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2009年10月15日木曜日

トーゴ戦のあとで、誰もが考えたことはアウェイに行くことの大切さ

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2009 Japan 5-0 Togo @ Miyagi Stadium
Japan:Okazaki 5,8,65,Morimoto 11,Honda 85

トーゴ戦後 岡田監督会見 (1/2)
キリンチャレンジカップ2009
(スポーツナビ)

――1トップと2トップ両方やるということだったが、最初の2トップと森本についての評価は

そのあとのいろんなやりくりを考えたときに、このメンバーでスタートして変えていくのが一番スムーズだという計算のもと、2トップでスタートしました。その中で森本に関しては、もちろん点を取ることを期待していました。それ以外の要求はほとんどしなかったです。得点に絡んだプレー、それから自分でも1点取ってくれたらと。彼が(ゴール前に)つっこんで取れた点もあった。そういう意味で、まだ2試合目の中でよく結果を出してくれたんじゃないかと。ただまだまだ、彼がこのチームで先発としてやっていくには、やらないといけないことがあると思っています。しかし、切り札的な使い方であれば、今でも十分にやっていける感触は持っています。

――選手の評価基準は、戻りや切り替えの速さといったハードワークに対してなのか?

ハードワークよりも基本的なことをきっちりやる。システムや戦術面も大事ですが、基本的なことをどんな時にもきっちりやる。それが癖になるように。この相手なら戻らずとも大丈夫だろう、ということだと、戻らないといけないときに戻れなくなる。どんな時でもストッパーが上がったら、全力で戻れと。今日は闘莉王、中澤含めて本当に、上がった時の戻りというのが素晴らしかったと思います。そういう意味で、前提としてハードワークというよりも、基本的なことをきっちりできたということを、今回の評価基準としています。


トーゴが協会とのごたごたで非常にモチベーションが低い状態だったため、練習試合以下のゲームになってしまったわけだが。攻撃陣については3点を開始早々にとってしまったことで、攻撃が単調になったということを反省しなければならない。クロスもスルーパスも有効だったから使い続けるというのではなく、ドリブル突破という日本が苦手にすることを積極的にやっていく姿勢がほしかった。

基本的なことをきっちりやるというのなら、プレーエリアが守れない中村俊輔は失格ということになるはずだが、岡田の頭の中にはプレーエリアという感覚はないのだろう。これが世界との差でもある。

――岡崎の成長についてどう評価するか?

ある意味、驚きがあります。彼の成長のスピードというか、初めて代表に来てからこの1年あまりの間に、彼の成長というものは驚きに値するものがあります。ボディーバランス、体幹(のトレーニング)をやっているんだと思いますが、蹴ったあとに(体が)ぶれない。また、今まではあまりボールを蹴るのが得意ではなかったんですけど、顔を出せるようになった。何よりも彼の得点というのは、ほとんどがワンタッチプレーです。ボールを持ったときではない。そういう意味で、自分の特長を知っていて、それで飛び込んでいく。確か代表で18試合で14得点だったと思うんですが、これは驚異的な数字であって、このままもう一皮むけたら、本当にいいストライカーになると期待しています。


岡崎については彼を軸にして攻撃陣を作るべきところにきていると言っていい。彼が得点するという決定機を作るというのが周りの仕事になるだろう。釜本に続く決定力は日本代表のとって大きな力となるだろう。岡崎の招集は岡田の手柄かもしれないが、岡田には彼を活かすための責任もある。

――9月のガーナ戦で出た課題を、この試合で試すつもりだったと思うが、今日のトーゴはそれに値する相手だったのかどうか。また今後のスケジュールの中で、そうした課題に取り組むことは考えているか?

相手がどうなるかは、僕にできることではないので、その中で例えば僕らが見ているのは、ロングボールを蹴られたりしたときに、周りの選手は止まっているのか戻っているのか。じゃあこれがガーナが相手だったときに(どうか)、というふうに感じて見ています。そういう意味で、まったく(計画は)狂っていないですし、相手がこうだったからこのテストができなかったとか、そんなことは思っていないです。それは強いところとできるに越したことはないですけど、全く問題はない。

今後の強化スケジュールに関しても、ある意味、今までもずっとそうですけど、日本でやる試合というは、なかなかタイミングというか、いい時期でないと、いいメンバーでは来られない。これは当然のことで、この極東の東の端にまでインターナショナルデー3日間で、ベストメンバーで来てくれるというのは、そうはないと思います。その意味でわれわれが行くしかない。ラッキーなことに、3月に1度、インターナショナルデーが3日間あります。そこは調整がついてないんですが、弾丸でもいいので、こちらから出向いて(試合を)やりたいという要望は出してあります。Jリーグとの調整はありますし、まだ未定ですけど、できたらそういう試合を1試合、5月になるまでにやっておきたいと思います。ただ来月、南アフリカ遠征に行けるので、そこで1試合できる。これはアジアの国としては本当に恵まれた状況だと思っています。


トーゴについては何も言えなかったということではないか。あのレベルはあまりにもひどすぎた。トーゴとやるならJリーグのクラブとゲームをしたほうがましだったかもしれない。それくらいのレベルだった。

岡田はアウェイで強化試合を行うことをきちんと明言している。本戦のドローが12月に行われるため、対戦できない相手もできるわけだが、できるなら強豪国と当たって己の立ち位置をきちんと知っておきたい。まあ、岡田は自分の立ち位置を過大評価しているのだろうけれども。

試合後 トーゴ代表べリ監督会見
キリンチャレンジカップ2009
(スポーツナビ)

――日本のレベルが高いということだが、具体的には?

特に技術、それからチーム力。日本に不足するものがあるとすれば、それは体力かもしれない。

――今、最も後悔していること、恨んでいることは何か? またベストメンバーだったらスコアはどうなっていたと思うか?

われわれはフルメンバーだったら、もっと日本を不安にさせられたと思う。もっと攻撃的にプレーすることができた。そこは残念に思うところだ。

――今日のメンバーで、普段のレギュラーの選手は何人いたか

1番(オビラレ)、5番(アカクポ)、6番(トゥーレ)、18番(ガクペ)がフルメンバーだ。12番(アキンソラ)は1.5軍といったところ。GKは若干フィジカルに問題があったが、それでもかなりセーブしていた。13番(マンゴ)もまだ若いが、非常にいい活躍をした。

――日本がアフリカのチームと戦うために必要なことは何か?

アフリカのチーム、例えばカメルーン、コートジボワールなどは確かに強いチームだ。わたしが思うに、それらのチームと対戦するとき、日本は体力的に不利だと思う。しかし日本はチーム力で、そうしたレベルの高いチームとも十分に戦えると思う。


体力というよりもフィジカルというところが正しいだろう。90分プレスをかけつづけられる馬鹿げたスタミナではなく、当たり負けしないだけのフィジカル。それは圧倒的に不足しているものだ。Bチームですらないトーゴ相手に当たり負けする部分もあった。体幹は鍛えなければならないだろうし、コンタクトプレーもきちんとしなければならない。その部分をもっとアップし、ボールキープできなければ1勝もおぼつかないのではないか。特にアフリカ勢はフィジカルには優れている。その対策はきちんとやるべきだろう。

岡田監督ぶ然!トーゴ前払い契約金で大もめ!やる気なし(スポーツ報知)

史上最悪の親善試合と呼んでも、過言ではないだろう。闘莉王が「格下」とまで言い切った空虚なトーゴ戦大勝直後、岡田監督は義務化されている中継局のTBSテレビのフラッシュインタビュー出演を前代未聞のドタキャンに打って出た。過去の出演番組でのトラブルが一因だが、眼鏡の奥には9カ月後に迫る南アW杯に向けた強化計画に誤算が生じた焦燥感や緊迫感を浮かべていた。

「もちろん強い相手とできることに越したことはない」。記者会見で憤然と語った指揮官。シュート数は日本の30本に対し、トーゴは1本。森本の代表初得点や岡崎の出場2試合連続ハットなど、明るい話題もあったが、W杯1次リーグで同組となる可能性の高い重要なアフリカ対策の機会で10月の代表3連戦の集大成となるはずだった一大決戦が練習試合と化した。

マンチェスターCアデバヨルら主力の大量ボイコットでわずか14人の来日メンバーは試合前夜午前12時に現地入り。10日のW杯予選カメルーン戦から2度の機内泊となる合計40時間のフライトを終えた選手は体調最悪。トーゴサッカー協会幹部によると、14選手は試合直前、宿舎で30万円~50万円の出場給を現金で受け取った。本来なら試合後に振り込みで支払うべきものをトーゴ側の要望で試合前に受け取るのすら異例だが、選手は個々の価格差を巡って大げんか。昇給を求めたGKオビラレが一時欠場を主張し、会場入りが開始1時間前になるなど、「初の開催キャンセルも頭を過ぎった」と日本協会幹部が嘆いたほどだ。


トーゴが協会と揉めるのはW杯ドイツ大会のときと同じこと。そのトラブルを予期できなかったというのは日本サッカー協会の落ち度だろう。ただ、まだ極東までやってきて強化試合をやる意味はないと思われているのもたしか。そのためにはもっと強くならなければならない。ただ、岡田では無理なだけで。

TBSへのインタビュー拒否は過去に番組内で三浦知良の落選問題について聞かれたことが原因らしいが、そんなこともかわせない岡田の器量の狭さに呆れるばかり。「メンバー選考は私の趣味の問題」と言い切ったオシムのほうがはるかに潔い。ベスト4に行けなければ国賊扱いされるのは間違いないのだ。いまさら、いい人ぶってどうするのか。

マスコミのレベルが低いのは確かだが、それに合わせて自分もレベルを落とす必要はないのだが。岡田は結局は子供の喧嘩に付き合っているということだろう。

10月シリーズで得た収穫 (1/2)
日本代表 5-0 トーゴ代表
(スポーツナビ)

試合前日の13日、トーゴ代表一行の到着が遅れて、前日練習と監督会見がキャンセルされたことが報じられた(結局、18時すぎに成田着)。ここまでは、アフリカのチームであればよくある話だ。だが、メディアルームに配布されたプリントによると、この時点で確認された来日予定選手は、たったの14名。つまり、スタメン11名+控え3名しかそろわないことが判明した。しかもリストの中には、当初来日が予定されていたエマヌエル・アデバヨルやジュニオール・セナヤの名前はなく、2軍半以下のメンバーであることは明らかだ。関係者の誰もが「やられた!」と思ったことだろう。

これほど日本が「やられた!」のは、実に6年ぶりのことである。

2003年8月の親善試合で来日したナイジェリア代表も、ほとんど招へい側を小ばかにしたような顔ぶれで、知っている名前は「ババンギダ」くらい。しかもこのババンギダは、1998年のワールドカップ(W杯)に出場したティジャニ・ババンギダではなく、弟のハルナ・ババンギダだったというおまけ付き(結局この人の代表キャップは、この日本戦だけだったようだ)。それ以上に驚かされたのは、来日メンバーが15名しかいなかったことである。これほどひどいマッチメークは、当分はないだろうと思っていたが、今回のトーゴはナイジェリアの「15名」という記録をあっさりと塗り替えてしまった。

実は先日、たまたま今回のマッチメークのお仕事をされている方とお話する機会があり、その尋常ならざる内情を知ってがく然とした。詳細はあまり書けないが、およそ十全に機能しているとは言い難い協会を相手に、ヨーロッパやアフリカや中東に散らばった代表選手を招集させ、彼らを遠い日本まで連れてくる気苦労というものは、決して生半可なものではないとだけは断言しておこう。「よくマッチメークについて苦言を呈される方がいますけど、現場で頑張っている人間からすると、本当にがっくりきますよね」と、その方はため息交じりに語っていた。少なくとも今回、何とかアデバヨルを日本に呼ぼうと必死で奔走していた人たちは確実にいたわけで、そんな彼らの必要以上の苦労と深い落胆を思うと、私は安易な批判などする気にはなれない。

ただ、今後に向けての反省点として指摘するなら、それは「相手をよく見て選べ」ということである。トーゴといえば06年のW杯で、選手のボーナス問題をめぐって協会と選手が対立。あわや試合をボイコットするという騒ぎを起こしている。その間、監督も辞任と辞任撤回を繰り返すなど、およそ真っ当なナショナルチームの体(てい)をなしていなかった。そうした前歴を持つチームを招へいするリスクというものを、主催者側はもっと吟味すべきだったと思う。そして今後、もし日本がアフリカのチームとの「真剣勝負」を望むなら、先月のガーナ戦のようにヨーロッパまで出向く必要があるだろう。


まあ、こういうメンバーというのは予測はできたわけだ。お金のために日本には行くが選手はそろわない。日本に行ってもメリットはないし、疲れるだけ。週末にはクラブの試合がある。となれば行く気も失せるだろう。普通はこのボイコットを理由に代表追放というのがあるのだが、アフリカではそういうことはあまり行われない。選手の縛りははるかに緩い。

実際に来日に骨を折ってくれていた人も多くいるのだろう。その方たちの努力が実らなかったことは本当に気の毒だが、やはりベストメンバーで戦うためにはアウェイに乗りこむことが重要だと思う。日本代表興業ということでは日本は強くならない時期にきているのだ。

あらためて今回のシリーズの収穫と課題について、簡単に総括することにしたい。

収穫は3点。まず、前述した「ゴール前での迫力」。次に、森本や石川や岩政といった新戦力が、それぞれの持ち味を発揮したこと。そして、岡崎のストライカーとしての覚醒(かくせい)が、本物であることが確認できたこと。メディアはおそらく、森本の代表初ゴールを大いに喧伝(けんでん)するだろうが、私は岡崎の2試合連続ハットトリック(自身が出場した試合に限って)に、もっと着目すべきだと思う。6日前、9年ぶりに代表でのハットを達成した男は、その後も慢心することなくゴールを目指し続け、この日もまたあっさりと3点をゲットしてしまった。「この1年あまりの間の彼の成長というものは、驚きに値するものがあります」という岡田監督の発言も、大いにうなずける。私たちはようやく、それこそ中山雅史以来となる「背番号9の似合うストライカー」を手にすることができたのだ。この事実こそ、今回のシリーズでの最大の収穫であると、私は確信している。

一方で課題もあった。その最たるものがセンターバックのバックアッパー問題だ。

2試合目で岩政を試すことができたのはよかった。だが、そのパートナーは阿部勇樹。トーゴ戦では、中澤か闘莉王と組ませるべきだった。そして初招集の岩下敬輔に至っては、今回も出番はなし。岩下について、指揮官は「練習の中で十分に存在感を出してくれた」と語っているが、果たして当人にとって、いかほどの慰めになっただろうか。これまでも岡田監督は、センターバックのバックアッパー候補を招集しては、一度も使わずにチームに戻すということを何度も繰り返してきた。森重真人しかり、槙野智章しかり、山口智またしかり。岩下もまた、同じ道をたどる可能性は、残念ながら否定はできない。それにしても岡田監督は、徳永を3試合も試しておきながら、なぜ新しいセンターバックを試さないのだろう。これは課題というよりも、むしろ不思議というしかない。

■あらためて気付かされる「アウエー戦の大切さ」

最後にもう1つ、課題を挙げておきたい。それは、マッチメークの難しさである。もちろんこれは、課題というよりも「日本の永遠のテーマ」である。が、端なくも今回のシリーズで、あらためて浮き彫りとなったことは間違いない。

この3試合分のノートを見返して、驚いたことがある。このシリーズで、日本が対戦相手から受けたシュートは、合計4本しかなかったのである(香港が2、スコットランドとトーゴが1ずつ)。こんな相手ばかりでは、守備の強化にもおのずと限界があるだろう。

岡田監督の指摘する通り、わざわざ極東に位置する日本にまで「ベストメンバーで来てくれるというのは、そうはない」。そこまで苦労して遠征したところで、得るものが決して多くないとなれば、どの国も二の足を踏むのは必定。ジャパン・マネーの威光が相対的に薄れている今、これはまさに死活問題である。そうなると、やはり「われわれが行くしかない」(岡田監督)だろう。

あまり話題になっていないようだが、実は年内における国内での代表戦は、これが最後である(11月14日の南アフリカ戦と18日の香港戦は、いずれもアウエー)。来年のマッチメークは、興行的なホームゲームを犠牲にしてでも、本大会直前までアウエー戦を極限まで増やすことを望みたい。国内での観戦を楽しみにしているファンには申し訳ないが、本大会である程度の成果を望むなら、それしか道はないと思う。この日のトーゴ戦を含むシリーズ3連戦は、今さらながらに「アウエー戦の大切さ」を明らかにしてくれた。これは「課題」というより、もう1つの「収穫」としたいところである。


岡崎については先に書いたとおり。彼に得点をとらせるようなサッカーを組み立てれば、方向性は決まってくるだろう。

それに対して、センターバックの問題は深刻と言える。岩政にしろ、岩下にしろゲームに出られて失格と言われるのならまだ納得できるはずだ。しかし、小心者の岡田はBチーム以下のトーゴ相手にもレギュラーを起用。せっかくのテストの場をふいにしてしまった。W杯ドイツ大会で坪井が怪我をしたらCBは茂庭しかいなかったという驚きに何も学んでいないということになる。

そして、やはりアウェイゲームの大切さ。来日メンバーが貧弱だからといって、相手のせいにすることはできない。相手にも事情があり、無理をしてきてもらっているのだ。意味のない試合と判断されればクラブからストップもかかる。そのためにはまず日本が出向いて誠意を見せることだ。そうすれば、相手もそれなりに誠意を見せるはず。それができてこそ、強化と言えるのではないか。日本代表興業にこだわっている場合ではない。

2009年10月14日水曜日

日本、コンディション不良のトーゴ相手に5得点の圧勝!!

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2009 Japan 5-0 Togo @ Miyagi Stadium
Japan:Okazaki 5,8,65,Morimoto 11,Honda 85

Japan 1.30 draw 4.40 Togo 9.50(bwin)

FIFAアンセムに乗って両国国旗、フェアプレー旗に続いて両国選手の入場。

日本はブルーサムライのファーストジャージ。システムは4-2-2-2。

Japan (Kirin Challenge Cup 2009)
MorimotoOkazaki
Kengo NakamuraShunsuke Nakamura
EndōHasebe
NagatomoTokunaga
Tulio TanakaNakazawa
 Kawashima 


ベンチメンバーはGK西川周作、駒野友一、内田篤人、今野泰幸、岩下敬輔、稲本潤一松井大輔本田圭佑石川直宏佐藤寿人大久保嘉人

トーゴは黄色、白、白のファーストジャージ。システムは4-1-4-1。

Togo (Kirin Challenge Cup 2009)
 Kpatoumbi 
GakpéMani
BrennerAhodikpé
 Mango 
TouréTawali
Akimsola Akakpo
 Obilalé 


ベンチメンバーはGKジャバカティエ、トクプル、ウォメ。

前半。日本のキックオフ。

3分、日本。中村俊輔のCK。中村憲剛のショートコーナーからニアへ低く速いクロス。岡崎が飛びこむがクリアされる。

中村憲剛の速いクロスに岡崎が飛びこむがクリアされる。

4分、日本先制。左サイドを駆け上がって遠藤からのクロス。森本が潰れて、ニアに飛びこんできた岡崎が右足のチップキックでGKオビラレを抜いてのゴール。1-0。

遠藤が左サイドを上がってのクロス。森本が潰れ、フリーで岡崎がオビラレを抜いた。

7分、日本追加点。闘莉王から右サイドの中村憲剛に開いてのクロス。ニアで岡崎が右足ヒールでGKオビラレを抜いてゴール。2-0。

中村俊輔のCKからの戻し。闘莉王が中村憲剛に振ってのクロスにニアで岡崎が飛びこみ技ありのゴール。

10分、日本追加点。左サイドの長友からのクロス。エリア内で森本がキープ。アキンソラを背負いながらも反転して右足で流しこんでゴール。3-0。

左サイドを駆け上がった長友からのクロス。センターで受けた森本がDFを背負いながらも上手く反転して右足でオビラレを抜いた。

19分、日本。中村憲剛が森本とのワンツーで抜けだし、左サイドからアタック。GKオビラレと1対1になるが、シュートは戻ってきたDFにブロックされる。

中村憲剛が一気に抜けだしたがシュートの判断が遅く、ブロックされる。

26分、日本。中村憲剛から森本へのエリア内へのパス。森本が直接狙うがGKオビラレが弾いてCKに。

中村憲剛がパスしてさらに前へ。森本はほぼフリーでシュートを撃つがオビラレが弾きだした。

31分、日本。中村憲剛からのパスをエリア内で受けた岡崎がそのままシュート。GKオビラレにぶつけてしまう。

岡崎がエリア内でボールを受けてビッグチャンスになるが、岡崎は決めきれず。

36分、トーゴ。前線でボールを受けたマニがロングシュートを狙うがゴール右に外れる。GK川島を脅かすには至らず。

トーゴの反撃だがロングシュートはあまりにも精度がなさすぎた。

45分、日本。左サイドでボールを奪った岡崎から長谷部、闘莉王と戻して右サイドの徳永にサイドチェンジ。徳永がミドルを狙うが枠をとらえられず。

左サイドでは組み立てられず、右サイドに振ってみたがビルドアップのコースはなく、ミドルで終わる。

アディショナルタイムはなく、前半終了。3-0と日本リードで折り返し。

45分、日本。徳永に代えて内田、森本に代えて大久保、遠藤に代えて本田圭佑を投入。

長谷部をアンカーに中村俊輔と中村憲剛を2列目に、本田圭佑が右サイド、大久保が左サイド、岡崎がセンターの4-1-4-1か。

後半。トーゴのキックオフ。

51分、日本。岡崎と大久保のコンビでボールを奪うと落として中村憲剛のシュート。GKオビラレがセーブ。

前線の高い位置でボールを奪ってのショートカウンター。落としての中村憲剛のミドルは強烈だったがオビラレがビッグセーブ。

55分、日本。闘莉王から本田圭佑、中村俊輔とつないで左サイドの大久保へ。中に切れ込んでミドルを撃つがサイドネット。

大久保が中に切れ込んで勝負をしたがシュートに精度を欠いた。

59分、トーゴ。闘莉王へのファールでブレネールにイエローカード。

バックチャージでブレネールにイエロー。

63分、日本。クパトゥンビへのファールで大久保にイエローカード。

後ろからのタックルでイエロー。

64分、日本追加点。右サイドのスローインから長谷部のクロス。ニアで岡崎がヘッドで競り勝ち、そのまま押し込んでゴール。4-0。

右サイドからのスローイン。長谷部がシンプルにあげて岡崎が競り勝ってのヘッド。きっちり決めてゴール。ハットトリック。

TBSのアナウンサーも解説者も速いクロスとアーリークロスをごっちゃにしていないか。抜ききらないうちにあげるクロスがアーリークロスのはずだが。金田喜稔も小倉隆史もら抜き言葉を連発だし。日本語くらい勉強しろ。

67分、日本。大久保が潰れて、左サイドの中村憲剛が拾ってのクロス。ファーで本田圭佑が左足でトラップ、落としてそのままシュートを撃つがわずかにゴール右に外れる。

中村憲剛のクロスに本田圭佑のシュート。強烈だったが枠をとらえられず。

68分、トーゴ。アホディクペに代えてウォメを投入。

アホディクペはほぼ存在感なし。

68分、日本。中村憲剛に代えて今野を投入。

中村憲剛は思いきったミドル、パスの精度の高さ、クロスの精度でチャンスを演出。

71分、日本。闘莉王から左サイドの大久保へ。大久保から追い越した中村俊輔へのパス。中村俊輔が深くへぐってのクロスにファーで本田圭佑が飛びこむがヘッドはポストに嫌われる。

闘莉王から大久保に振ってさらに中村俊輔の突破。本田圭佑は入れるだけというボールを押し込めなかった。

75分、トーゴ。トゥーレに代えてトクプルを投入。

トゥーレはレフトバックとして攻撃参加を見せたがクロスは見せられず。

75分、日本。岡崎に代えて佐藤寿人を投入。

岡崎はハットトリック。これ以上ない活躍だったがチャンスはもっとあった。

80分、日本。中村俊輔に代えて石川を投入。

中村俊輔は相変わらずプレーエリアはぐちゃぐちゃ。チームの戦術としてカバーする選手がいなければならない。ミスパスも多かった。出してやるではなくて、撃ってくださいというパスを出さないと。

84分、日本追加点。今野からのパスに左サイドの石川が反応してマイナスのクロス。大久保のシュートをGKオビラレが弾いたところに本田圭佑が詰めて左足で押し込んでゴール。5-0。

石川からのクロスに大久保のシュート。オビラレが弾いたボールを本田圭佑が押し込んでゴール。

88分、日本。内田から右サイドの縦に本田圭佑へのパス。本田圭佑が深くえぐってのクロス。佐藤寿人が飛びこむがわずかに届かず。

本田圭佑が深くえぐってのクロスに佐藤寿人はわずかに合わず。

アディショナルタイムは2分。

ゲームはこのままタイムアップ。5-0で日本の勝利。

岡田のサッカーは有袋類のようなものか

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2009 Japan vs. Togo @ Miyagi Stadium 14th October 2009

トーゴわずか14人来日 アデバヨールも来ず(スポーツニッポン)

日本代表と対戦するトーゴ代表は、心身とも最悪の状態で日本戦を迎える。エースFWアデバヨールが、所属するマンチェスターCの指示に従い来日を中止するなどメンバーは14人だけ。しかも、飛行機の出発が遅れた影響で来日は半日遅れの13日夕方となり、公式練習を行えなかった。

移動に36時間45分を要し、パリ―成田間はエコノミークラスとあって選手らは疲労困ぱい。フランス人のベリ監督は「確かにきつい。マッサージなどをして、少しでも休ませたい」とあきれ顔だ。スタッフの1人は「日本の監督はどこの国の人?」と尋ねる始末で、W杯本大会への出場が消滅したばかりとあって選手のモチベーションも低い。万全には程遠く、身体能力の高さを生かしたプレーは見られそうにない。


キリンチャレンジカップは日本ではなく、イングランドでやるべきだったのではないか。セントラルヨーロッパでゲームをすることで、クラブが拒否する選手を出してもらえることもあったかもしれない。ベストメンバーで来日させることを要求するよりも、ベストメンバーでアウェイに乗りこむほうが簡単なのではないか。アウェイに乗りこむなら自国メンバーはベストにするだけで済む。あとは相手の誠意の問題だ。

トーゴ戦前日 岡田監督会見
キリンチャレンジカップ2009
(スポーツナビ)

――トーゴ代表は14人しか来日していないようだが、協会のマッチメークの体制についてどう考えるか?

前にも言いましたが、この時期の親善試合でベストメンバー(が来る)というのは非常に難しいものです。ましてトーゴもスコットランドも、アンラッキーなことに直前の予選でワールドカップ(W杯)出場を逃した。僕が考えても、試合で負けてW杯を逃して「よし日本に行こう」といっても、それはなかなか難しい。しかし、W杯予選で勝つか負けるか、これは分からないことですから、これはしょうがないかなと。特に今回のトーゴに関しては、トーゴのサッカー協会と選手の間とのトラブルと聞いていますので。

われわれにとっては最初のミーティングで選手にも言いましたけど、このシリーズで一番大切なことは、このミーティングかもしれないと。強いチームとやりたいという願望はもちろんありますが、一番大切なところは、このシリーズを通して選手たちが残り8カ月をかけて本気でチャレンジすること。ここでどんだけいい試合をしても、8カ月間のんびりしていて、本大会で「さあ、行こう」といってもこれは無理な話なので。僕としては、相手がベストに近いことを希望していますが、それはセカンドセレクションといいますか、2番目に重要なことだと思っています。一番重要なのは、明日の相手がどうあれ、われわれがやることを90分間やり通すということだと思います。


自分たちのサッカーをやると岡田は言っているわけだが、相手がある以上自分たちのサッカーを90分続けることは難しい。相手ボールになることはかならずあるわけだし、そうなったときのネガティブトランジションはフィーリングで近い選手が行くという決まり事になっている。これはヨーロッパで主流のプレーエリアを守るサッカーとは違うものであり、レギュラー組で長い間やっている選手ならともかく、新しく入ってきた選手は戸惑うだろう。

日本代表に合流してクラブのポジションを失った選手もいる。このサッカーでセミファイナルまで行けるというなら、岡田はヨーロッパのクラブから引く手あまただっただろう。にもかかわらず、岡田は講演会ばかりで国内のクラブからも声がかからなかった。その監督がいうことを素晴らしいと思えというほうが無理なのだが。所詮は国内仕様の監督でしかない。

――この(10月の)シリーズが始まった時からクロスの練習を続けることで、スピードや中に入る人数も増えてきたが、サイドの崩しの部分がひと手間足りなくなるという懸念は持っているか?

まったくないですね。香港戦が終わって、その時にはもうちょっと手数をかけた攻撃があってもいいかなと思ったんですけど、何回もビデオを見ていると、行けちゃうんだから行けばいい。それが行けない相手のときに、香港戦に関してはサイドバックがフリーになったので、逆サイドに(ボールを)振った。それをわざわざ手数をかける必要はないわけで、これは香港戦の後半15分あたりから何回かそういう崩しができた。僕はそれで全然問題ないと思っています。ただ、ちょっと無理かなと思うチャレンジ、無理かなと思う仕掛けはありましたが、それは誤差の範囲というか、ある程度それを経ながら徐々に精度が上げっていけばいいかなと思っています。

――サイドからのアーリークロスなどの練習は、この残り8カ月の時期からやろうと思っていたのか?

まったく違います。何度も言いますけど、オランダ遠征でここから残り8カ月の道をはっきりさせようということでやってきて、攻撃に関してはビルドアップまでは数的優位を作ることでやっていけると。ただやっぱり、ゴール前は迫力不足だと。ガーナくらいラインを押し上げて、ポジションをある程度いい加減にしてくれたらいいけど、しっかり守られたときにゴール前でどうやって日本が迫力を出していけばいいか。


この回答もサイドを制するという世界の潮流の流れとはまったく逆だ。岡田は本当に世界のサッカーを知っているのだろうか。サイドでいかに有利になれるかという部分にモダンサッカーのポイントがある。それを中央にというのでは、4-2-3-1にする意味はない。ブラジル式で散ってきた今までの戦いと進化していないことになる。それがわかっていないのは恐ろしく不幸だ。

2009年10月11日日曜日

岡田の方向性はいつまでたってもフィーリングサッカーなのか

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2009 Japan 2-0 Scotland @ Nissan Stadium
Japan:O.G.(Berra) 82,Honda 90

スコットランド戦後 岡田監督会見
キリンチャレンジカップ2009
(スポーツナビ)

前半、われわれの基本である早いサポートでパスアンドムーブ、そしてシンプルにボールを動かしていくというのが、サポートの顔出しが遅かったり、(パスを)出す方が遅かったり、選手間の距離が長すぎて、パスの距離が長くなると受けるのが怖くなるんですけど、そういうテンポがなかなか上がってこない状況でした。(テンポは)前半の終わりくらいから上がってきました。長いボールが多いとどうしても、切り替えても周りに味方がいないという状況で、ディフェンスもプレッシャーが掛からない。ちょっと悪循環になりかけていたのをよく持ちこたえて、後半にようやくリズムが出てきました。

ただ、最後の突破のところで相手もしっかりしたディフェンスをしていたので、シュートを打たせてもらえなかったんですけど、駒野が練習通りの素晴らしいクロスを入れてくれました。オウンゴールでしたけど、(相手DFがボールに)触らなかったら後ろに森本がいて、高い確率でゴールになっていたんじゃないかと思います。そういう意味で、新しい選手、今まで試合に出るチャンスがなかった選手たちが、それぞれの特徴や持ち味をよく出してくれました。これからメンバー選考で頭を悩ませる、うれしい悩みだと思います。


短いパスばかりだと相手もプレスをかけやすいのだが、岡田はそのことには気付いているのだろうか。

長短織り交ぜたパスがあるからこそ攻撃に幅がでる。しかし、今の日本はロングフィードという攻撃がほとんどない。短いパスで中盤をつなぎ、スルーパスを狙うという攻撃の効率が悪い方法を選んでいる。パスコースが多くあるはずの4-2-3-1というシステムを使っているがプレーエリアが守られていないために、ミスパスも目立つ。

もちろん、ミスがあるのが当たり前のサッカーだが、イージーなミスはよくない。そのためにもプレーエリアを守ることは大事なのだが、そのことを批判できないような状況になっている。

前任者のオシムは批判されることはいくらでも歓迎するという態度だったが、岡田は批判されることを極端に怖れる小心者なのだ。

試合後、スコットランド代表バーリー監督会見
キリンチャレンジカップ2009
(スポーツナビ)

――今日の失点について(スコットランドの記者)

日本はFKから非常にいいプレーをしていた。われわれのゴードンは非常に素晴らしいGKでいい働きをしていた。1点目はわれわれのミスによるものでがっかりしているが、こういった国際試合はわれわれにとっても重要で、今回は日本のサッカーが素晴らしかったと言わざるを得ない。ほとんどのボールを日本が支配していたし、それに対してわれわれはかなりいいディフェンスをしていたと思うが、今回は日本が少ない機会をものにしたと言える。2点目は日本の力によるものだった。

――日本の選手で目を引いたのは?

わたしはスコットランドの監督なのでその質問は難しいのだが、日本のプレーは非常に生き生きとしていてパス回しのテンポが良かった。特にフロントラインで賢い動きをしていた。全体としてチームを評価することはできても、特定の選手を選ぶのは非常に難しい。それでも日本はワールドカップでもいいところまでいけると思う。


バーリーさんはピッチに出ていた日本の選手を評価してコメントしたのだと思う。つまり、前線に関しては後半多くチャンスを作った『控え組』のほうが出来がよかったということだ。固定されたレギュラーメンバーで戦っていたら違うゲームになっていた可能性はある。

話題性の向こう側に (1/2)
日本代表 2-0 スコットランド代表
(スポーツナビ)

ところが3度目となる今回は、にわかに様相が一変する。何と来日直前になって、スコットランドから大幅なメンバー変更の通達があったのである。メンバーの入れ替えは18名中、実に半分の9名。離脱したのは、前回来日したダレン・フレッチャーや、セルティック時代の中村俊輔のチームメートであるショーン・マロニーなど、一線級ばかりが占められていた。メンバーが急きょ変更になったことについて、スコットランドのジョージ・バーリー監督は「選手が相次いで負傷したため」と答えている。だが、あの屈強なタータン軍団の男たちが、まとめて9人も負傷するとは到底信じ難い話である。

とはいえ「私自身が最もがっかりしている」と語るバーリー監督の言葉は、信じてよいように思う。試合前日の会見でも、招集メンバー変更の理由を日本の記者に立て続けに問われて、監督は見る見る表情をこわばらせ、結局3つの質問に答えただけで会見を切り上げてしまった。おそらくは、すでにW杯への夢を断たれたスコットランド代表に対し、レンジャーズをはじめとするクラブ側から、立て続けに招集を拒否されたと見るのが妥当であろう。その意味でバーリー監督もまた、被害者の1人だったと言える。


怪我というのは言い訳であろうというのはわかっていたことだ。インタナショナルAマッチデイではあるが、スコットランドにとっては重要な試合ではない。サラリーを払っているのはクラブであり、優勝争いをする上で重要な選手を極東まで行って壊されては困るとクラブが考えてもしかたがない。日本がW杯出場を逃し、本戦に向けて強化試合をしたい外国の中堅国から招待される逆の立場だったとしたら、日本は協力するだろうか。ということを考えてみればよくわかる。Jリーグで優勝を争っているクラブはできれば出したくないと考えるだろう。

最初のテコ入れは、前半15分。トップ下の石川と右サイドの本田のコンバートである。右サイドを主戦場とする石川を、あえてトップ下に置いた理由について、岡田監督は「サイドで起点となるのは苦しいだろうから、トップ下から裏に出て」持ち味を発揮してもらおうと思っていたらしい。しかし「外で(ボールを)回すことが多くなったので、本田を中に入れて起点を作りたい」と考えを改め、両者のポジションを入れ替えた。結果として、所属クラブでの本来のポジションを与えられたことで、石川も本田も、より持ち味を生かせるようになった。とはいえ、この時点での日本は、まだまだリズムはちぐはぐで、石川の突破や本田のミドルなど、個人能力での打開ばかりが目立っていた。

0-0で迎えた後半11分、前田に代えて森本が登場し、一気に会場が沸き立つ。しかし、日本の攻撃に本当の意味でのリズムが生まれるのは、その9分後に3人を一気に交代してからである。内田と石川と橋本がアウトで、大久保嘉人と松井大輔と徳永悠平がイン。大久保と松井が中盤の右と左に、徳永が内田のポジションに入り、中村憲は3列目に下がって稲本とコンビを組んだ。この日の中村憲は、積極果敢に前線に飛び出してゴールを狙ったものの、シュートの精度が悪く、気持ちの空回りが攻撃のリズムを削いでいる印象を受けた。むしろポジションを下げて、パスの出し手に回ってからは、小気味よくボールが回るようになる。後半、日本が持ち前のポゼッションを発揮してスコットランドを圧倒できたのも、中盤の底が安定したのが一番の要因だったのは間違いないだろう。

そして仕上げは、後半36分。稲本に代えて投入された駒野友一が左サイドバックに回り、左の今野が本職である守備的MFに移動した。この日は、右の内田がコンディションが悪く、左の今野も窮屈そうにプレーしており、効果的なクロスはほとんど見られなかった。ところが投入されて1分後のファーストタッチで、駒野は職人芸的なクロスを供給。相手GKとDFの間を通す直線的な弾道は、走り込んできた森本に渡る前に、相手DFのオウンゴールを誘発し、ようやく日本が先制する。さらに後半45分にも、またしても駒野のクロスから、森本が巧みに反転してシュート。いったんは相手にブロックされたものの、こぼれ球を本田が躊躇(ちゅうちょ)なく左足を振り抜き、豪快にネットを突き刺す。今度は文句なしのゴール。ほどなくしてタイムアップとなり、即席チーム同士の対戦は、日本が2-0で勝利した。


試合途中での戦術変更はいわゆるベストメンバーではなかなかできない。指示しても選手がいうことを聞かないのか、それとも指示を出していないのかわからないが、まったく効果は出ていない。

しかし、今回は指示が当たっている。これがベストメンバーと同じチームをもうひとつ作るための作戦なら困るが、オプションとなるためのものなら歓迎する。

とはいえ、岡田のインタビューではベストメンバーと同じ戦術をこなすチームを作ろうとしているとしか思えないのだが。

いずれにせよ、先の香港戦、そして今回のスコットランド戦を終えて、指揮官の中では、新たにチャレンジしてみたいフォーメーションが、明確な像を結びつつあることだろう。4日後の10月14日、宮城スタジアムでのトーゴ戦で、岡田監督の答えは明らかになる。9月のオランダ遠征での課題を克服するための「新たなステップアップ」。そのプレゼンテーションの場が、次のトーゴ戦なのである。

そこで気になるのが、来日するトーゴのモチベーションである。急ぎFIFA(国際サッカー連盟)の速報サイトをのぞいてみると、何とトーゴはカメルーンに0-3で敗れ、本大会出場の夢を断たれているではないか! 本当に、この時期のマッチメークは難しい。果たして宮城でのシリーズ第3戦は、どんな結末が待ち受けているのだろう。


結果として、2試合の強化マッチはW杯本戦を前に敗退したふたつの国との戦いになってしまったわけだが。トーゴがメンバーを落としてしまわないか、それだけが心配ではあるね。

2009年10月10日土曜日

日本は駒野のクロスから2得点!! サイドアタックが効いての勝利!!

Friendly Match Kirin Challenge Cup 2009 Japan 2-0 Scotland @ Nissan Stadium
Japan:O.G.(Berra) 82,Honda 90

Japan 4/7 draw 11/4 Scotland 11/2(William Hill)

FIFAアンセムにのって両国国旗、フェアプレー旗に続いて両国選手の入場。アンドリュー・マクガーバーさんによるスコットランド国歌「The Flower Of Scotland」、島谷ひとみさんによる日本国歌「君が代」の斉唱。

元スコットランドサッカー協会会長(FIFA名誉副会長)のデービッド・ウィル(David Will)氏が9月24日、ご逝去されたことに対する黙祷。

日本はブルーサムライのファーストジャージ。システムは4-2-3-1。

Japan (Friendly Match Kirin Challenge Cup 2009)
 Maeda 
 Ishikawa 
Kengo NakamuraHonda
HashimotoInamoto
KonnoUchida
AbeIwamasa
 Kawashima 


ベンチメンバーはGK山本、駒野、闘莉王、徳永、岩下、松井中村俊輔佐藤寿人大久保、森本。

スコットランドは白、紺、白のセカンドジャージ。システムは4-4-2。

Scotland (Friendly Match Kirin Challenge Cup 2009)
MillerDorrans
ConwayRoss Wallace
AdamCaldwell
Lee WallaceWhittaker
BerraMcManus
 Gordon 


ベンチメンバーはGKラングフィールド、マーシャル、バー、ヒューズ、コウィ、リオーダン、スティーブン・フレッチャー

前半。日本のキックオフ。

6分、日本。本田圭佑が右サイドから切れ込んでシュートを撃つがわずかにゴール左に外れる。

本田圭佑が中に切れ込んでのシュート。強烈だったが、枠をとらえられず。

30分、スコットランド。ゴール正面左遠目からのFK。アダムが直接狙うが枠をとらえられず。

アダムのシュートは大きく外れていく。

33分、日本。阿部のボール奪取から本田圭佑、中村憲剛とつないでシュートまで持っていくがサイドネット。

日本が見せたショートカウンター。きれいにパスがつながったが最後のフィニッシュに精度を欠いた。

36分、日本。石川の突破から内田とのワンツーで抜けだし、石川のシュート。GKゴードンの正面。

石川のドリブル突破から右サイドの内田を使ってエリア内に抜けだしてのシュート。ゴードンがキャッチ。

40分、日本。橋本を起点に本田圭佑、石川、今野とつなぎ、左のスペースに飛び出した石川へ。石川が深くえぐってのクロスに中村憲剛がシュートを撃つがブロックされる。

石川のクロスが強めで中村憲剛は上手くコントロールできなかった。このあたりの技術は高めなければならないね。

アディショナルタイムはほとんどなく、前半終了。0-0で折り返し。

45分、スコットランド。ロス・ウォレスに代えてコウィを、ミラーに代えてスティーブン・フレッチャーを投入。

後半。スコットランドのキックオフ。

55分、日本。前田に代えて森本を投入。

前田は頑張っていたがチャンスは少なかった。

62分、日本。ゴール正面右からのFK。本田圭佑が直接狙うがGKゴードンが弾き、こぼれ球を内田がシュートまでもっていくが枠をとらえられず。

時間をかけてのセットプレー。本田圭佑のシュート

64分、スコットランド。コールドウェルにイエローカード。

ファールによるイエロー。

65分、日本。橋本に代えて大久保、石川に代えて松井、内田に代えて徳永を投入。

橋本はチャンスがあったが生かせず、石川と内田はサイドからいいボールを供給していた。

65分、日本。ゴール正面遠目からのFK。本田圭佑が直接狙うがアウトにかかってゴール左に外れる。

本田圭佑の強烈なシュートだったが、枠には飛ばなかった。

67分、スコットランド。アダムに代えてヒューズを投入。

アダムはゲームを落ち着かせる意味でいいポジショニングだったが後半は目立たず。

72分、スコットランドのカウンター。ヒューズからドランズ、コウィとつないで前線のスティーブン・フレッチャーに渡るがシュート態勢に入ったところをGK川島がボールをカット。クリア。

スティーブン・フレッチャーにつなぐまでは完璧。スティーブン・フレッチャーにテクニックがあれば先制されていた。

73分、スコットランド。コンウェイに代えてリオーダンを投入。

コンウェイはそれほど目立たず。

75分、日本。右サイド高い位置からのFK。中村憲剛が放り込んだボールを岩政がニアで合わせるが枠の上。

中村憲剛のボールにどんぴしゃりで合わせたが当たりが浅く浮いてしまった。

76分、日本。中村憲剛からのパスをエリア内で森本がキープ。松井に渡してのシュートだったがブロックされてCKに。

DFふたりに挟まれながらも森本がエリア内でキープ。追い越しをかけた松井に渡してのシュートだったがブロックされた。

79分、日本。左サイド高い位置からのFK。中村憲剛がゴール前に入れてくるがGKゴードンがキャッチ。

中村憲剛がゴール前に合わせてきたが誰も触れなかった。

80分、日本。稲本に代えて駒野を投入。

稲本は中盤のバランサーとして効いていたが前線で絡むことはほとんどなかった。キャプテンマークは中村憲剛に。今野が中盤の底に、駒野はレフトバックに。

81分、日本先制。前線で森本がキープ。本田圭佑に戻し、左サイドの駒野に振ってのクロス。戻りながらベラがクロスをカットしようとするがそのまま右足でゴールに蹴り込んでしまいオウンゴール。1-0。

森本、本田圭佑にDFが引きつけられてサイドが空いたところに駒野が走り込んでのクロス。ベラがクリアしようとするがそのままゴールに蹴り込んでしまった。

90分、日本追加点。今野から左サイドの駒野へのパス。駒野のクロスを足元に入れた森本が反転してシュート。こぼれ球を右サイドから飛びこんだ本田圭佑が左足で押し込んでゴール。2-0。

駒野のクロスから2点目。森本のキープ力でDFがブロックに入り、本田圭佑はノーマーク。ゴードンも対応しきれなかった。

アディショナルタイムは3分。

ゲームはこのまま終了。2-0と日本が勝利。