2013年8月19日月曜日
ラ・ヴェッキア・シニョーラ、リヒトシュタイナーの活躍でラツィオに大勝!!今季1冠目!!
Supercoppa TIM 2013 Juventus 4-0 Lazio @ Stadio Olimpico
Juventus:Pogba 23,Chiellini 52,Lichtsteiner 54,Tévez 56
Juventus 2.10 draw 3.20 Lazio 3.60(William Hill)
ユベントスの今季最初の公式戦。タイトルがかかるスーペル・コッパでどこまでチームとして完成度が高まっているか気になるところ。来週は昨季2敗しているサンプドリアとの開幕も控えている。
といっても、スタートメンバーで昨季と違うのはテベスだけ。テベスがフィットするならチームは機能しそう。問題はテベスがチームにあわせるか、チームがテベスにあわせるかだが、コンテがテベス中心へいじるとも考えられず、序盤を見た限りではテベスが守備のタスクを積極的にしない以外は変わりはなさそう。
ゲームはオープンな展開で、ユーベはピルロ、ボヌッチが長短のパスを散らし、アサモア、ヴチニッチ、テベスがアタックを仕掛けるかたち、ラツィオは両翼のカンドレーヴァ、リュリッチを使ってのアタックに加えてエルナネスの突破でチャンスを作るかたち。
20分、ユーベ。マルキジオがラドゥとの接触で足を痛めて、ポグバと交代。
スーパープレイでドリブル突破を仕掛けたマルキジオからラドゥがボールを奪取。接触した際に足を痛めたようでピッチの外へ。歩けるのでたいしたことはなさそうだが、大事を取っての交代。
22分、ユベントス先制。ピルロのプリツィオーネから右サイドのリヒトシュタイナーへ振ってのクロス。こぼれを代わったばかりのポグバが左足で押し込んでレッテ。1-0。
ピルロがグラウンダーでリヒトシュタイナーへ出してのクロス。ゴール前の混戦でこぼれたところをいち早く反応したポグバが左足を振りぬいてGKマルケッティを破った。マルキジオはインクルソーレとしてゴール前でよくボールに絡むが、得点力ではポグバが上。ビダルが豊富な運動量でかき回すだけに、テベス、ヴチニッチに絡むシャドーストライカーとしてポグバはマルキジオを脅かす存在に成長している。もちろん、プレーの粗さがあり、精度ではマルキジオが上なのだが。
30分、ラツィオ。バルザーリへの激しいバックチャージでエルナネスにカルテりーの・ジャッロ。
エルナネスは移籍の噂があるが、プレーへのアグレッシブさは高い。仕掛けも鋭いし、視野も広い。とはいえ、完全に後ろからだったバルザーリへのタックルは不要だった。
41分、ユーベ。ハンドでバルザーリにカルテりーの・ジャッロ。
高い位置で故意に手を使ってプレーしたことでのジャッロ。
アディショナルタイムは2分。
プリマ・テンポは激しいボールへの寄せをユーベもラツィオも見せて、面白い展開となった。フィジカルコンディションは高そう。パスの精度に難点があるがシーズン序盤はこんなものか。ユベントスの破壊力はテベスが入ったことで劇的に上がったわけではないし、ヴチニッチのポストでボールが落ち着くわけでもなく。前線のフィットは今一つかな。はまればといったところで、攻撃の精度は昨季と変わらないレベル。セコンド・テンポでギアを上げてくるか。
ボールポゼッションはユーベ51%、ラツィオ49%、ショッツ・オン・ゴールはユーベ1、ラツィオ2、ショッツワイドはユーベ1、ラツィオ2、ブロックされたシュートはユーベ0、ラツィオ3。
51分、ユーベ追加点。ラツィオのアンゴロからのカウンター。ピルロが持ち上がり、ビダル、リヒトシュタイナーとつないで最後はゴール前でフリーのキエッリーニへ。キエッリーニが右足で押し込んでレッテ。2-0。
アンゴロからゴール前にこぼれたボールをユーベが拾ってピルロが収めるとドリブル。一気の押上げを見てビダル、リヒトシュタイナーと右サイドで繋ぎ、GKマルケッティを引き付けて中央のキエッリーニへ。キエッリーニは利き足ではない右足で悠々とゴールへ押し込んだ。
53分、ユーベ追加点。ドリブルを仕掛けたリヒトシュタイナーがゴール前でヴチニッチとウーノドゥーエ。テベスとシザーズしてドリブルで持ち込み、そのままGKマルケッティの飛び出しの逆をついて右足で押し込みレッテ。3-0。
2点目からあっという間の追加点。ヴチニッチtのウーノドゥーエでゴール前へ抜け出したリヒトシュタイナーがドリブルで持ち込んでゴール。リヒトシュタイナーは1ゴール2アシストの活躍。パリへ放出の噂があるが、放出はなくなっただろう。
55分、ユーベ追加点。キエッリーニからのロングボールを右サイドでビダルが受けてヴチニッチへパス。ヴチニッチが落としてリヒトシュタイナーがティーロ。GKマルケッティがはじいたところをポグバがティーロ。再びマルケッティがはじいたところをポグバが落として、テベスが左足で押し込んでレッテ。4-0。
さらに追加点。4分で3ゴールを奪い試合を決定づけた。キエッリーニからこんなに精度の高いロングフィードが出るなんて。ビダルからリヒトシュタイナー、ポグバ、テベスと前線が噛み合ってのゴール。ポグバも1ゴール1アシストとマルキジオもポジションが危ない。
57分、ラツィオ。レデスマに代えてフロッカリ、ラドゥに代えてエデルソンを投入。
ミドルを撃っただけのレデスマよりビリアの方が目立っていた。ラドゥはプリマ・テンポはリュリッチとの縦のコンビで何度も崩しをかけたがセコンド・テンポはリヒトシュタイナーとビダルにいいように崩された。
57分、ラツィオ。バルザーリへのファールでジアスにカルテリーノ・ジャッロ。
バルザーリへのファールだったのか。
69分、ラツィオ。エルナネスに代えてオナジを投入。
エルナネスは頑張っていたがセコンド・テンポはピッチから消えていた。
75分、ユーベ。バルザーリに代えてカセレスを投入。
バルザーリは安定したポジショニングで最終ラインに安定をもたらしていた。
82分、ユーベ。リヒトシュタイナーに代えてオグボンナを投入。
リヒトシュタイナーにスタンディングオベーション。3点は彼の記録で4点目も彼が絡んだ。新戦力はオグボンナが入り、カセレスがライトウイングバックへ。
ゲームはアディショナルタイムなしでタイムアップ。ユベントスが2年連続6回目のスーペル・コッパタイトルを獲得した。
ボールポゼッションはユーベ57%、ラツィオ43%、ショッツ・オン・ゴールはユーベ7、ラツィオ6、ショッツワイドはユーベ2、ラツィオ7、ブロックされたシュートはユーベ1、ラツィオ3。
点差以上には力の差はなかったと思うが、クローゼがGKブッフォンとの1対1を決められないなど決定機をふいにしたのに対し、ユーベはセコンド・テンポの4分間で3ゴールと怒涛の攻めを見せてゲームの流れを手繰り寄せたのが大きかった。
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