選手は彼のポジションを埋めるべく奔走しなければならなかった。これがエスパニョールで通用せず、ピボーテの位置で試された理由である。しかし、守備力でいえば遠藤のほうが上。エスパニョールでも結果を出せなかった。実はレッジーナでも中村俊輔はレジスタとして試され、戦力外として扱われていたのだ。

セルティックで通用したのはストラカンがプレーエリアをしっかり守れと指示したからだろう。右サイドでプレーメイクをして反対側にドリブラーを入れるということでチームは機能したいたのだ。

今の日本のシステムでは中村俊輔のポジションチェンジが狙われ、弱点となる可能性が高い。

実のところ、この試合が不本意に終わった場合の“可能性”については、各方面から有象無象の情報を耳にしていた。結局、それらはいずれも“幻”となり、日本代表は岡田監督の指揮の下、南アフリカを目指すことは間違いないと見てよいだろう。それが結果として、日本サッカー界にとって功罪どちらの比重が大きくなるかは、今は誰も判別できない。だが少なくとも、この日の結果によって「南アは岡田で行く」という事実が(ほぼ)確定したことだけは、肯定派も否定派も認識すべきだろう。今後の議論は、まずそこから始まる。

このバーレーン戦について総括するならば、いわゆる「コンセプト」に拘泥することなく、あくまでもゴールを、そして結果を求める姿勢をチームとして前面に押し出していたことは評価してよいだろう。それから、海外組との融合(というより「原点回帰」)についても、ほぼ問題ないことがこのゲームから明らかになった。スペインから戻って来た中村俊についても、とりあえずW杯までは日本代表の「顔」となることは間違いなさそうだ(余談ながら、この試合を見て小笠原満男の代表復帰は難しくなったと、私は確信している)。もちろん、浮き彫りとなった課題もまた、少なくない。一番のテーマであった中村俊と本田の共存については、まだまだ時間が必要であることは明らかだし(それでも何度かいいコンビネーションはあった)、守備の連係については不安を覚える部分が少なくなかった。これらの問題については、本大会に臨む23名が決まって以降に持ち越される課題と割り切るしかないだろう。

だが、それ以上に私が不安に思うことは、岡田監督が「南アでの戦い」を勝ち取るために支払った代償の大きさ、である。W杯イヤーとなる今年に入ってから、指揮官は余裕のない戦いを強いられることで「バックアッパーの確保」というチーム作りの重要な要素を、ついに放棄せざるを得なかった。つまり「代えの効かない選手」を増産してしまったのが、今の代表なのである。昨年10月のトーゴ戦からスタメンを張っていた(1月6日のイエメン戦は除く)遠藤もそうだが、それ以上に心配なのが中澤と闘莉王のセンターバックコンビである。キャプテンの中澤は先日代表100試合を迎えたが、バックアッパーの岩政大樹はやっと2試合目を経験したばかり。岡田監督は、中澤と闘莉王が「不死身」だと思っているのだろうか。だが、思い出してほしい。2002年W杯では、森岡隆三と宮本恒靖という2人のセンターバックが相次いで負傷している。06年には、いったんは23人枠に選ばれた田中誠が負傷で辞退し、代わって選ばれた茂庭照幸は、初戦のオーストラリア戦で肉離れを起こした坪井慶介に代わって、いきなりW杯デビューを果たすこととなった。こうしたアクシデントが、南アで繰り返される可能性は十分に考えられよう。

結局のところW杯予選突破以降も、日本が余裕のない戦いを強いられたことが、チームとしての可能性を著しく狭めているのは間違いない。W杯は11人ではなく、23人(あるいは、それ以上)で戦う総力戦である。しかしながら今の日本は、11人プラス数名で戦うしかない状況だ。おそらく6月14日のカメルーン戦は、この日のスタメンとほとんど変わりない顔ぶれが並ぶはずだ。それくらい、今の日本にはオプション(=余裕)がない。だが、その責を岡田監督ひとりに求めるのは、いささかアンフェアだと思う。少なくとも彼は就任当初、寺田周平や高木和道といったセンターバックのバックアッパーを、スタメンとして起用している。にもかかわらず、結果を求められ続ける状況に追い込まれたからこそ、岡田監督は、中澤と闘莉王を起用し続けるしかなかったのだと思う。

そんな余裕のない戦いを強いたのは、いったい誰だったのか? 問題の根源は、むしろそこにあるように思えてならない。


岡田さんの小心者っぷりはここに極まれりというくらいにバックアッパーがいない戦いになってしまった。中澤、闘莉王がいなくなれば最終ラインは経験不足の選手ばかりになる。さらに闘莉王については東アジア選手権の韓国戦で受けたレッドの判定についてFIFAの判断待ちの状態にある。日本サッカー協会は東アジア選手権だけの処分と楽観視しているが、公式戦2試合の出場停止だった場合には貴重な1試合を昨日消化できなかったことになる。

そういう将来のことも考えられない監督に率いられていること。これはファンへの裏切りではないのか。

2010年3月3日水曜日

日本は主力5人が抜けたバーレーンを2ゴールで一蹴!!

AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Matchday 6 Japan 2-0 Bahrain @ Toyota Stadium
Japan:Okazaki 36,Keisuke Honda 90+2

Japan 1.35 draw 4.10 Bahrain 8.00(bwin)

FIFA Anthemにのって両国国旗、フェアプレー旗に続き、両国選手の入場。バーレーン国歌「Our Bahrain」の吹奏、豊田市少年少女合唱団による日本国歌「君が代」の合唱。

日本はブルーサムライのファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

Japan (AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Matchday 6)
 Okazaki 
 Keisuke Honda 
MatsuiShunsuke Nakamura
EndōHasebe
NagatomoUchida
NakazawaTulio Tanaka
 Narazaki 


ベンチメンバーはGK川島永嗣、駒野友一、今野泰幸、阿部勇樹、玉田圭司、興梠慎三、森本貴幸。

バーレーンは赤一色のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

Bahrain (AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Matchday 6)
 Ismaeel Latif 
 Hasan Radhi 
AbdulrahmanMohamed Hubail
Salmeen Abdulwahab Ali
Salman IsaAbdulhameed
Husain MohamedMohamed Adnan
 Sayed Jaffer 


ベンチメンバーはGKハミス、イブラヒム・メシュハス、フセイン・アリ、ダウード・サード、アヤド、フセイン・サルマン、アッバス。

前半。日本のキックオフ。

4分、バーレーン。イスマイール・ラティフのポストプレーからハサン・ラディがキープ。ゴール前に走り込んだサルマン・イサにパスを出すが闘莉王がクリアしてCKに。

バーレーンのカウンター。イスマイール・ラティフのポストからハサン・ラディが持って3対3の状況に。サルマン・イサの飛び出しにパスを送るが闘莉王がクリア。

6分、日本。内田のボールカットから中村俊輔がミドルを撃つがGKサイド・ジャファルの正面。

中村俊輔の思いきったミドルもサイド・ジャファルが難なく押さえる。

8分、日本。中央でボールを持った内田が思いきったミドル。GKサイド・ジャファルがキャッチ。

距離のあるところから内田が狙うがサイド・ジャファルがキャッチ。

13分、バーレーン。右サイド低い位置からのFK。サルミーンがゴール前に上げてきたボール。長谷部に当たってゴールに向かうがGK楢崎が触ってCKに。

サルミーンがゴール前にあげてきたボール。長谷部に当たってあわやオウンゴールというところ。楢崎が弾いてCKに逃げる。

21分、日本。スローインから中村俊輔のクロス。松井のバイシクルは空振り。抜けたボールを本田圭佑がシュートを撃つがGKサイド・ジャファルがセーブ。

中村俊輔が高い位置に構えてのクロス。松井のバイシクルは空振りしたが、本田圭佑のシュートはしっかり枠をとらえていた。

25分、バーレーン。サルミーンが右サイドのアブドゥルハミドに振ってのミドル。GK楢崎が触ってCKに。

アブドゥルハミドのシュート性のクロスか。きっちり枠にいったボールを楢崎が弾き出す。

29分、日本。中村俊輔のCK。遠藤とのショートコーナーでリターンをもらってのクロス。岡崎が中央であわせるがゴール右に外れる。

中村俊輔のショートコーナーからのクロス。岡崎がヘッドで飛びこむがシュートはゴール右に外れる。

35分、日本。中村俊輔、長谷部、本田圭佑とつないでシュートまでもっていくが本田圭佑のシュートは力なくGKサイド・ジャファルが押さえる。

中盤でボールをつなぎ前線でボールを受けた本田圭佑がドリブルで仕掛けてシュート。力なくサイド・ジャファルが押さえる。

36分、日本先制。左サイドに移動した中村俊輔から松井へのパス。深くえぐってのクロスにファーサイドで岡崎がヘッドをあわせてゴール。1-0。

左サイドに移動していた中村俊輔のパスに抜けだした松井がクロス。ファーサイドで岡崎がヘッドをあわせてゴール。

42分、バーレーン。松井をファールで止めたアブドゥルワハブ・アリにイエローカード。

松井の突破を後ろからのタックルで止めたアブドゥルワハブ・アリにイエロー。

アディショナルタイムは1分。

46分、日本。岡崎のポストプレーから本田圭佑がフリーの松井にパス。松井はGKサイド・ジャファルと1対1になるがシュートは止められてしまう。

本田圭佑から松井への絶好のパス。ビッグチャンスだったが松井は決められず。

前半はこのまま終了。1-0と日本リードで折り返し。

後半。バーレーンのキックオフ。

46分、バーレーン。ゴール正面遠目からのFK。アブドゥルラフマンが狙うが大きくバーの上。

アブドゥルラフマンが時間をかけたFKは枠をとらえられず。

48分、日本。右サイドの内田からのロングフィード。岡崎がキープして遠藤に戻し、中村俊輔に振ってのクロス。ファーで本田圭佑がヘッドをあわせるがGKサイド・ジャファルがビッグセーブで防ぐ。

岡崎のキープから遠藤、中村俊輔とつないでのクロス。本田圭佑がヘッドをあわせるがサイド・ジャファルがビッグセーブ。

49分、日本。左サイドにポジションを変えた中村俊輔からエリア内へのパス。抜けだした長谷部がシュートを撃つがGKサイド・ジャファルがキャッチ。

中村俊輔からのエリア内へのパス。走り込んだ長谷部がシュートを撃つがサイド・ジャファルが押さえる。

54分、バーレーン。右サイドエリア角付近からのFK。アブドゥルラフマンがゴール前に放り込んだボール。イスマイール・ラティフが触るがゴール左に外れる。

アブドゥルラフマンのボールをイスマイール・ラティフが競るがシュートは枠に飛ばず。

54分、日本。内田にイエローカード。

ファールで内田にイエロー。

62分、日本。中村俊輔からのパスに抜けだした岡崎がGKサイド・ジャファルの頭を越えるループを狙うがクロスバーの上。

中村俊輔の浮き球のパスに岡崎が抜けだし、サイド・ジャファルと1対1になるがループは枠の上。

64分、日本。内田のチェックでボールを奪い、本田圭佑から松井へのパス。DFを背負いながらもシュートを撃つがGKサイド・ジャファルがセーブ。

本田圭佑のパスに抜けだした松井がシュートまでもっていくがサイド・ジャファルがセーブ。

66分、日本。松井に代えて森本を投入。

松井は惜しいシュートが2回あったが決めきれず。

71分、バーレーン。サルミーンに代えてフセイン・サルマンを投入。

サルミーンは中盤の底で安定していた。

74分、バーレーン。ゴール正面右遠目からのFK。モハメド・アドナンが思いきって狙っていくがクラスバーの上。

モハメド・アドナンが思いきって狙うがクロスバーの上。

76分、バーレーン。アブドゥルラフマンから左サイドのサルマン・イサに振ってのクロス。ゴール前にイスマイール・ラティフが飛びこむがヒットできず。

サルマン・イサからのクロス。イスマイール・ラティフが飛びこむがわずかに当たらず。

82分、バーレーン。アブドゥルハミドに代えてフセイン・アリを投入。

アブドゥルハミドはシュート性のクロスで脅かしたが。

87分、日本。中村俊輔に代えて玉田を投入。

中村俊輔は先制点を呼び込む松井へのパスがあったが。プレーエリアを守れないのは相変わらず。

88分、バーレーン。ハサン・ラディに代えてアヤドと投入。

ハサン・ラディは開始早々に決定的なパスはあったが、その後はチャンスを作れず。

アディショナルタイムは3分。

91分、日本追加点。右サイドでボールを受けた遠藤が内田に出してのクロス。ニアで森本が潰れて中央から飛びこんだ本田圭佑がヘッドで決めてゴール。2-0。

内田のクロスにニアで森本が潰れ、フリーの本田圭佑がヘッドで飛びこんでゴール。

92分、バーレーン。エリア内で倒れたサルマン・イサにシミュレーションでイエローカード。

エリア内で倒れたサルマン・イサは審判を欺く行為でイエロー。

ゲームはこのままタイムアップ。2-0で日本の勝利。

バーレーンは主力5人が抜けている状態だったからね。もっとやらなければならなかったのだけど。ミスパスを連発したこととか、プレスに弱かったりした部分は改善されなかったね。

2010年3月2日火曜日

本田圭佑のFW起用成功の鍵はどれだけチャンスボールを供給できるかにある

AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Matchday 6 Japan vs. Bahrain @ Toyota Stadium 3rd March 2010

Japan 1.35 draw 4.10 Bahrain 8.00(bwin)

FW本田!岡ちゃん決断“新布陣”(デイリースポーツ)

「アジア杯最終予選、日本-バーレーン」(3日、豊田)

サッカー日本代表は1日、アジア杯最終予選のバーレーン戦に向けて、愛知県内で合宿をスタートした。夜に帰国したMF長谷部誠=ウォルフスブルク=(26)を除く19人が、愛知県内で約1時間の軽めの調整を行った。システムの確認練習では、岡田武史監督(53)がMF本田圭佑=CSKAモスクワ=(23)を、所属クラブと同じくFWで起用する布陣をテスト。W杯に向けた“本田システム”をテストする。

岡田監督が、世界の“HONDA”の攻撃力にかける‐。システム確認の練習で、本田はFW平山、森本らとともに最前線に据えられた。FW岡崎とコンビを組み、チーム内での連係を確認した。

本来はMFだが、動きはFWそのもの。指揮官は「ほかの選手との兼ね合いを考えて」としたが、所属先のCSKAモスクワ、前所属のVVVフェンロ(オランダ)で、自らがピッチ上の王様として躍動した“本田システム”だ。岡田監督は「彼には得点力と強さがある」と期待しており、東アジア選手権でゴール欠乏症に悩まされた現状打破を託す意向だ。

期待を背負うレフティーは、並々ならぬ決意で臨む。これまで国際Aマッチでは11戦で3得点。「自分が代表でいい形を残せた試合は少ない。危機感は常に持っている。ここでやればアピールになる?その通り。でもその逆もある」と話す。練習後には居残りで無回転FKの特打ちも行い、「得意な位置なら蹴りたい」と鼻息も荒い。

パスを回して相手DF陣を崩すスタイルの選手が多い中、「オレは、完全にタイプが違う。代表はシュートが少ない?今、議論されていること自体が遅いでしょ」とバッサリ。“異端児”の生きる道が結果を残すことだけなのは、誰よりも分かっている。

現地2月24日のホーム・セビリア戦で、欧州最高峰の舞台、欧州チャンピオンズリーグでデビュー。「シュートの部分、ゴール前の形は通用した」と、自信を引っ提げて代表に合流した。「すべては、あさって“答え”が出る」。本田が確信めいた表情で言い放った。


本田圭佑の得点能力は非常に高い。積極的にシュートを撃つ姿勢はVVVフェンロでもCSKAモスクワでも変わらなかった。彼をゴールにもっとも近い位置に置くのは間違っていない。

しかし、問題は岡崎にしろ、森本にしろ、本田にしろ、最前線にいる選手にどれだけおいしいボールを供給できるかだ。ボールがこなければ能力が高くてもゴールを決めることはできないし、本田といえども独力で列強のDF陣を割って何度もゴールを決めることは難しい。

遠藤、中村俊輔といった中盤でボールをこねる選手が多い中で、どう前線にボールを供給するか。前に選手が揃ってくるとパサーではなく、前線で勝負できる選手がほしくなってくる。ピッチに立つフィールドプレーヤーは10人が同じタイプよりも違ったタイプのほうが期待ができる。遠藤と中村俊輔という時点で被ってしまっていて、そこで詰まってしまうのだ。

バーレーン相手に苦戦するようなら、選手選考から考え直さなければならないだろう。岡田さんの更迭も含め、きちんと考えられなければ待っているのは痛みだけだ。

2010年2月25日木曜日

アジアカップ予選、バーレーン戦に向けて日本代表20名を招集!!

AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Matchday 6 Japan vs. Bahrain @ Toyota Stadium 3rd March 2010

AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ最終戦
(3/3 vsバーレーン代表@豊田スタジアム)
SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー
(日本サッカー協会)

GK
楢﨑 正剛 NARAZAKI Seigo 
1976.04.15 187 cm 80 kg 名古屋グランパス 73 -70

川島 永嗣 KAWASHIMA Eiji 
1983.03.20 185 cm 80 kg 川崎フロンターレ 8 -6

DF
中澤 佑二 NAKAZAWA Yuji 
1978.02.25 187 cm 78 kg 横浜F・マリノス 100 17

田中 マルクス闘莉王 TANAKA Marcus
Tulio  
1981.04.24 185 cm 82 kg 名古屋グランパス 36 7

駒野 友一 KOMANO Yuichi 
1981.07.25 172 cm 76 kg ジュビロ磐田 51 0

今野 泰幸 KONNO Yasuyuki 
1983.01.25 178 cm 73 kg FC東京 34 0

長友 佑都 NAGATOMO Yuto 
1986.09.12 170 cm 65 kg FC東京 21 3

内田 篤人 UCHIDA Atsuto 
1988.03.27 176 cm 62 kg 鹿島アントラーズ 30 1

MF
中村 俊輔 NAKAMURA
Shunsuke 
1978.06.24 178 cm 70 kg エスパニョール(スペイン) 93 24

稲本 潤一 INAMOTO
Junichi 
1979.09.18 181 cm 75 kg 川崎フロンターレ 78 5

遠藤 保仁 ENDO Yasuhito 
1980.01.28 178 cm 75 kg ガンバ大阪 89 8

松井 大輔 MATSUI Daisuke 
1981.05.11 175 cm 64 kg グルノーブル(フランス) 21 1

阿部 勇樹 ABE Yuki 
1981.09.06 177 cm 77 kg 浦和レッズ 41 3

長谷部 誠 HASEBE Makoto 
1984.01.18 179 cm 72 kg VfLヴォルフスブルク(ドイツ) 27 1

本田 圭佑 HONDA Keisuke 
1986.06.13 182 cm 74 kg CSKAモスクワ(ロシア) 11 3

FW
玉田 圭司 TAMADA
Keiji 
1980.04.11 173 cm 67 kg 名古屋グランパス 66 16

平山 相太 HIRAYAMA Sota 
1985.06.06 190 cm 85 kg FC東京 4 3

岡崎 慎司 OKAZAKI Shinji 
1986.04.16 173 cm 70 kg 清水エスパルス 23 15

興梠 慎三 KOROKI Shinzo 
1986.07.31 175 cm 67 kg 鹿島アントラーズ 10 0

森本 貴幸 MORIMOTO Takayuki 
1988.05.07 180 cm 73 kg カターニャ(イタリア) 2 1


日本代表に本田ら20人選出 アジア杯予選バーレーン戦(スポーツナビ)

日本サッカー協会は25日、アジア・カップ最終予選の最終戦、バーレーン戦(3月3日、愛知・豊田スタジアム)に臨む日本代表を発表し、MF本田(CSKAモスクワ)中村俊(エスパニョール)ら計20人を選んだ。

今回は海外組を中心とした選考で、FW森本(カターニア)、長谷部(ウォルフスブルク)松井(グルノーブル)の両MFも選出。国内組では東アジア選手権からFW平山(FC東京)らが残り、MF小笠原(鹿島)らが外れた。同選手権でメンバー外だったFW興梠(鹿島)が復帰した。

岡田監督は「海外組はここでしか呼べない。今回外れた選手は4月(セルビア戦)にチャンスを与えたい」と語った。

既に、両チームは2011年に開催されるアジア杯への出場権を獲得している。


アジアカップの予選は公式戦ではある。ヨーロッパ列強がフレンドリーマッチで強化をはかるところで公式戦を戦わなければならないというのは不利ではあるが、それもサッカーである。W杯に出るからと特別扱いする必要はない。

だが、岡田さんはこの消化試合にどういう意図を持って選手を招集したのかは疑問だ。

海外組を呼べるのは確かにこの時期だが、はっきりいえばシーズンが終わってスイスで合宿に入れば招集できるのだ。そのときにテストマッチも組んでいる。そのときにテストしたのでは遅いのか。その理由がはっきりしていない。

CBの不安は一向に改善されないまま、このバーレーン戦も同じようなサッカーをして、「自分たちのサッカーをするだけです」というためだけに集めるのかということを考えてします。

それは馬鹿馬鹿しいからやめてくれ。全員フレッシュな選手ということはやらなくてもいいが、弱点になりそうなポジション、オプションを試すという格好の場をいつものメンバーで戦うのはどういうことなのだ。

このメンバーのほとんどはW杯終了後には代表から離れるのだ。育てるつもりがあるなら、もっと若い世代ではないのか。負けてもドローには関係しないはず。

負けるのが嫌というのは理解できる。しかし、バーレーンに負けて「自分流でやる」と宣言した私怨を引きずっているようにしか見えない。

そういう細かいことにこだわっている監督など解任すべきではないのか。

2009年3月29日日曜日

日本はあと勝ち点3でW杯本戦出場へ

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 6 Japan 1-0 Bahrain @ Saitama Stadium 2002
Japan:Shunsuke Nakamura 47

俊輔がW杯に連れて行く!王手FK弾決めた(スポーツニッポン)

日本代表は28日、W杯アジア最終予選第5戦でバーレーンと対戦し、1―0で勝った。後半2分にMF中村俊輔(30)が国際Aマッチ通算23点目となるFKからのゴールを決め、チームを最終予選ホーム初勝利に導いた。日本は3勝2分けとなり、試合のなかったオーストラリアを抜き暫定ながらA組首位。6月6日の次戦アウェー・ウズベキスタン戦に勝てば4大会連続のW杯本大会出場が決まる。


カタールがウズベキスタンに破れたため、日本は残り3試合で勝ち点3を取れば2位以内が確定し、本戦出場が決まる。

だからこそ、試合後も課題を口にすることを忘れなかった。例えば、後半19分にDF内田のシュートがニアのクロスバーに阻まれた場面。ファーサイドに誰も詰めていなかったことを指摘して「ファーにFWが走っていれば、シュートがはじかれても詰めて点が入る」と説明。「個人的にもそうだけど1プレー、1プレーをもっと大事にしないと」とさらなるレベルアップの必要性を説いた。

「布陣でも、見ないでパス回しができるぐらいにもっと(連係を)詰めていかないと」と中村。WBC決勝で決勝打を放ったイチロー同様、サッカー界のリーダーである中村が、岡田監督も掲げるW杯4強入りに向け、さらにチームを押し上げていく。


中村俊輔をここまで持ちあげなければならない理由は何だろう。素晴らしい選手であることは間違いないが、世界のベスト100に入るくらいの選手であって、唯一無二の選手ではない。移籍で100億を超えるような市場価値がある選手でもないし、ビッグクラブが奪い合いをするような選手でもない。日本サッカー界にとっては至宝だが、世界の中ではFKが上手く、ゲームにためが作れるレベルが高い選手という評価だ。メジャーリーグで次々と記録を塗り替えるイチローとは市場価値がまったく違う。

いや、そういう問題ではなく、中村俊輔とイチローを同列で扱うこと自体が違う。サッカーと野球は同じカテゴリでくくれるスポーツではないのだ。

中村俊輔は内田がシュートを撃ったときにFWが詰めていればと言っていたがあの場所になぜ中村俊輔がいかないという問題にもなる。彼はゲームメイカーだからエリア内に詰めなくてもいいという理屈にはならないからだ。バランサーは遠藤で中村俊輔は攻撃的MFだった。あそこに飛びこむのが仕事だろう。なぜ君が行かないのと言えないところに日本のマスコミの弱さがある。

そして、いざ本戦で惨敗するとこれだけ持ちあげておいても叩き落とすのだ。

こういうことが許される世界ではないことはわかっていないのだろう。自国の士気を落とすようなことを書いてファンがついてくると考えているのだろうか。

まずは現実を見せることではないのか。

バーレーン戦後 岡田監督会見 (1/2)
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

試合前から今日はタフで激しい試合になるだろうと。ワールドカップ(W杯)予選で勝ち点3を取ることは、そんなに簡単なことではないよ、と思っていたが予想通りでした。そんな中で選手たちは、今日の試合前のミーティングではほとんど何も言わなかったです。今回のキャンプを見ていて、何も言う必要はないと。それとともに、余計なことは言わない方がいいだろうと思って(試合に)送り出しました。選手たちが自分たちで今の状況、相手の戦い方、そして自分たちの強みは何かということを自覚して戦ってくれました。素晴らしい試合をしてくれたと思っています。このチームは時々しか集まれないにもかかわらず、集まるたびに少しずつチームになってきていると感じています。ただ、われわれはまだ何も得ていないわけで、またわれわれはもっともっと質を高め、より強くなっていかなければならないと思っています。ただ最後まで頑張ってくれた選手たちには感謝したいと思います。


余裕が出てきたためか、就任当時の悲壮感というものはこの会見では見られない。優等生といってもいいようなコメントで、突っ込みどころは満載なのだけど、レベルの低い日本のサッカー番記者では何もできないコメントを出した。

――中に起点を作って裏を狙うという発言があったが、今日の試合では浮き球で狙うボールが多くて相手DFに引っかかることが多かった。もっと足元のパスを狙うとか、いろいろ変えていくべきだったのではないか。それから後半始まって10分くらいに、相手選手が倒れているタイミングで何か指示をしていたようだが、何を言っていたのか

グラウンダーのパスでのワンツーで裏を狙うのは何度か出ていたと思っています。ハーフタイムで指示したことのひとつに、アーリークロスを中央の選手に引っかけるなと。アーリークロスを入れるのであれば、その裏まで入れるかニアゾーンに流し込め、ということは言ったんですけど。中央から外へ逃げるように流すグラウンダーというのは、後半に2、3回ありました。ワンツーで抜け出たのも2回くらいあったので、選手は意識してくれていると思っています。

後半10分くらいに話したのは、確かボールサイドで相手がかなりリスクを負って縦パスを狙ってきていて、自陣あるいはMFゾーンにかなり来ていたので、そこは慌てずにしっかりボールを動かせと。そしてもう20メートル上がったところから縦に(ボールを)入れるようにと言いました。


日本の記者は世界の戦い方というのを知らないか、あるいは戦術論を考えたこともないのだろう。質問がおかしい。

なぜ中央突破にこだわったか、高さ勝負になるアーリークロスではなく、ディープクロスまでの押し上げをしなかったか、両サイドのフルバックではなく、両サイドハーフによるクロスは考えていないのか。あるいは、ファーストトップという高さで勝負できるストライカーを置かないのはなぜか。

岡田の戦術にはおかしなところは多い。そのことを突っ込めず、言いたいままにインタビューを続けるなら大本営発表と変わらない。

岡田はどんな質問にも今なら答えてくれるはずだ。それを利用しないというのはファンへの裏切りではないか。

試合後 バーレーン代表マチャラ監督会見
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

――日本のことを高く評価しているが、それは具体的に何がいいと思うのか?

11ポイント取っているではないか。やはりこの予選で大事なことは本大会に行くことだ。もちろんこれからオーストラリアに挑戦するという大事な試合があるし、南アフリカでも大変な試合もあるわけだが、やはり11ポイントを獲得したことは何より大事だと思う。今までの試合で(日本は)ホームゲームでは勝っていなかったので、強いプレッシャーの中にいたと思う。それでも最後まで何とかこらえて、われわれにチャンスを与えずに勝つことができている。


これは日本のマスコミの嫌らしさだ。サッカーに限らず、あらゆるスポーツで相手チームから日本がよかったというコメントを引き出そうとする。リップサービスがあることも忘れて。そんなことをしても意味がないのだ。相手が本当のことをいうとは限らない。バカじゃないのか。

――結果は残念だろうが、内容的には負けた気がしないのでは?

やはりここで国の問題が出てくる。(日本は)東京だけで人口が約1300万人。バーレーン一国の人口が約70万人だ。われわれは本当に小さな国だが、その規模を考えると才能を持った選手がたくさんいる。この小さな国の代表が最終予選に残れたことをわたしは誇りに思う。前回(のW杯予選で)は、トリニダード・トバゴに(プレーオフで)いい試合ができたと思う。今日の試合も多少のミスはあったが、最後の最後まで選手たちはあきらめずに戦い、日本という相手に恐れずに立ち向かっていった。負けはしたが、精いっぱい頑張ったと思う。そういう選手をわたしは誇りに思うし、支えていきたいと思う。それは監督として、大事なことだと思う。ここでは話せないが、代表には多くの問題がある。それでも選手は頑張ったと思う。


すごいなあ、マチャラ。この切り返しは素晴らしい。意味が分かっている記者はいるのだろうか。日本代表は人口70万人ほどの岡山市から選抜した代表チーム相手に1-0という試合しかできなかったということを言っている。分母の数が170倍も違う国でこれだけいいゲームができたというのは嫌味でしかないだろう。

サッカーは物量作戦はとれないにしろ、質の高さはどうしても選択の分母の大きさからということになる。日本はJリーグというプロがあるにしろ、こんなものかといわれたに等しい。

カタルシスなき前進 (1/2)
W杯アジア最終予選 日本代表対バーレーン代表
(スポーツナビ)

私が問題視しているのは、WBC優勝の余韻をバーレーン戦まで引っ張ろうとする、この奇妙な風潮である。例えば、昨年以来これで5度目の対戦となるバーレーンを韓国に例えてみたり、あるいは中村俊輔の存在感をイチローと比べてみたり、その揚げ句に「サッカーも野球に続け」と言わんばかりの押し付けがましい論調。もしかして報道する側は、WBCを持ち出さないと注目されないくらい、日本代表のニュースバリューは低下していると考えているのであろうか。だとしたら、大きなお世話である。

確かに、代表人気に凋落(ちょうらく)傾向があるのは紛れもない事実だ。観客動員数も明らかに減少しているし、かつてほどメディアの露出があるわけでもなく、グッズの売れゆきも芳しくないと聞いている。それでもW杯予選となれば、今でもチケットはすぐさま完売して、スタジアムは相変わらず超満員だ。こと代表人気に関して言えば、すべての親善試合が満員になるというバブル状態が沈静化しただけの話であって、それを「野球との人気逆転」と絡めて語るのは、明らかにお門違いであろう。

サッカーの問題は、あくまでサッカー界で決着を付けるべきである。代表人気が凋落傾向にあるのなら、見る者の魂を揺さぶるような試合を見せるのが一番だ。W杯アジア最終予選も、残り4試合。果たして私たちは「サッカーファンでよかった」と思える瞬間に、どれだけ立ち会うことができるだろうか。もちろん結果も大事だが、そろそろ体の芯から痺れるようなカタルシスを味わいたい。今の日本代表の実力を考慮するなら、決して贅沢(ぜいたく)な要求ではないように思うのだが、いかがであろうか。


たしかに野球は野球、サッカーはサッカーの問題だ。例えばサッカー名門校が高校野球で甲子園に出てきたときにサッカー部に負けないようにという言葉はよく聞かれるのだが、それは同じ高校に所属する生徒のライバル心から出てくるものであって、日本というくくりにしては意味がない。

スペインのようにバスケットボールで世界一になれるほど結束したのにサッカーでは無理なのはどうなのかという議論がなされたのとも次元が違う。

野球は優勝したから、サッカーでも頑張ってほしいですねというのはただの挨拶であって、議論ですらないのだ。

議論であればもちろん歓迎しよう。野球にあってサッカーに足りないものを示してくれるなら喜んで受け入れよう。だけど、野球は勝ったからサッカーも頑張ってではただの言葉でしかない。何の意味もないのだ。

サッカーの議論に戻ろう。

ところがこの日の日本は、どうにもゴールへの意識が希薄に感じられて仕方がなかった。ペナルティーエリアに持ち込んでおきながら、無意識にパスの受け手を探してしまう。あるいは、遠めから相手の意表を突くようなミドルシュートを打とうとしない。58分に田中達が見せた、右サイドから切れ込んでのシュート(GKにはじかれる)。そして65分と74分、内田が放った2本のミドルシュート(特に65分、バーに阻まれたシュートは本当に悔やまれる)。追加点のにおいが感じられたのは、その3つのシーンくらいであった。日本の攻撃は、確かに正確で小気味よいのだが、どうにも野性味と貪欲さに欠けるのが歯がゆい限り。昨今はやりの“草食系”という言葉が脳裏をよぎる。


強引にシュートという場面は見られなかった。それは事実。フリーで入れなければならないシュートを決めきれなかったのも事実。こういう圧倒的にゲームを支配しながらそれでも追加点を奪えない状況では後半の逆転を許すことにもなりかねない。W杯ベスト4と大言壮語をしてしまった岡田はまず勝てる試合をきっちり勝つというゲームをするようなチームにしなければならなかった。このゲームはあまりにもひどすぎた。点をとるチャンスがたくさんありながら、1-0の緊張感を楽しんでいるのかというくらい、追加点をとるというどん欲さはなかった。

だが正直なところ、この「カタルシスなき前進」に対して、私は少なからずの不満を抱いている。この試合のテーマは、そもそも何だったのか。「多少のリスクを懸けてでも点を取りにいく」ことではなかったか? 確かに指揮官は「リスクをかけて」と言いながらも、同時に「蛮勇」を戒めていた。だが、本当はもっと「蛮勇」があってもよかったのではないか。「蛮勇」が行き過ぎであるなら、もう少し「勇気」があってしかるべきだったと思う。どんなに相手DFに囲まれても、自ら切り込んでいく勇気。多少は無理な体勢であっても、わずかな可能性を信じてシュートを打つ勇気。そして一度や二度の失敗に臆することなく、三度目以降もチャレンジする勇気。それらは、日本がアジアを飛び出して世界と対峙(たいじ)する際には、必ず求められる重要なファクターではないだろうか。

この勝利で、予選突破は見えた。しかし私には、本大会での日本の勝利が、どうにもイメージできなかった。今の日本代表のサッカーは、プレーの緻密さと正確さを追求するがゆえに、ゴールに最低限必要な勇気を排除する傾向が強まっているように思えてならない。指揮官の言葉通り、日本が「このグループで一番点を取っている」のは紛れもない事実である。では、このカタルシスの欠如は、いったい何に起因するのだろう? 結果の大切さは認めつつも、いちサッカーファンとして、そのことが非常に気になるのである。


そう、試合のテーマが「多少のリスクを懸けてでも点を取りにいく」ことなら、中村俊輔のFK一発ではそのタスクを達成したとはとてもいえないだろう。失点は覚悟の上で3点、4点を取りにいくだけの積極性はほしかった。それだけの余裕はあったし、前半を終わった段階でバーレーンはカウンターに構えていることはわかったからだ。あのゲームプランはただバランスをとりながら安全に戦ったに過ぎない。ゴールも奪えれば奪おうというレベルだった。

W杯グループステージでシード国相手に勝ち点3がどうしても必要という第3戦目にあんな戦いをしていたのではベスト4というのは妄想に過ぎない。ポゼッションも高くは保てないし、攻撃の質も相手が上。その中で点を取られることなく、相手のミスに乗じて1点というゲームで世界を驚かせることはできない。

結局のところ、岡田はW杯フランス大会から少しも進歩はしていないのだ。3戦3敗。ゴール1。まだ1勝もしたことがない監督に指揮を任さなければならないほど、人材は不足しているわけではない。170億とも言われる日本サッカー協会の予算を考えれば、そして監督の国籍は問われないことを含めれば、人材はいくらでもいる。それこそ、何度もラブレターを送ったベンゲルに大会中だけの指揮を執ってもらえばいいだけの話しなのだ。

2009年3月28日土曜日

日本、中村俊輔のゴールでバーレーンを下す

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 6 Japan 1-0 Bahrain @ Saitama Stadium 2002
Japan:Shunsuke Nakamura 47

両国国旗、フェアプレー旗に続き、FIFA Anthemにのって両国選手の入場。バーレーン国歌「我等のバーレーン」の演奏、さいたま市立海老沼小学校合唱部による日本国歌「君が代」の合唱。

日本は青、白、青のファーストジャージ。システムは4-2-2-2。

Japan (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 6)
TamadaTatsuya Tanaka
OkuboShunsuke Nakamura
EndoHasebe
NagatomoUchida
Tulio TanakaNakazawa
 Narazaki 


バーレーンは赤一色のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

Bahrain (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 6)
 Jaycee John 
 Fatadi 
Salman IsaMohamed Hubail
AbdulrahmanSalmeen
AyeshMohamed Hubail
MarzooqiSayed Mohamed
 Sayed Jaafar 


前半。バーレーンのキックオフ。

56秒、日本。玉田、大久保とつないでエリア内へ浮き球のパス。田中達也が飛びこむがDFが入ってGKサイド・ジャファルがキャッチ。

日本、バーレーンともに激しいプレッシングで相手ボールを潰しにかかる。その中で細かいパスをつないだ日本がチャンスを作るがシュートまでいけず。

3分、日本。中村俊輔からのパス。大久保がくさびに入って、右サイドから飛びこんだ田中達也がシュートを撃つがサイドネット。

大久保のポストプレーに反応した田中達也が飛びこむがシュートは精度を欠く。

14分、バーレーン。モハメド・フバイルのボール奪取からファタディがそのままミドル。ゴール左に外れる。

バーレーンもプレスからのショートカウンターを狙っている。長谷部からボールを奪い、ファタディにつないでそのままミドル。GK楢崎も反応するが枠の外。

15分、日本。左サイドエリア角付近からのFK。遠藤が直接狙うが大きく枠の上。

遠藤のシュートは壁を超えて落ちきらず。

24分、日本。内田のボールカットからのカウンター。前線の玉田につなぐがバーレーンDFがCKに逃れる。

バーレーンが左サイドから攻め立てていたところからボールを奪ってのカウンター。内田、玉田とつなげてビッグチャンスになるが、カットが入ってCKに。

24分、日本。遠藤のCK。ファーで中澤がヘッドで叩くがバーレーンDFが枠内でクリア。

遠藤のインスイングのCK。中澤がヘッドを当てるがマウス内に入っていたモハメド・フバイルがクリア。

34分、バーレーン。右サイドでサルミーンとモハメド・フバイルのパス交換からサルミーンがエリア内へのパス。ファタディは触れず。GK楢崎がキャッチ。

バーレーンのチャンス。サイドで起点を作ってエリア内にも人数をかけるアタック。

41分、日本。闘莉王のボール奪取から中村俊輔の浮き球のパス。玉田が抜け出すがバーレーンDFがボールをカット。

闘莉王がボールを奪ってのショートカウンター。玉田が抜け出すがシュートまでは撃てず。

44分、バーレーン。審判への異議でジェイシー・ジョンにイエローカード。

中澤への競り合いをファールと判定されたジェイシー・ジョンが審判に抗議。異議と見なされてイエロー。

アディショナルタイムはなく、前半終了。0-0で折り返し。

後半。日本のキックオフ。

46分、日本先制。ゴール正面左からのFK。中村俊輔がボールを動かし遠藤が止めて、中村俊輔が左足で狙う。バーレーンDFに当たってコースが変わり、そのままゴールマウスに吸いこまれてゴール。1-0。

ボールを動かしてからのシュート。マルズークに当たったボールは変化してゴール右隅に吸いこまれた。

52分、バーレーン。右サイドのオマルからのクロスを中澤がクリアミス。ファタディがプレゼントボールを叩くが中澤がシュートブロック。

中澤のクリアボールはファタディへのプレゼントボール。ファタディがそのままミドルを撃つが中澤がブロック。

57分、日本。中村俊輔のボール奪取から右サイドの田中達也へのパス。フリーで受けた田中達也がそのままドリブルで持ちこみシュート。GKサイド・ジャファルがセーブしてCKに。

バーレーンのトラップが浮いたところを中村俊輔がカット。田中達也に振ってのシュートだったがサイド・ジャファルがきっちりセーブ。

61分、バーレーン。大久保へのファールでオマルにイエローカード。

完全に抜けた大久保への後ろからのチャージでイエロー。

64分、日本。バーレーンのCKからのカウンター。玉田がドリブルで仕掛け、右サイドの内田へのパス。内田がミドルを狙うがクロスバーに嫌われる。

玉田の仕掛けからフリーの内田へ。内田は思いきって撃つがクロスバー直撃。

73分、日本。左サイドから玉田、中村俊輔、大久保とつないで右サイドの内田へ。内田のミドルはゴール左に外れる。

左サイドのオーバーロードから右サイドに振ってのミドル。ゴール左に外れる。

74分、バーレーン。オマルに代えてアブディを投入。

オマルは右サイドからの突破はあったが存在感はそれほどなかった。

75分、日本。長谷部に代えて橋本を投入。

長谷部はフリーになる場面も多かったが、バランサーとして機能。

78分、日本。玉田に代えて松井を投入。

大久保が前線に。松井は左サイドに。

85分、日本。遅延行為で田中達也にイエローカード。

交代を急がなかったということでイエロー。

85分、日本。田中達也に代えて岡崎を投入。

岡崎は大久保とともにトップに。

アディショナルタイムは3分。

90分、バーレーン。アーイシュに代えてイスマイル・ハサンを投入。

DFを1枚削って1点を取りにきた。

日本がボールをキープして、このままタイムアップ。1-0で日本の勝利。

日本は暫定でグループAの首位となった。

2009年3月26日木曜日

マスコミはサッカースタイルをフォーメーションで理解するのか

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 6 Japan vs. Bahrain @ Saitama Stadium 2002 28th March 2009 19:20 kick-off

岡ちゃん、対バーレーン超攻撃的布陣テスト(デイリースポーツ)

必勝の超攻撃的布陣だ。午後の非公開練習で行われた紅白戦。「積極的に何かを変えるわけじゃない。意識の違いで、特別なことはしてない」と煙幕を張った岡田監督だが、手は打っていた。

前半にテストしたのは1ボランチの超攻撃的な4-3-3システム。前線に人数をかけ、ロングボールの供給源となる相手3バックに3トップがプレスをかける攻守両面に積極的な布陣だ。中村俊は「最後はサイドバックが上がってもいい」と話し、展開によっては前代未聞の2-5-3布陣で波状攻撃を仕掛ける可能性も浮上した。

後半は中盤をダイヤ型に変えた4-4-2を試した。両サイドへのロングボールに対処しやすく、1月のバーレーン戦でも試合途中から採用した布陣を再確認。水も漏らさぬバーレーン対策だ。


この記事を書いた記者はサッカーを知らないのではなかろうか。3バックには1トップというのはセオリーだが、それはマークのギャップが生まれるからであって、3FWがプレスをかけるためではない。両サイドのウイングが外に開けば開くほど3バックの間が広がり、センターから飛びこめるという利点がある。ただし、このシステムが超攻撃的かというとそうでもない。

システムは丈の短い毛布のようなもので、どこかが絶対に足りず、使い方によって守備的にも攻撃的にも変わる。

実際同じシステムを使ったモウリーニョ時代のチェルシーはカウンター主体の守備的なチームだった。

4-3-3フォアボランチや4-3-1-2がサイドを制するためのタクティクスというのなら理解できる。世界の潮流はサイドを制するものが有利という動きを見せている。だからと言って超攻撃的ではないのだ。

マスコミがこういう勘違いをしているから日本代表のサッカーもレベルが低くなり、そしてファンの成長を妨げている。一部のファンの声をマスコミはまったく取りあげないし、その閉鎖的なシステムは日本サッカー協会も同じだ。

自分たちは批判を表現の自由としてするくせに、批判されるのを極端に嫌う。

それは民主主義とは言わないのではないか。日本のサッカーの議論はまだ活発ではないのだろう。

2009年3月19日木曜日

バーレーン戦に向けて、日本代表24人を招集!!

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 6 Japan vs. Bahrain @ Saitama Stadium 2002 28th March 2009 19:20 kick-off

2010FIFAワールドカップ南アフリカ アジア最終予選
(3/28vsバーレーン代表@埼玉スタジアム2002) 日本代表メンバー
(日本サッカー協会)

GK
楢崎 正剛 NARAZAKI  Seigo 
1976.04.15 187cm 80kg 
名古屋グランパス 63 / 64

都築 龍太 TSUZUKI Ryota 
1978.04.18 185cm 81kg 
浦和レッズ 5 / 3

川島 永嗣 KAWASHIMA Eiji
  1983.03.20 185cm 80kg 
川崎フロンターレ 3 / 3

DF
寺田 周平 TERADA Shuhei 
1975.06.23 189cm 80kg 
川崎フロンターレ 6 / 0

中澤 佑二 NAKAZAWA Yuji 
1978.02.25 187cm 78kg 
横浜F・マリノス 85 / 16

田中 マルクス 闘莉王 TANAKA Marcus Tulio  
1981.04.24 185cm 82kg 
浦和レッズ 21 / 4

駒野 友一 KOMANO Yuichi 
1981.07.25 172cm 76kg 
ジュビロ磐田 42 / 0

阿部 勇樹 ABE Yuki 
1981.09.06 177cm 77kg 
浦和レッズ 33 / 2

長友 佑都 NAGATOMO Yuto 
1986.09.12 170cm 65kg 
FC東京 10 / 1

内田 篤人 UCHIDA Atsuto 
1988.03.27 176cm 62kg 
鹿島アントラーズ 18 / 1

MF
中村 俊輔 NAKAMURA Shunsuke 
1978.06.24 178cm 70kg 
セルティック(スコットランド) 83 / 22

橋本 英郎 HASHIMOTO Hideo 
1979.05.21 173cm 68kg 
ガンバ大阪 7 / 0

遠藤 保仁 ENDO Yasuhito 
1980.01.28 178cm 75kg 
ガンバ大阪 75 / 7

中村 憲剛 NAKAMURA Kengo 
1980.10.31 175cm 67kg 
川崎フロンターレ 32 / 3

松井 大輔 MATSUI Daisuke 
1981.05.11 175cm 64kg 
サンティティエンヌ(フランス) 14 / 1

今野 泰幸 KONNO Yasuyuki 
1983.01.25 178cm 73kg 
FC東京 27 / 0

長谷部 誠 HASEBE Makoto 
1984.01.18 179cm 72kg 
VfLヴォルフスブルグ(ドイツ) 17 / 0

金崎 夢生 KANAZAKI Mu 
1989.02.16 180cm 70kg 
大分トリニータ 1 / 0

香川 真司 KAGAWA Shinji 
1989.03.17 172cm 63kg 
セレッソ大阪 9 / 2

FW
玉田 圭司 TAMADA Keiji 
1980.04.11 173cm 67kg 
名古屋グランパス 56 / 13

大久保 嘉人 OKUBO Yoshito 
1982.06.09 170cm 73kg 
VfLヴォルフスブルグ(ドイツ) 34 / 5

田中 達也 TANAKA Tatsuya 
1982.11.27 167cm 63kg 
浦和レッズ 15 / 3

矢野 貴章 YANO Kisho 
1984.04.05 185cm 76kg 
アルビレックス新潟 12 / 1

岡崎 慎司 OKAZAKI Shinji 
1986.04.16 173cm 70kg 
清水エスパルス 8 / 3


金崎が選出されたことでカウンターで使える駒が増えたという以外には変わり映えがしないメンバー。岡田がやりたいサッカーはどうしてもピッチの幅が狭いサッカーなのだろう。世界はもっと広くピッチを使う。

もちろん、バーレーンが中央突破を目指してくるサッカーだから、それに対抗してというのはあるのだろうけれども。もっとピッチを広く使えば日本のチャンスは何倍にも増える。チャンスを増やさなければ得点は生まれない。というサッカー理論に基づけば、岡田は理論の逆を行っている。

中村俊輔も怪我で万全ではない。日本まで呼んで使えないということだってある。岡田はただでさえ、呼んだ選手に怪我ばかりさせている。浦和とも揉めたし、名古屋も岡田に壊された選手はいる。

そういうリスクを背負うべきなのか。もちろん、サッカーだから怪我はつきものだ。しかし、それがあまりにも多いと練習法やフィジオの問題が上がってくるのではないか。

勝敗とは別に選手が無事でと思っているクラブもあるはずだ。

2009年1月30日金曜日

またも解任記事!! マスコミの無節操さ!!

AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Matchday 2 Bahrain 1-0 Japan @ Bahrain National Stadium
Bahrain:Salman Isa 24

日本代表の監督は岡田でいいのか。韓国がヒディンクで結果を出しただけに、負けられないという気持ちはマスコミも強いのだろう。

岡ちゃん進退問題再燃も/アジア杯予選(日刊スポーツ)

土気色の顔が岡田監督の精神的ダメージを物語っていた。試合後の会見でうつろな視線で敗因を分析した。「前半は選手同士の距離が遠くボールが回らなかった。後半は修正して流れが出たが、最後の工夫が足りない。あれだけ中盤でミスパスが多くては…」。相手のマチャラ監督にも「日本の出来が悪かった」と酷評される屈辱的な敗戦。現地の報道陣に「恥か?」と問われ「恥かどうかは別として、ショックというか…、非常に残念」と返した。


ここでスポーツナビ)に掲載されていたインタビューと文言が違うことに気がつく。選手の距離の問題だ。

バーレーン戦後 岡田監督会見
AFCアジアカップ2011カタール予選
(スポーツナビ)

前半、なかなかボールを引き出すことができず、選手間の距離が近くてボールが回らなくて、どうしても一発裏狙いという形が多かったです。しかし後半になって選手間の引き出し(の動き)も早くなって、後半の途中からようやく流れが出始めたんですが、最後のところでの工夫がいまひとつ足りなかった。

それと中盤でミスパスが多くて、どうしてもそこからカウンターを受けるという形がありました。後半は(ミスを)抑えていましたが、あれだけミスが出るとなかなか最後までいかない。しかし後半途中からの流れ、われわれがやらねばならないことは明確になったし、今度の(ワールドカップ=W杯予選の)オーストラリア戦に向けて教訓になることもあったと思っています。今日の負けは残念で悔しいですが、これを生かしていかないといけない。


岡田はインタビューで選手の距離が近いと答えている。日刊スポーツは選手の距離が遠くてと書いているのだが、これはミックスゾーンでのインタビューと違うところで岡田に聞いたものなのだろうか。それとも、スポーツナビの記事が間違っているのか。

岡田監督に聞く…バーレーン戦完敗(スポーツ報知)

―試合の分析を。
「前半はなかなかボールを引き出せず、選手間の距離も遠くてボールが回らず、どうしても裏1発狙いになった。後半はボールの引き出しが良くなったが、最後のところで工夫が足りなかった。中盤もミスパスが多く、カウンターを受けてしまった」

―攻撃不全はフィットネスのせい?
「フィットネスというより、イエメン戦を戦っていないメンバーは、久々の試合で判断の遅さがあった。プレッシャーによるミスがあった」


【岡田監督トーク】勝てなかったことは残念(サンケイスポーツ)

「前半は選手間の距離が遠くボールが回らなくて、どうしても一発裏狙いが多かった。とにかく中盤でパスミスが多くて、カウンターを受けた。後半はそれを抑えられたけど、ミスがあれだけあるとうまくいかない」


選手間の距離についてはスポーツ報知もサンケイスポーツも遠くてと書いている。一般にパスの精度は選手間の距離が遠いほど落ちる。しかも、スポーツナビ以外の3社が遠いと書いていることから、岡田は遠かったと答えたのだと思われる。

スポーツナビは最近ミスが多いから、聞き間違いがあったのかもしれない。多数派だから正解だとは限らないのだが。

どちらにしてもマスコミが突っ込めなかったことが問題ではある。なぜパスがつながらないような事態になったのか、プレッシャーが強いとなせミスをするのか。

ヨーロッパ列強は50メートルくらいのサイドチェンジをぴたりと決めるし、プレスがかかったからといって中盤でボールを簡単に失うことはほとんどない。W杯でベスト4を狙うということはそれくらいのレベルにならないければお話にならないということだ。

岡田を本当に代表監督から解任したいのなら、そこを突っ込んで答えられないなら監督の資格なしと報道すべきだろう。岡田ならある程度はマスコミに答えてくれる、叩いても負けたときなら文句を言われない、くらいのなあなあな気分でいるからみずからのサッカー音痴ぶりが記事に現れるのだ。

基本的なことも書けないで、勝てばいけいけどんどん、負ければ解任では極端すぎる。

まずは隗よりはじめよ。を心に刻み、サッカー記事を書くことを心がけるべきだろう。

2009年1月29日木曜日

バーレーン戦の敗戦を受けて、日本代表の課題点

AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Matchday 2 Bahrain 1-0 Japan @ Bahrain National Stadium
Bahrain:Salman Isa 24

バーレーン戦後 岡田監督会見
AFCアジアカップ2011カタール予選
(スポーツナビ)

前半、なかなかボールを引き出すことができず、選手間の距離が近くてボールが回らなくて、どうしても一発裏狙いという形が多かったです。しかし後半になって選手間の引き出し(の動き)も早くなって、後半の途中からようやく流れが出始めたんですが、最後のところでの工夫がいまひとつ足りなかった。

それと中盤でミスパスが多くて、どうしてもそこからカウンターを受けるという形がありました。後半は(ミスを)抑えていましたが、あれだけミスが出るとなかなか最後までいかない。しかし後半途中からの流れ、われわれがやらねばならないことは明確になったし、今度の(ワールドカップ=W杯予選の)オーストラリア戦に向けて教訓になることもあったと思っています。今日の負けは残念で悔しいですが、これを生かしていかないといけない。


プレスをかけられると弱いという弱点を露呈したことに対して、岡田も記者も触れなかった。一番の弱点について触れてしまうと、日本代表神話が崩れてしまうとでもいうように。

バーレーンは前半から積極的にプレスをかけ、日本ボールを奪い、縦への突破でチャンスを作った。

そして後半は攻撃を執拗にディレイさせ、日本の態勢が整ったときにはもうスペースがないという状況になっていた。巧遅の攻めは悪くはないが、もっと速い攻めも必要だったのではないか。あるいは岡田のサッカーではこのレベルが限界なのではないかということを見せつけられたゲームだった。

敗戦の地から持ち帰るもの (1/2)
アジアカップ予選 バーレーン代表 1-0 日本代表
(スポーツナビ)

一方で、この試合については(当初から分かっていたとはいえ)コンビネーションに課題が残ったのも事実。来月の11日にはW杯最終予選の大一番、対オーストラリア戦が控えていることを考えると、このアジアカップ予選2試合でチームとしての完成度を高めておく必要がある。とりわけ、この試合でキャプテンマークを巻いた中村憲剛1人に負担を強いることとなった中盤については、「合宿している中で、どうしてもそこのポジションがちょっと物足りなかった」(岡田監督)。そこで、欧州組からは本田圭佑と稲本潤一、そして国内組からはキャンプ参加が免除されていた遠藤保仁が、新たに招集された。

しかし、欧州組は今がシーズン中だからいいとして(稲本がプレーするドイツはウインターブレーク期間中だが)、遠藤の招集はあまりにも時期尚早な判断であったと言わざるを得ない。昨年のJリーグ閉幕後も、クラブW杯や天皇杯でフル稼働していた遠藤には、今しばらくの休養が必要であった。結局、わざわざバーレーンまで連れてきたものの「ちょっと今のペースでは厳しいかもしれない」(岡田監督)ということで、さんざん引っ張られた挙げ句、遠藤はベンチ外となった。そのため、前への推進力が持ち味の稲本は、中村憲の隣で「遠藤のような役回り」を期待されることとなったのである。

今にして思えば、遠藤の復帰にこだわり、それが無理と分かると個性を度外視した役割を稲本に強いる――そうした行き当たりばったりの選手起用が、中盤のバランス崩壊につながったように思えてならない。もっともこの“ミスキャスト”は、遠藤のコンディションを綿密にリサーチさえしていれば、十分に回避できるリスクであった。結果、遠藤は休む機会を奪われ、稲本は本来のパフォーマンスを発揮できず、中村憲は1人でさばき役に徹しなければならない状況に追い込まれてしまったのである。


遠藤が万全な調子なら違っていたかもしれない。

たしかに運動量がない稲本に中盤のバランサーを任せるのは無理だった。というよりも、怪我で遠藤、川口、水本が離脱。青木、今野、安田もベンチから外れたが、遠藤の代わりはいなかった。

それなら遠藤がいないプランBをたてておくべきだったのではないか。中村憲剛と谷口を並べて中盤の運動量を高めるとか。あるいは中村憲剛のために青木か今野を入れて守備の安定をはかるとか。

同じ戦法だけで戦うのは無理がある。

(1)DFがスピードに対応できていない

前半24分の失点は、局面だけ見ればセットプレーによる失点である。だが、序盤からバーレーンは縦方向への素早い攻撃で相手ゴールに殺到し、受け身に回った日本は防戦一方となっていた。いったんボールを押し戻しても、すぐさまインターセプトされてピンチの状態に逆戻り。前半の失点は、時間の問題だったように思う。

確かに、中盤でのボールの取られ方の悪さは気になった。だが、それ以上に不安に思えたのが、加速して突っかかる相手に対し、センターバックの2人が追い切れていなかったという事実である。中澤佑二にしても寺田周平にしても、高さと強さには定評があるものの、スピードで揺さぶられると予想外の脆さを露呈してしまう。これは今後の大一番に向けて、決して小さくない不安材料である。

(2)中盤でタメが作れない

「もう少しタメができればいいけれど、急ぎすぎてカウンターでやられていた」と長友佑都。一方の内田篤人も「もう少し中盤でタメを作るというか、キープできる人(が必要)かな」。ミックスゾーンの別の場所で、両サイドバックが「タメができる人」の必要性について言及していたのは、何とも暗示的である。

中盤でボールをキープし、タメを作ることで両サイドが積極的に飛び出していくという「日本らしさ」が感じられるシーンが、この試合ではほとんど見られなかった。結局、今回の中盤の構成で、そうした働きが期待できたのは中村憲のみ。稲本も本田も、時おりサポートに回る動きは見せていたが、それが効果的だったとは言い難く、各人の役割も最後まであいまいなままであった。

(3)リードされた時のオプションがない

結局、アピールできずに消えてしまった本田に代えて、ベンチは後半18分に香川真司を投入。さらに13分後には、守備に忙殺されていた岡崎慎司を下げて興梠慎三が起用される。しかし、岡田監督が切ったカードは、いずれもゲームに劇的な変化をもたらすことはなかった。香川にしても興梠にしても、いわゆる「コンセプト」を重視しての起用であろう。だが、リードされた場面でのオプションとしては、まだまだ経験不足の感は否めない。終了間際には、パワープレーを期待したのか巻誠一郎が送り出されるが、時すでに遅し。1点のビハインドをはね返すことができず、日本は昨年3月に続いて、またしても敵地でバーレーンに屈することとなった。


中盤で簡単にボールを奪われるしーんが目立ち、そこからショートカウンターを浴びることも多かった。そして、攻撃はサイドをていねいにつくことが最後まで出来ず、1対1でもボールを奪われ、ロングボールを前線に放り込むだけという単純な攻撃になったことは残念。

巻を投入したものの、前線でためを作ることができず、シュートも精度を欠いた。3枚の攻撃も同じ役割を求めたもので、より高いレベルのものではなかったのは確か。攻撃に変化をつけるものではなかった。

岡田監督は「誰が入っても組織として機能するコンセプト」を掲げている。だがそれは、選手の個性を度外視し、場合によっては削ぎ落とすリスクさえもはらんでいる。今回スタメンで起用された2人の欧州組が、いずれも本来のパフォーマンスを発揮できなかったのも、その理由の一端は過度のコンセプト遵守にあったのではないか。勝利のためのコンセプトが、かえってチームや選手のポテンシャルに縛りを加えていたとすれば、早急の修正が必要であることは言うまでもない。


誰が入っても同じというのは大事だが、選手を交代させると劇的に変化するということも重要なのではないか。クラッシャーとも言われる岡田だけに、選手が壊れることが不安にもつながるだろう。しかし、リードされた場合にはどうしても取り戻さなければならない。それができないのでは、監督としての仕事が出来ているとは言えないだろう。

取り戻すというのは姿勢のことだ。一方的に攻め続けて入らなかったのなら仕方がないともいえるが、攻撃はワンパターンのボール回しを続けるだけで決定機を作ることもできなかった。

そこに問題があるのではないだろうか。

日本は攻めのかたちをつくれず、バーレーンに敗戦!!

AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Matchday 2 Bahrain 1-0 Japan @ Bahrain National Stadium
Bahrain:Salman Isa 24

日本は青、白、青のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

Japan (AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Matchday 2)
 Tamada 
 Tatsuya Tanaka 
Keisuke HondaOkazaki
Kengo NakamuraInamoto
NagatomoUchida
TeradaNakazawa
 Kawashima 


ネットテレビのjustin.tvで無料で見た。

たぶん、バーレーンで使われるアラブ語でほとんど理解できなかったけれども。チャットルームは中国語とハングルと日本語と英語が溢れていた。韓国人が使う英語は文法が変で日本は戦っているというのか、日本と戦うぞと喧嘩を売っているのかわからないような感じで、日本人は韓国人にハングルで書くなときれていた。

日本語できれてもね。相手もわからないだろうし。英語くらい使えっていうレベル。

それはともかく、ゲームは後半から見た。アラブ語ではわからないのでゲームレポもかけずだけど。日本は本当にひどかった。

本田圭佑はひとりよがりのプレーばかり、中村憲剛はボールを簡単に奪われて追加点を叩き込まれそうになるし、稲本は存在感がなかった。田中達也と玉田は頑張っていたが、いかんせんクロスの精度も悪く、パスも精度が低かった。中盤であれだけミスパスを連発してはお話にならない。

失点のシーンは見ていないのだけど、バーレーンはFKから一発イサが決めたらしい。ネットの情報では内田のせいだとか、GK川島のせいだとか書いてあったけれども。プレーを見ていないからね。

前半24分 バーレーン GOOOOOAL!! 右サイド、遠い距離からのFKにサルマン・イサがヘディングシュート! ボールはGK川島の上を超え、ゴールに吸い込まれる。バーレーンが先制。


とスポーツナビには書いてあるから、FKのボールに飛び出した川島の上を越されたのかもしれない。

いずれにしても失点したのは事実で、それを取り返せなかったのも事実。

前線にボールが収まらず、攻撃のかたちを最後まで作れなかった。香川、興梠、巻と投入したけれども駄目だった。

リードすれば時間を上手く潰してゲームを進めてしまうのが中東のいつもの手。さらにキレのあるカウンターを仕掛けられてお話にならないゲームで敗戦。

本当にひどい。結局やってきたことは中村俊輔や松井、遠藤がいなければ何もできないということなのだろう。

岡田解任でいいのではないかな。

2009年1月22日木曜日

バーレーン戦はテレビ生中継はなし

AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Matchday 2 Bahrain 2-1 Japan @ Bahrain National Stadium

岡田JAPANショック…代表戦生中継なし(デイリースポーツ)

放送予定が決まっていないということだったからテレビ東京ということも覚悟はしていたのだが。放送局が手を上げないとは思わなかった。

サッカー日本代表の次戦、アジア杯最終予選バーレーン戦(28日・マナマ)がテレビ中継されないことが21日、明らかになった。放映権を持つバーレーン・サッカー協会側との値下げ交渉が不調に終わったもので、20日夜に生中継を断念した。今後は録画中継などの交渉に移るが、日本代表戦の生中継がないのは1998年2月の親善試合オーストラリア戦以来11年ぶりという異例の事態となった。


やはり、マイナースポーツに転落したという杉山茂樹さんの言葉は事実だった。視聴率がとれなければ民放は撤退する、NHKも放送しない。

20年前は日本代表の試合といえども、ほとんど放送されなかった。ソウル五輪アジア予選決勝は昼間に放送されたものの、スタンドはがらがら。試合も敗れ、お寒い結果に。W杯予選といえども、放送もないことが当たり前だった。

キラーコンテンツとなったのは、オフトが監督になってダイナスティカップで優勝してから。ドーハで行われたW杯アメリカ大会アジア最終予選は深夜に放送されたが注目された。そこからドーハの悲劇、マイアミの奇跡、ジョホーバルの歓喜へとサッカーは右肩上がりに人気が高まっていく。

しかし、国際大会では2000年のシドニー五輪ベスト8、2001年のコンフェデレーションズカップ日韓大会の準優勝、2002年のW杯日韓大会のベスト16を最後に日本代表は転落していく。アジアカップこそ連覇したが、2003年コンフェデレーションズカップフランス大会、2004年アテネ五輪、2005年コンフェデレーションズカップドイツ大会、2006年W杯ドイツ大会、2008年北京五輪とすべてグループステージで敗退。

ジーコ後の監督選考では川淵会長(当時)の「オシム、あ、オシムっていっちゃったね」というポロリ発言があって、代表人気は凋落していく。

日本サッカー協会とマスコミがタッグを組んで代表人気を盛り上げようとしてきたが、コアなファン以外にはそっぽを向かれた。プロ野球が辿ってきた道を日本代表は同じように辿っている。

日本のサッカーシーンは代表よりもクラブに重心をおいたものになっていくだろう。Jリーグの放送はスカパー!で全試合行われるし、スタジアムへ向かうファンも多い。

今後は録画映像の買い取り交渉に移るが、協会関係者は「1度(中継が)切られると、今後も試合によっては“もういいや”となりかねない」と暗黒時代の再来を懸念。岡田ジャパンは10年南アW杯出場権獲得だけでなく、人気回復という課題も突きつけられた。


デイリースポーツ)はこう結んでいるが、人気回復をそんなに心配するのなら親会社の神戸新聞、東京本社が提携を結んでいる日本経済新聞と手を結んでテレビ東京で放送するようにお金を出しあったらどうだろう。事実を載せるだけなら、一般のファンでもできるのだから。

2009年1月21日水曜日

バーレーン戦に向けて、日本代表25人を招集!!

AFC Asian Cup 2011 Qatar Qualifying Stage Group A Matchday 2 Bahrain vs. Japan @ Bahrain National Stadium

岡田武史監督はバーレーン戦に向けて日本代表招集メンバー25人を発表した。

AFCアジアカップ2011カタール予選
(1/28vsバーレーン代表@バーレーン・マナマ) 日本代表メンバー
(日本サッカー協会)

選 手
Pos. 氏 名 (英字表記)
生年月日 身長 体重 所属 国際Aマッチ出場 / 得点

GK
川口 能活 KAWAGUCHI Yoshikatsu
1975.08.15 180cm 77kg
ジュビロ磐田 116 / -104

都築 龍太 TSUZUKI Ryota
1978.04.18 185cm 81kg
浦和レッズ 3 / -2

川島 永嗣 KAWASHIMA Eiji
1983.03.20 185cm 80kg
川崎フロンターレ 2 / -2

菅野 孝憲 SUGENO Takanori
1984.05.03 179cm 75kg
柏レイソル 0 / 0


DF
寺田 周平 TERADA Shuhei
1975.06.23 189cm 80kg
川崎フロンターレ 5 / 0

中澤 佑二 NAKAZAWA Yuji
1978.02.25 187cm 78kg
横浜F・マリノス 82 / 15

高木 和道 TAKAGI Kazumichi
1980.11.21 188cm 75kg
ガンバ大阪 4 / 0

駒野 友一 KOMANO Yuichi
1981.07.25 172cm 76kg
ジュビロ磐田 41 / 1

水本 裕貴 MIZUMOTO Hiroki
1985.09.12 183cm 72kg
京都サンガF.C. 3 / 0

長友 佑都 NAGATOMO Yuto
1986.09.12 170cm 65kg
FC東京 7 / 1

安田 理大 YASUDA Michihiro
1987.12.20 173cm 65kg
ガンバ大阪 5 / 0

内田 篤人 UCHIDA Atsuto
1988.03.27 176cm 62kg
鹿島アントラーズ 15 / 1


MF
橋本 英郎 HASHIMOTO Hideo
1979.05.21 173cm 68kg
ガンバ大阪 6 / 0

稲本 潤一 INAMOTO Junichi
1979.09.18 181cm 75kg
アイントラハト・フランクフルト(ドイツ) 70 / 4

遠藤 保仁 ENDO Yasuhito
1980.01.28 178cm 75kg
ガンバ大阪 73 / 7

中村 憲剛 NAKAMURA Kengo
1980.10.31 175cm 67kg
川崎フロンターレ 30 / 3

青木 剛 AOKI Takeshi
1982.09.28 183cm 75kg
鹿島アントラーズ 2 / 0

今野 泰幸 KONNO Yasuyuki
1983.01.25 178cm 73kg
FC東京 26 / 0

本田 圭佑 HONDA Keisuke
1986.06.13 182cm 74kg
VVVヘンロ(オランダ) 1 / 0

香川 真司 KAGAWA Shinji
1989.03.17 172cm 63kg
セレッソ大阪 7 / 1


FW
玉田 圭司 TAMADA Keiji
1980.04.11 173cm 67kg
名古屋グランパス 53 / 13

巻 誠一郎 MAKI Seiichiro
1980.08.07 184cm 81kg
ジェフユナイテッド千葉 36 / 8

田中 達也 TANAKA Tatsuya
1982.11.27 167cm 63kg
浦和レッズ 13 / 3

岡崎 慎司 OKAZAKI Shinji
1986.04.16 173cm 70kg
清水エスパルス 5 / 1

興梠 慎三 KOROKI Shinzo
1986.07.31 175cm 67kg
鹿島アントラーズ 3 / 0


岡田監督コメント
今回は、2段階招集という形をとった。
年始からの長い合宿で、昨日の試合を戦った選手には、リフレッシュしてもらう。
海外からの稲本と本田は、シーズン中でいいコンディションを期待しているのとともに、 今回招集に協力してくれたクラブにも感謝。
初招集となる菅野に関しては、年始の合宿から昨年同様、4人のGKで行いたかったが、天皇杯決勝まで勝ち進んだので、ここから参加してもらう。
特徴としては、シュートへの反応の速さ、フィールドプレーヤー並みのキックの正確さがある。
アジアカップ予選という公式戦でバーレーン代表戦に勝つことに集中したい。


問題はイエメン戦の反省をどう生かすかということ。バーレーンとはこのところずっと当たっていて、完膚無きまでに叩きのめしたという試合はまだない。W杯アジア最終予選でも同組ということもあり、きちんとした結果を出すことをまず考えてほしい。

といっても、プレスがかかるとまた混乱するのだろうなあ。

2008年9月7日日曜日

バーレーン戦勝利後、岡田監督とマチャラのインタビュー

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 1 Bahrain 2-3 Japan @ Bahrain National Stadium
Bahrain:Salman Isa 87,own goal(Marcus Tulio Tanaka) 88
Japan:Shunsuke Nakamura 18,Endo 44(r),Kengo Nakamura 85

バーレーン戦後 岡田監督会見
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

――戦略を変えて2ゴールを与えてしまったのでは?(バーレーン記者)

 戦略を変えたのでなく、メンバーを代えただけです。特に戦略の問題ではなく、先ほど言いましたようにメンタルな面、それから交代選手の役割、そういったものが問題だったと思っています。


これは交代して入ったメンバーが駄目だったと言っているようなものだけど。1点目は確かに今野のミスだけど。つまりは今野は次から呼ばれないということだろうか。

バーレーン戦後 選手コメント (1/2)
2010FIFAワールドカップ・アジア最終予選
(スポーツナビ)

中村俊輔(セルティック/スコットランド)

今日も(中村)憲剛が中に中に入ってきたけど、オレは外に出ろって。ウッチーにわたって取られたときは、シュートを打ったやつは右サイドに開いていた。でも、憲剛はそのとき中にいて、ヤット(遠藤)がつり出されてしまった。そういう小さなところ。憲剛はいつもはボランチだから、その感覚で中に戻ってきたと思うんだけどね。だから、そのポジションに入った人が何をしないといけないのかというのを考えないといけない。


これはずっと中村俊輔が言われていたこと。トルシエに落とされたのもプレーエリアを守るということができていなかったから。そのことがセルティックで理解したのは大きな進歩。あと4年早ければ、ドイツでの惨敗もなかったかもしれないけど。それは済んだこととして、自分の経験として日本代表にフィードバックしてほしい。ブラジル流ではもう駄目だよと。

遠藤保仁(ガンバ大阪)

1人で行けるといっても、後ろが付いてきていない時がある。流経大にやられた時もそうだった。後ろが来られない場合は行かない。そこのバランスとタイミングをもっと考えて、声を出していかないといけない。


遠藤は病み上がりにしてはよくやっていた。彼はサイドではもう無理だろう。レジスタとしてボールキープと効果的なパスでいいのではないかな。

ヒリヒリした焦燥感 (1/2)
日々是最終予選2008-09
(スポーツナビ)

これまで岡田監督は「われわれのコンセプト」を金科玉条とし、会見で何度も繰り返してきた。だが、その実体は「攻守の切り替えを素早く」とか「ボールを奪われたらチェイスして奪い返す」といった基本的なものばかり。攻撃のバリエーションに関しては、中村俊の頭脳とイマジネーションに依拠することで、何とかチームとしての体(てい)を成してきたのが実情である。ところが今回、図らずも守備面での応用力が試され、かなり深刻な問題を抱えていることが明らかになった。これらの課題に対する明確な回答を、指揮官が持ち得ていないとしたら、その任は選手一人一人が担うしかないだろう。


おそらくはファンが岡田について不信感を持っているのはこのことだと思う。

はっきり言って少年サッカーで教わることがフル代表の約束事で、それができなければメンバーから外すという。これだけの約束事でメンバーから外されるほうもひどいが、攻撃は選手に丸投げというのでは意味がない。サッカーはたったひとりでは何もできないのだし、例えば前線の5人が中村俊輔だったとしてもうまくいかないだろう。サッカーは違った個性の組み合わせがあるからこそゴールが生まれる。

その組み合わせを作るのは監督であり、最低限のリスクチャレンジは考えておかなければならない。FKとペナルティ。相手がファールを犯さなければゴールにつながっていないという状況で勝ったと素直には喜べない。本来なら圧倒すべき相手なのだから。

Fuming Macala slams players(AFC Official Website)

“I’m not happy about this result,” said Macala.

“Japan didn’t create one opportunity at all but we helped them with mistakes.

“We lost the game because we didn’t play well in the first half. This is our problem. We came on to the field with a big respect for Japan. I don’t know why.

“You know our experience from the last time when we beat Japan. We said we were changing. Our spirit was out there.

“But what I saw was different people and different reaction from my players. Once it was 1-0, they controlled the game better and this created psychological problems for us.”


マチャラの気持ちはわからないではないけどね。たしかにハッピーではないだろうし、日本は決定機をほとんど作っていなかったのにミスで助けてしまったというのも事実だろう。

だからといって選手ばかりに当たってもね。試合は取り返しがつかない。

悔しいのはわかる。だったら、日本に来たときに強敵となって現れてほしいね。そうしないとアジアのレベルが低下するだけだからさ。

2008年9月6日土曜日

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Bahrain vs. Japan 6th September 2008

2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 1 Bahrain vs. Japan @ Bahrain National Stadium

両国国旗、フェアプレー旗に続いて両国選手の入場。日本国歌「君が代」、バーレーン国歌「我等のバーレーン」の演奏。

バーレーンは赤一色のファーストジャージ。システムは3-4-1-2。

Bahrain (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 1)
Ismaeel HasanAala Hubail
 Aaish 
Salman IsaOmar
SalmeenAl Wadaei
Mohamed HasanSMarzooq
 Adnan Husain 
 Sayed Jaafar 


日本は青、白、青のファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

Japan (2010 FIFA World Cup South Africa Asian Qualification Round 4 Matchday 1)
 Tamada 
 Tatsuya Tanaka 
MatsuiShunsuke Nakamura
EndoHasebe
AbeUchida
Tulio TanakaNakazawa
 Narazaki 


バーレーンのキックオフで前半開始。

9分、日本。右サイドから内田がドリブルで切り裂き、ゴール前の田中達也にパス。反転してシュートを撃つがGKサイード・ジャファルの正面。

決定的なチャンスだったが、田中達也のシュートは正面。

17分、日本先制。ゴール正面右からのFK。遠藤がまたいで、時間差をつくって中村俊輔が左足で低い弾道のシュートをゴール左隅に決めてゴール。0-1。

GKサイード・ジャファルが警戒していたサイドに弾丸のように突き刺した。GKサイード・ジャファルは一瞬逆に動いている。

20分、バーレーン。こぼれ球を拾ったサルマン・イサが思いきったミドル。GK楢崎が片手で弾き出す。

GK楢崎のスーパーセーブ。あの位置からのバーレーンのシュートは危険だ。

27分、日本。遠藤のCK。エリア外の中村俊輔にパス。ふわりと浮かしたボールを中澤が落とし、玉田がシュート。リフレクトを阿部が狙うがGKサイード・ジャファルがセーブ。

変化をつけたCKでゴールを狙うが決めきれず。

31分、バーレーン。中村俊輔へのファールでモハメド・ハサンにイエローカード。

34分、日本。オマルをファールで止めた松井にイエローカード。

松井はこれで累積2枚目。次節ウズベキスタン戦はサスペンション。ラウンド3からラウンド4になってもカードはクリアされないのだね。

42分、日本。左サイド高い位置からのFK。遠藤がグラウンダーで流して中村俊輔のシュート。アーイッシュがハンドでとめてしまいペナルティ。

またもやサインプレー。中村俊輔のシュートがハンドを誘ってペナルティに。

43分、日本追加点。ペナルティ。遠藤がゆっくり走ってGKサイード・ジャファルが左に飛んだのを見てから右足で右隅に緩く決めてゴール。0-2。

遠藤のペナルティは最後まで動かないというのが基本だが、バーレーンにはその情報は伝わっていなかったらしい。バーレーンはペナルティエリア付近でおかした2回のファールがともに日本の得点に。

アディショナルタイムは2分。

バーレーンが攻めるが、そのまま前半終了。0-2で折り返し。

日本のキックオフで後半開始。

48分、バーレーン。右サイドエリア角付近からのFK。アル・ワダエイが直接狙うが壁が跳ね返す。

CKからの流れで得たFKだったがバーレーンはいかせず。

50分、バーレーン。アル・ワダエイのCK。ゴール前、サルマン・イサの前にこぼれるがジャストミートできず。GK楢崎が抑える。

バーレーンの後半勝負の狙いは間違いなかったらしい。後半開始から攻勢を仕掛けている。

53分、バーレーン。アラー・フバイルのCK。アドナン・フセインがヘッドをあわせるがゴール右に外れる。

素早いCKで仕掛けるところだったが、ボールがふたつ入って日本は体制を整える。

58分、日本。松井が左サイドでキープしたボール、遠藤に戻してエリア内の玉田へ。玉田が角度のないところからシュートを撃つがゴール前を横切っていく。

田中達也が倒れていたがそのまま攻撃を続行。3点目を獲りに行く姿勢を見せる。玉田は絶好のチャンスだったが角度は厳しかった。

61分、バーレーン。アラー・フバイルに代えてアブドゥルラフマン、イスマイル・ハサンに代えてJ・C・ジョンを投入。

66分、バーレーン。田中達也をファールでとめたモハメド・ハサンにイエローカード。2枚目のカードで退場。

70分、日本。松井に代えて中村憲剛を投入。

72分、日本。右サイドでボールを持った中村俊輔から遠藤、中村憲剛とつないで玉田へ。玉田がドリブル突破でゴールに向かうが止められる。

玉田のドリブルにバーレーンは足を出せない。これは効果的。

73分、バーレーン。阿部にファールをしたオマルにイエローカード。

75分、日本。エリア内でボールを奪った長谷部がシュート。これはクロスバー直撃。こぼれ球を田中達也がシュートを撃つがこれもクロスバーに嫌われる。

プレゼントのようなボール奪取からのアタックだったが決定機を二度ふいにしてしまう。

77分、日本。玉田に代えて佐藤寿人を投入。

78分、日本。左サイドの中村憲剛から佐藤寿人へのパス。深いところで折り返し、田中達也のところでこぼれたボールを中村憲剛がシュートを撃つがGKサイード・ジャファルがセーブ。

佐藤寿人はピッチに入ってすぐにビッグチャンスに絡んだ。田中達也、中村憲剛のコンビでゴールに向かったがGKサイード・ジャファルに止められる。

81分、バーレーン。サルミーンに代えてユーセフを投入。

84分、日本。長谷部に代えて今野を投入。

85分、日本追加点。左サイドの阿部からのパスを受けた中村憲剛が左足で思いきったミドル。DFに当たってコースが変わり、GKサイード・ジャファルは反応できずゴール。0-3。

中村憲剛はフリー。プレスがかかっていない状態で思いきったミドル。コースが変わった幸運もあってゴールへ。

87分、バーレーン追撃。右サイドのアドナン・フセインからのクロスを受けたサルマン・イサがワントラップして左足でシュート。GK楢崎を破ってゴール。1-3。

右サイドからのアーリークロス一発がサルマン・イサの足下へ。左足一閃でゴールをこじ開けられる。

88分、バーレーン追撃。ロングフィードをバックパスでGK楢崎に返そうとした闘莉王のヘッドは楢崎とタイミングがあわず、オウンゴール。2-3。

バーレーンの選手も走り込んでいて楢崎も飛び出していたが、その脇をすり抜けるパスでそのままゴールへ。

アディショナルタイムは3分。

バーレーンは猛攻を仕掛けるがわずかに届かず。このままタイムアップ。2-3で日本の勝利。