トレゼゲは代表を辞めたくて辞めたわけではなく、失望したのだと思う。いくら頑張っても、ファンからの後押しがあっても、監督の好き嫌いで選ばれない。クラブなら移籍もできるけれども、フランス代表から他の国の代表に鞍替えするわけにはいかない。
Trezeguet, addio Nazionale(La Gazzetta dello Sport)
Trezeguet ends international career(FIFA.com)
トレゼゲ代表引退の理由は、やはりドメネク(スポーツナビ)
「僕はフランスの人々が見ているのとは違うサッカーを目にしている。フランス代表にとって、ユーロの結果は非常に悪いものだった。でも、僕を最も当惑させたのは、ドメネク監督の続投が決まったことだ。下された決断は、サッカー的な面よりも、むしろ政治的な面を考慮したものであり、世論や国民の声は、まったく尊重されなかった」
フランス代表引退のトレゼゲ「ドメネクの続投に腹が立つ」(スポーツナビ)
「ユーロ(欧州選手権)2008でのひどい結果と、監督の続投が決まったことで今回の決断に達した。ユーロの結果は非常にネガティブなものだったけど、それ以上に腹が立つのがドメネクの続投だ。この決定は、フットボールよりも政治的なことに重点が置かれている。国民の意見がまったくリスペクトされていないんだ」
仏代表引退のトレゼゲ「困ったのはドメネクが監督を続けること」(スポーツナビ)
「フランス国内でのサッカーに対する考え方と僕の考え方は違うと思う。ユーロ2008はすごく残念な結果だったけど、それ以上に困ったのはドメネクが監督を続けると決まったことだ。サッカーそのものを考えず、政治的な理由で決められることばかりだ。世論は僕に味方してくれていたけど、それも尊重されなかった」
すべて出典はLa Gazzetta dello Sport。イタリア語でも英語でも日本語でも同じことを言っている。スポーツナビが同じニュース、同じコメントを3つのニュースで伝えたのはそれだけ衝撃が大きいということなのだろう。
ドメネクはこれで世界の究極のヒールになったわけだが。
フランスは本当にこれでいいと判断したのだろうか。勝つならそれでいいのだろうけれども、惨敗したら。
ハラキリでもしなければフランス国民はおさまらないのではないか。ドメネクだけではなく、留任を決めたフランスサッカー協会のお歴々、特にウリエは。
ピレスもジュリもドメネクと馬が合わなくて追放された。トレゼゲも自ら去っていく。どんどん、魅力のアル選手が代表から去っていくということに、本当になにも感じないのかなあ。

